ut視点
日常国に着けば、入り口付近で2人ほど待機していた
恐らく、ショッピ君が話したのだろう
ホンマ、出来る後輩やで
sn「大先生、ありがとうございました、ここからは日常国側でするので帰って頂いても結構です」
冷たいように感じる言葉
恐らく、真意は違う
「いや〜、僕もここに仲間がいるらしくて、帰る訳には行きませんのや」
sn「そう、ですか」
運んでもらうまでは、相手を前に行かせることで利用できるが、中に入られた時、敵だった場合取り返しがつかなくなる
それでなのだろう
ショッピ君とゾムがいなければ、俺も早々に帰ることだろう
2人がいる手前、帰るわけにもいかない
「医務室にいると思うんですけど、、、着いて行って大丈夫ですか?」
sn「、、、大丈夫です、着いてきてください」
それだけ言うと、先にクロノアさんを運んで行った一般兵の後を追うようにして、進んで行った
そんな途中、一室から声が聞こえた
sn「ここです」
そういうとしにがみさんは扉を開けた
そこには、ショッピ君もいた
でも、ゾムの姿は見当たらなかった
shp「大先生」
「ヤホ〜、ショッピ君」
ショッピ君は俺に気づくと少し、嬉しそうだった
いくら仲間だと言っても、しばらくは変わらないだろう
sn「僕は、これから手術になるので自由にしててください」
「分かりました」
1秒でも早く取り掛かりたいのだろう
焦りを孕んだその声からは、充分に伝わってきた