・漢字が苦手です ・敦の父親が出てきます(公式ではありません)
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依頼を終えて事務所に入ると話し声が聞こえた。誰かが来ているのかと思い静かに入る。
「________はい」
国木田さんに任務が無事終わった事を報告しようと歩みを進める…依頼内容が聴こえてきた、何故か其の声に聞き覚えがあった。
無い筈なのに聴いた事無い筈…なのに恐い。
敦「国木田さん…今大丈夫ですか?」
依頼人の前には太宰さんと国木田さんが座っている。依頼人は帽子をしていて顔がよく見えなかった。
国「どうした敦」
依頼人が少しぴくりと動いた気がしたが気の所為だろうか…
敦「任務を無事遂行したことをした事を報告しときたくて」
「あつし…?」
敦「?」
敦「あ、中島敦です。お邪魔してすみませんでした。」
依頼人は立ち上がりズカズカと僕に近づいてきた…
「ヒトゴロシ」
ひとごろし?
「お前が産まれなければあの人が死ぬ事はなかったお前が殺したんだ。」
早口で大声で喋りながら依頼人は僕を殴った
敦「え、あの」
僕は状況が掴めず呆然とする。けど依頼人は止まらない
お前の所為だ。人殺し。お前が死ねばよかった。お前の所為であの人は死んだ。
此処からはもう何がなんだか解らなかった。
言われた言葉が心に染み込んで心臓を締め付ける。僕は人を殺したことは無い、あの人とは誰なのだ
太宰さん達が依頼人の人をな 宥めてていた、深く被っいた帽子は外れ其の顔には見覚えがあった。
敦「な、あん、で」
僕の記憶が正しければ…父親だ。
乱「敦を産むのは母親が決めたことだろう?自分が死んでも敦は産む…そう決断したのは敦の母親だろ?」
敦「ら、んぽさ」
地面に尻餅を着いて震えて泣きそうになっている僕の肩に手を置いて乱歩さんは喋り出す。
乱「君も其れは聴いていたんじゃないのか?」
「あの人は俺が辞めろと言っても辞めなかった!」
乱「自分の命を失っても産むも産まないはキミが決めることじゃない、産む本人が決めることだ」
乱「キミはそんな人が頑張って産んだ子供を人殺しと呼んだ、仮にも父親なのにだ」
ナ「敦さん、あちらの部屋に行きましょう」
敦「は、い」
ナオミちゃんと鏡花ちゃんに連れられ移動する。
ナ「敦さん、お茶ですわ飲んでください」
敦「ありがとう御座います…」
お茶を数口飲み震える手を抑える。
鏡『…私ちょっと殺ってくる』
敦「え!?」
ナ「…私もいきますわ」
敦「え!?何を!?」
太「ダメだよナオミちゃん」
ナ「太宰さん」
太「大丈夫かい?敦くん」
敦「はい…」僕が母さんを殺した…
太「自分が母親を殺した…なんて考えちゃダメだよ」
敦「え、」
太「そんなの母親に失礼じゃないか」
太「そこは素直にありがとう。でいいんだよ」
敦「ありが、とう」
母さん…産んでくれてありがとう。僕はこれからも此処で頑張っていきます、見守っててください。
ありがとう 7⁄31
コメント
2件
最高すぎます!✨ これって続きありますか?あったら楽しみにしてます!😆