注意事項
・前回参照
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【 ??? 】
おめでとうございます。
貴方は世界へやってきました。
貴方は勇者です。
この世界には、13名の悪魔がいます。
彼らは、世界を彼ら色に塗り替えようと悪巧みをしています。
貴方はそれを阻止しましょう。
貴方の選択肢は世界を変えます。
ただ、貴方は死んでもリスポーンする事が出来ます。
だからといって、簡単に死ぬのはやめましょう。
世界が変わってしまいます。
それでは、貴方は選択肢を得ます。
1.橙色 ✓
(隠しステージ.青色と紫色)
2.赤色 ✓
(隠しステージ.黒色と深緑色)
3.茶色 ✓
(隠しステージ.桃色と緑色)
4.水色 ✓
(隠しステージ.黄色と白色)
…。
全ステージを体験したようですね。
ですが、貴方は攻略することができなかった。
勇者失格ではないでしょうか。
このままでは貴方、王様に処刑されてしまいますよ。
悪魔を倒せない勇者を嫌いますからね。
…。
私、貴方を気に入りました。
攻略出来なくても、挫けずステージに挑戦するその姿勢。
格好良かったです。今までの勇者に比べてダントツ。
貴方に、最後のチャンスを与えましょう。
それでは、貴方は選択肢を得ます。
『5.薄水色』
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どこだ…ここ。
今、誰かと話をしていた気がするのだが。
俺はなんとか身体を起こす。
真っ白の大きなベッドがあった。
俺はそこで寝ていたようだ。
ふいに、音がしてベッドの下を覗いた。
そこには、勇者がずらりと並んでいた。
皆、不思議と全裸で剣も持っていない。
だが、勇者の証であるコートが頭の近くに枕替わりで置かれていた。
殴られたような跡がある者、ズタズタに切られた跡がある者、爆発に巻き込まれたような傷がある者、耳から血を流している者。
まるで、今までのステージで殺られてしまった勇者をわざわざここに集めているようだった。
嫌な予感がする。
俺は咄嗟に立ち上がり、目の前の扉をがちゃがちゃを動かした。
開かない。
閉じ込められたのか?
それよりも、ステージ5ってなんだ!!
聞いたことない!!
カーテンが閉まった大きな窓があったので、カーテンを開けてちらりと外を覗いて見た。
外は案外普通で、大きな広場があった。
そこには、今まで俺が出会ってきた悪魔が戯れていた。
楽しそうに鬼ごっこをしていたり、隠れんぼをしていたり。
こう見ると、危害はないようにも思えた。
それをぼんやりと眺めていると、いきなり首にちくりと何かが刺さった。
振り返ると、そこには”いた”。
見たことの無い。
本にも、教科書にも、図鑑にも、載ってない。
先生も、王様も知らない。
幻の神が、現れてしまった。
sn「初めまして。snやで。」
片手に持っていたお酒をドカンと机に起き、俺の身体を触り始めた。
俺は首に注射器を刺されたらしく、身体が痺れて抵抗ができなかった。
するり。
腹をなぞられ、首を撫でられ。
ベッドに突き飛ばされた。
ぽふんっと尻もちを着く。
そして、ゆっくりと見上げた。
sn「…うん♡美味しそうやん♡」
まさか。まさかまさかまさか!!!!!!!
sn「俺が添い寝をしてやろう♡」
あ"ア”ア”ぁ”あ”あ”ア"a”ア”ッッッッッッッッッッッ
『GAME OVER』
⚠︎︎リスポーンが不可能になりました。
もう一度プレイする場合はデータを削除し、新しいデータを作りましょう。
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『5.薄水色』
任務済み -GAME OVER-
『5.薄水色』
攻路方法⇢不明
ステージ5は幻のステージで、全ステージをプレイ&隠しステージの解放で、現れます。
ただ、プレイするだけ無駄です。
ここのステージは攻略不可能です。
まず、ここのステージに挑戦すればもう負け確なのでそもそもここのステージは誰にも知られていません。
攻略方法または弱点を見つけれても、結局はやられてしまいます。(食われてしまいます)
今までは、物理で負けてきましたが、こちらは精神にも来るので、ゲームアカウントも壊れてしまいます。
はい。終わりですけれどもね。
いやあ………。
これ以上長くできなかった😭
まあまあ。おまけ入れるからいいんですけど。
一応この連載は、これで終了なんですけど皆様の意見が多かったら、おまけ集的なのを、作ってもいいかなあなんて思ってます。
本当にここまで読んでくれた方ありがとうございました!!!!
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パタリと倒れた勇者。
手のひらに文字を書いてやったが、届いただろうか。
あの驚いた顔、凄く面白かったなあ。
と、knはにちゃにちゃ笑いながら考えた。
sho「ht!!覚悟ー!!!」
ht「ん?^^」
shoは、突進した後、htに頭を掴まれて硬直。
kn「強い聞いてたけどさ、言うほどちゃう?」
ht「まあ、メンタルが強かったんでしょ。全部のステージやったって聞いたし。」
sho「え、tnん所も行ったんこいつ。」
kn「おう。ciをボロボロに泣かせて、tnに喧嘩売って、emの弱点を見破ったんやと。」
「…てか、これ話したやん。聞いてなかったん?」
sho「てへっ!!」
そういい、頭をぽかんと叩き舌を出すshoに、2人は呆れた表情を向けた。
sho「まあ、流石に攻略は出来なかったんやね。ぷふッ。ざっこ!!」
kn「ていうか、お前らは隠しステージの事知らんやろ!!気分ですたこら出てきやがって!!!」
「俺のステージだけ、水色黄色白色って名前になるやん!!!ふざけんな!!」
ht「まあ、楽しいじゃん?」
kn「………それもそうやな。」
ht「はい。解決!!」
ぱんっと手を合わせたhtは、るんるんと歩き出した。
ht「どっか食べに行こう!!」
sho「お!!ええなあ!!」
kn「ううん。ふうむ。」
考え込むkn。
まだ納得していないのだろうか。
ht「置いてくよ。3、2ー。」
sho「おーい!!」
kn「そうかぁ…ううん。」
kn「って、あ"ッ!?!?」
「2人どこに行ったんやあああ!!!」
置いてけぼりのknは、酷く叫びut軍団の食事に乱入をしたらしい。
コメント
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全裸でいた勇者達、、もしかして手遅れに、、、。勇者様どんまい() おまけはやっぱりほのぼの(?)してていいねぇ。大好きですわ
おまけ集出来れば作って欲しいです !!時間があればで大丈夫です ✨️ snさんには敵わん … wあの人ほmだから … (( 隠しステージすごいな … 全部攻略できなくてもいいから1回やってみたいかも !! shaさんとhtさんが2人で(knさんを置いていった)喋ってるの想像すると🫶 ut軍とknさんのご飯は賑やかそうで🫶