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ピアノを弾きながら自殺しようとした日を思い出した。

あの後、じゃぱぱの家に泊めて貰った。

帰ると言ったけど、ヒロくんが怒鳴って酷くびっくりしながら承諾したのを覚えている。

hr「何やってんだよ!!あのまま俺が見 つけなかったらどうする気だったんだよ!!」

ur「……そんくらい分かんだろ、そのままだよ」

hr「……っ……ふざけんなよ!!お前それで良かったのかよ!!」

ur「……」

hr「とりあえず……今日はじゃぱぱに泊めて貰え……それか……俺んち来い」

ur「歩く気力ないし……」

hr「なんだよ!!じゃあ何で帰るなんて言ったんだよ!!適当にしてんじゃねぇよ!!」

jp「怒りすぎじゃない?」


グイッ……(胸ぐらを掴む)


hr「うり!!次やったらぜってぇ許さねぇからな!」

ur「ごめん……」

hr「っ……とにかく泊まっていけ」

ur「分かった。」

そんな風にしてじゃぱぱに泊めて貰った。

夜にじゃぱぱから生徒会入ってよと言われた

俺には無理だと言いたかったけど……馬乗りされて言われたら、承諾するしかないよな

その日はそれで終わって、次の日にゆあんたちに話した。

ゆあん達はびっくりしていたが、とりあえず一緒に生徒会をしてくれた。

代わりにこっぴどく怒られたけど……マック奢って許して貰った。


ya「まぁ、ななチキも買ってくれたし……許してやる!」

ur「ん……あんがと」

dn「……もう、そんなことしないでね……うりは分からないけど死んだら俺らも苦しくて辛いと思う。死んだら分かんなくなるよ?」

ur「……ん、お互いもうちょい頑張ろうな」


そして月日が経ち……生徒会を終えて、大学に行った。

同窓会で久しぶりに会うとみんな大人なっていて、胸が熱くジーンとした。

三人で二次会的なノリになってカラオケ店に行くとゆあんがプレゼントがあると言って、スマホを弄った。


数秒後にドアが開いてそっちを見ると……

たっつんが立っていた。

ur「……たっつん」

tt「久しぶりやな」

dn「たっつ~ん!!!」

ギュゥゥッ……


tt「なんや泣かすなや、アホ……ぐすっ」

俺達は感極まって大声で泣いた。

ここがカラオケ店で良かったと今では思う。

そっからたくさん話してご飯を食べて、歌を歌った。

カラオケ店から出て、道を歩いていると声がかかる。

後ろには元不良組がいた。

ゆあんが嬉しそうになおきりさんに飛び付く。なおきりさんも嬉しそうで何となく察したが、一応聞いて付き合った報告を受けた。

別に偏見はなかったし……良かったなと言うとゆあんはまた泣いた。

一方、じゃぱぱは物凄くびっくりして固まっていた。

多分たっつんのことだろう。

jp「たっつん……たっつん?」

tt「何やそんな呼んで……久しぶりやな、元気やったか?」

jp「……うん……う”ん!今元気になった……ぐすっ」

tt「男がそんなことで泣くなや……ホンマに」

ya「たっつんも泣いてんじゃん」

mf「どぬくさんも久しぶりだね」

dn「そうだね!みんなカッコ良くなっててびっくり!」

mf「それは良かった」

みんな楽しそうだなと見ていると、ヒロくんが声を掛けてきた。

hr「久しぶり……ずっと前だけど、怒鳴って悪かった」

ur「ふはっ……本当にいつの話だよww」

hr「ずっと謝りたかったんだ……あの後大学に行くために忙しくて……謝れてなかった。ごめん……」

ur「……もういいよ、会えて良かった」


ピアノを弾き終えて、準備をする。

今日は実家に帰って久しぶりにゆっくりする日だ。


実家に着くと親が出迎えてくれた。

「おかえり……大きくなったね」

ur「そう?……ねぇ、ちょっとは楽になった、?」

「、?何のこと?」

ur「ほらずっと前だけど俺がたっつんの家にシェアハウスしに行くって言った日」

「あぁ……それで?」

ur「あの日泣いてただろ?お金のことで相当参ってたんだと思って」

「……そうかしら?私は貴方のことの方が心配だったわよ?お金なんてどうだって良かった……ただ寂しいのも、不安なのも全部涙で隠しただけなのよ。それでも泣きたいのは不安だったのは、貴方の方よね……未熟でごめんなさい」

