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廊下を歩いていると、女子2人組が、何かを話していた
「……元貴って〜」
(ん?今元貴って言った?)
そんな疑問を抱きながら、話の内容が少し気になり、違和感がないように少しだけ近くに 行って聞いてみる
?「意外だけど元貴って好きな人いるらしい よね!」
?「ね〜!本当に誰なんだろ〜!」
それを聞いて、元貴と涼ちゃんの姿が フラッシュバックした
(あれだけ距離が近いならもしかしたら……) それを考えるだけで一瞬目眩がして、呼吸が しずらくなった
(え……でも元貴が?いや、ただの噂だし…)
そう思っても、さっき聞いた言葉が耳に 風のように 纏わりついて離れない
その時、 涼ちゃんが元貴の所に行って、 楽しそうに 話していた
(……そんな楽しそうに話すなよ。 俺だって元貴と一緒に話したかったのに)
心の中で小さく呟きながらも、ずっと心の奥は もやもやしていた
すると、元貴がこちらに気づいたようで、 「若井ー!」と元気に手を振りながら やって 来た
omr「若井も一緒に遊ぼ〜!」
本当は一緒に遊びたかった。2人と一緒に 話したかった。
でも、さっきの噂を思い出して元貴達に 少し 嫉妬して、怒りの感情が湧き出てくる
だからか少し怖い雰囲気で言ってしまった
wki「…ごめん。ちょっと用事あって遊べないんだ」
ボソッと静かに言って、俺は元貴から逃げる
ように離れていった
omr「え…若井?どこ行くの?」
(うるさいな。俺なんかじゃなくて涼架と 喋ってればいいじゃん。そっちの方が楽しそうだったし)
そう思い、元貴を無視して 学校にも言わず、 早歩きをして帰っていった
その時はとにかく早く帰りたい気持ちで
いっぱいだった
でも帰宅しても、ずっと心がもやもやしたままだった
(なんであんなに距離が近いんだよ。俺のこと なんかどうでも良かったの?)
そう思いながら、あの廊下のようなざわざわ感がなくなり、静かになった暗い部屋をぼんやりと見つめていた