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あや
ラストスパートをかけるかのように腰を打ち付けられて頭の中が真っ白になりそうになる。子宮口付近を抉るように刺激され、敏感になった花芯を指で弄られれば、耐えられなくなって悲鳴のような喘ぎ声が出てしまった。
「ああぁ……っ!! ダメ……っ! 待って、も、だめぇ……っ!!」
「……っ」
ナオミは汗で額に張り付いた前髪を掻き上げると、さらに激しく突き上げてくる。
結合部からは愛液が飛び散り、純白のシーツを無惨に汚していく。あまりの快楽に意識を飛ばしかけた瞬間、不意に唇を奪われた。ぬるりとした舌が侵入し、口内まで蹂躙される感覚に陶酔しきったところで、ナオミの唇がぱっと離れていく。
(……や、行かないで……っ)
ふいに訪れた空白に、どうしようもない寂しさを覚えてしまう自分に気づき、穂乃果は無意識に奥をきゅうっと締め付けた。
「可愛い顔してるわねぇ。こんなに締め付けて……」
「ち、違います……っ。私は別にそんな……」
「嘘おっしゃい。アンタのココはもっと欲しいって言ってるじゃない?」
ナオミは意地の悪い笑みを浮かべて腰を前後に動かす。亀頭が奥を抉り肉襞を引っ掻く度に言いようのない快感が湧き上がってくる。陰核を摘まれたり捏ねくり回されたりすればもう我慢なんて出来なかった。
「ひぁあぁっ!! だめぇ……っ!!イクぅ……イッちゃう……!!」
「いいわよ……。アタシもそろそろ限界みたいだから一緒にイきましょうか」
「や、待ってくだ……あぁああ!!」
一際強く突かれて目の前に星が飛んだ瞬間ドクンドクンと脈打ちながら大量の精液が子宮口に叩きつけられるのを感じた。
それと同時に今まで以上の大きな快楽の波に飲み込まれて頭の中が真っ白になる。
(うそ……ナカでイッてる……ナカで出てる……っ!)
ゴム越しであるとはいえ、ナオミの欲望を受け止めてることに凄まじい充足感を覚えた。
全身を快感で苛まれながらも懸命に意識を保とうとするがそれも難しくなりそうだ。
涙の滲んだ視界の中で、ナオミの濡れた琥珀色の瞳が妖しく光っているのが見えた。それが恐ろしいほど綺麗で見惚れてしまいそうになる。
絶頂の余韻がまだ身体中に残っている。ナオミがゆっくりと腰を引こうとしたその時、穂乃果は咄嗟に彼の首に両手を回して引き留めていた。
「……あっ、まって……抜かないで……」
自分でも信じられないほど甘えた声が出た。繋がったまま離れるのが寂しいなんて、これまで感じたことのなかった感情に戸惑う。
しかも、自分は今、何と言った? 恥ずかしさに顔が燃え上がるように熱くなる。
ナオミは一瞬驚いたような顔を見せたが、すぐにその表情は蕩けるような笑みへと変わった。
「……いいわよ。穂乃果が望むなら、ずっとこうしててあげる」
そう言って、ナオミは繋がったまま穂乃果の隣に横臥するような体勢になると、ゆっくりと唇を重ねてきた。ついさっきまでの激しさとは違う、触れるだけの優しいキス。
ちゅっと音を立てて離れると、今度はお互いの指と指を絡ませるように手をつなぎ、視線が絡んで引き合うみたいに唇を寄せ合い、何度も何度も浅いキスを繰り返す。
(嘘……なにこれ……幸せすぎる……)
胸の奥がきゅーっと甘く締め付けられ、これまで感じたことのない多幸感が全身を包んでいく。これが、漫画や小説で読んでいた「キュンキュンする」ってことなんだ――。
終わればすぐに背を向けられ、シャワーへ向かう直樹の背中を寂しく見送っていた日々が、遠い過去のように霞んでいく。
「ん……ふ…っ、んぅ……」
深くなるキス、触れ合う舌先。ナオミの逞しい腕の中に閉じ込められているだけで、世界で一番大切にされているような錯覚を覚える。その心地よさに、穂乃果の身体は再び、トロンと甘い蜜を滴らせ始めた。
「……困ったわね、アンタ。そんなに誘惑して……」
ナオミは苦笑しながら、名残惜しそうに身体を離した。
一瞬、不安に瞳を揺らす穂乃果。けれどその視線の先で、ナオミは使い終えたゴムを鮮やかに投げ捨て、新しい袋を手に取った。
今度は袋を唇には挟まず、琥珀色の瞳で穂乃果をねっとりと見つめながら、低い声で囁く。
「……可愛い事するアンタがいけないのよ。……朝まで、寝かせてあげないから」