ur「……っ……ポロポロ」

ギュゥ……


「帰って来てくれてありがとう」

ur「母さん……お母さん……俺を、……育ててくれてありがとう」

ギュゥ……ポロポロ


「うん……うん、お母さんのところに生まれて来てくれてありがとう……」


実家でゆっくりしていると、お母さんが聞いてくる。

「成人式どうだった?」

ur「けっこう良かったよ。いつもと違う感じ……ゆあん達は来れなかったみたいだけどまぁ、すぐに帰ったよ。たっつんもいないし。」

「そう……」

ur「でも同窓会でみんなと会ったんだ!たっつんも来てくれて、みんなでカラオケに行って本当に楽しかった。」

「ふふっ……大人になってもやっぱり子供ね」

ur「母さんの子だよ」

「……そうね……ポロポロ」 

ur「何で泣くんだよ~!目腫れちゃうよw」


その後は予定していた日に家に帰った。

何日か経って日常に慣れてきたころに、ピロンッとスマホが鳴って風呂上がりの体のまま首にタオルをかけスマホを確認する。

画面に今日、夜遅いけど会えない?と書いてある。送り主はヒロくんだった。

服を着替えて必要最低限のものを持って、外に出る。

何処に行けば良い?と聞くとすぐに返信が来て、来てくれるの?良かった、○○駅で待ち合わせってどう?と返信がくる。

りょーかいと返信を打ち、○○駅まで急ぐ。



、!来た……今日も服のセンス抜群だし、めっちゃカッコ良いし顔は俺好みで可愛い。

緊張しながら話しかける。

hr「あの……ごめん急に……えと」

ur「ん、待っててくれて……ありがと」

hr「え、ううん、俺も来てくれてありがとう」

ur「なぁ……夜のレイトショー見に行かね?先に行きたいとこある?」

hr「……!いや、行こう」

ur「りょーかい確か……こっちだな」

俺が焦ってる理由に気が付いたのか、映画を提案してくれた。

そう、ただ会いたくてLINEをしてしまい、削除しようとしたら返信が来てしまった。

久しぶりに会えるとテンションが上がり、そのまま駅で待ち合わせたけど、案の定着いてから焦りまくった。

とりあえず……提案してくれて良かったぁ


映画は最近やってるバトルもので、凄く面白かった。俺はほとんどうりさんの顔を見ていた。

途中で目が合ったけど何も言わずに、手を握ってくれた。

やっぱりレイトショーだからなのかそういうシーンもあって気まずくなっていると、うりさんがポップコーンを渡してきた。

これがモテる男なのか?さりげなくこんなこと普通出来るかな?もしかしてもう、恋人がいるとか……

映画館を出て、どうしようかと考えていると……うりさんが色々と感想を聞いてくる。

それに答えながら進んでいると、ここ入るよと言われてバーに入った。

緊張しながら入るとバーテンダーに物凄く見覚えがあった。

hr「なおきりさん? 」

no「いらっしゃいませぇ」

hr「えぇ……全然知らなかったそういえばさ!……」

長い時間話しているとなおきりさんが聞いてきた。

no「良いの?俺と話してて」

hr「……え?……あっ!」

ur「ふふっ……楽しそうで良かったよ。」

hr「ごめん、!」

ur「んーん、気にしてない……話面白いし、なおきりさんお酒」

no「はい、何に致しますか?」

ur「じゃあ……金柑ハイボールで」

no「はい、金ハイですね」


ぐぅ……!カッコ良過ぎる。

俺何もカッコ付けれないなぁと考えながら時間が経ち、うりさんはかなり酔ってしまった。

じゃあ帰りますと言ってお金を支払った後、うりさんを連れて出た。

hr「もう、帰ろっか」

ur「んん……うちまでつれてって」

hr「えぇ?良いの?そんなに無防備で」

半分冗談交じりに聞く。

ur「いいの……はーやーく!」

hr「分かった分かった。」


家に案内されてベッドダイブを決めているうりさんを見ながら、緊張しているとうりさんは手を招きながら腕を広げる。

抱きつくとよしよしとしながら緊張し過ぎと言ってキスをしてきた。

びっくりして離すと、嫌?と聞いてくる。

hr「嫌じゃないけど……」

ur「じゃあ良いじゃん……俺この為に酔ったんだから」

hr「えぇ!?……襲っていいの?」

ur「んー?告白してよ……そしたら合法でしょ?」

hr「……好き……お前がどんなに離れて行っても変わらずずっと好きだった。今日から二度と離れない約束をさせて?俺と恋人になってください。」

ur「んふふっやっとだ……」

ちゅっ……


好きだよ一生。


酔っていたので断片的だが覚えている。

彼がドSになって俺を鳴かせていた。

気持ち良いことしか考えれなくて……彼の名前を呼んだ。

奥がキュンキュンしてマッサージされてるというよりは漏れそうな時に押されるみたいな感覚で気持ち良いのが変だけど、それでも気持ち良くて……卑猥な音が響いて彼の視線が息使いが全部が興奮させて、ぐちゃぐちゃになった。



スマホが鳴って眠たい目を擦りながら、起き上がる。

メッセージが入っていてたっつんが愚痴っていた。

じゃぱぱがよく家に来るらしく、服や何やらを準備して寝れなかったらしい。

相変わらず可愛いなと思いながら、誰かのものになるのが寂しいと返信をしようとする。

後ろから手が伸びてきて、スマホを横取りされる。ヒロくんは画面を見つめた後、操作をして机に置いた。

多分俺の返信を消したんだろう。

そう思っているとギュゥと抱きつかれて、まだ足りなかった?と聞かれた。

俺は心配性でドSな彼氏にキスをして、満足してると笑った。

まぁ、あの様子だとたっつんから付き合った報告が来るのももうすぐだろうね。


そう彼に話しながら彼とまた唇と体を重ね合った。


          完


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