テラーノベル
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皆さんこんにちは、
久しぶりですね?多分、久しぶりですよね?
今回、めっちゃ長いので見る人は頑張ってください!
では、
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四季は首を傾げ、先程から感じている違和感を口にする。
「お前ら、敵?」
言葉は最小限に、だが、意味は伝わるように。
昔からマスターに言われていた。
『夕紀、お前はよく喋り僕らに元気をくれる』
『けど、それで敵を逃したら意味がないだろ?』
何百年も、何千年も前のことだ。
マスターは俺に優しく、そう言ってくれた。
喋り過ぎると余計な情報まで言ってしまう。そのせいで、何回も大切な情報が流出しかけた。
だから、マスターの命令で無駄に喋るなと指示された。
「違うよ、俺らは君の仲間だよ」
「仲間、?」
「鬼なのにか、?」
「お前も鬼だ」
「?」
(意味が、分からない)
四季の思考はまたこんがらがり、悩ませる。
徐々に、頭が痛くなってきた···その瞬間。
ドアが勢いよく開け放たれる。
「!」
ビック
四季は音にビックと体を反応させ、警戒する。
普段の何倍にも聴覚、嗅覚が良いため、少しの物音でも大きく聞こえるのだ。
それだけではなく、四季は数時間前に力を取り戻したばかりで、うまく制御ができていないのだ。
「「四季!」」
最初に入ってきたのは、焦茶色の髪の鬼と銀色色の髪のやつが入ってきた。
次から、次へと部屋に入ってくる。
「四季さん!大丈夫···ですか、?」
淡いピンク色の鬼からは、ずっと不安と緊張の匂いがする。
「四季くん!大丈夫?」
この淡い緑色のやつは、危険な匂いがする。触れてはいけないジャンルだと感知できた。
「し、四季くん?どこか、怪我はしてない???」
髪が白黒だ。こいつからは、病んでる時の匂いがする。
「おい、本当に大丈夫なのか?」
金髪の鬼は、なんかねっちこい匂いがする。
「???」
(なぜ、俺の心配をする?)
入ってきた少年、少女達は驚愕した。
一ノ瀬四季、彼が花魁坂京夜を押し倒しているからだ。
「、」
皇后崎迅は動揺のあまり、部屋番号を確認した。
「し、四季!何してんだよ!」
「そういうのは、結婚してからなんだぞ!」
矢颪碇は最近、保健体育を学んだらしく、知識はついたらしいが···案外むっつりなような勘違いをしている。
「四季くん!君はそっちの趣味もあったんですね!」
「そういう場所じゃねぇだろ!変態メガネ!」
「ッぐ」
漣水鶏が遊摺部従児の頭に拳を入れる。彼にいったては、すでにおかしな勘違いをしている。そっちの趣味とは?
「し、四季さん!ダメですよ、そんな猛獣に···」
屏風ヶ浦帆稀は花魁坂に失礼なことを言っている気がする。
「四季くん、もしかして···」
唯一、ちゃんと状況を見ていた手術岾ロクロだけが四季の違和感に気づいたようだ。
その瞬間、あたりの空中が重く感じた。
その場にいた、四季を除く全員が警戒態勢をとった。
それと共に、辺りに爆音が響き渡る。四季はあまりの轟音に耳を塞いだ。
「うッ」
「全員、戦闘準備···」
無駄野無人がそういうと、少女少年が指を噛み、血を出す。
「やーと、見つけた♡」
その声は背後から聞こえた。
「「「「!」」」」
全員が背を向くと、そこには大きな翼を広げた桃がいた。
「じゃあーね?」
男がそういうと、空が揺れ、姿が消えた。天井には視界では納めきれない大穴ができていた。
「四季!ッ」
無駄野一行は、急いで外に向かう。
その素早さを捉えれたのは、最強の鬼無駄野無人と、戦闘経験がある花魁坂京夜だけだった。
地上はよく見えず、肌が冷たい風に晒される。
「天、あいつらはなに?」
「なにがー?」
「あいつら、鬼なのに敵意もないし」
「まるで、味方みたいに···」
「夕紀、お前はそんなこと考えなくていいんだ よ!」
天は、前を見ていたが夕紀(四季)の言葉に下を向く。
お互いの視線が交わる。
「どうせ、お前を油断させようとしてんだよ」
天は、ニコと笑いかける。
「わかった···」
「んー、もう少しで合流できるかな?」
「ッ!」
轟音が鳴り響き、下から鉄パイプが飛んできた。
「耳、ッ」
「ぐぁッ」
天は、翼を貫かれ嘆きの声を上げる。
「天!」
体は、ゆらゆらと揺れ。次第に降下していく。
「無駄野ぉぉおおぉ!ッ」
天が声を荒げ、怒りを込めて叫ぶ。
「お前かぁぁあぁ!ッ」
天が向く方向にいるのは、こちらを見上げる黒さんがいた。
一ノ瀬四季と天は、身体に怪我はなく、地上に落下した。
「天、大丈夫?」
「治るのに、時間かかるかも〜?」
天は自分の翼を触り、状況を確認している。
「どんな、感じ」
「んー、数時間?」
「わかった」
四季は戦闘体制になり、外敵にそなえる。
「ダノッチ、あれ···四季くんに当たってないよね?」
「あぁ」
「めちゃ遠いけど、よく当てたね」
「早く行くぞ···」
無駄野は、今までのないくらいの速さで駆けっていた。
「はっや!」
「俺も連れっててよ〜!」
花魁坂は置いていかれ、一生懸命走る。
「もーう!」
「天、まだ」
「夕紀、短期なところ直しなよ?」
「、、、」
四季と天は周囲を警戒しつつ、羽の具合を見る。
その瞬間、ゾワッという悪寒が走った。
「!ッ」
「ぐ、ぅ」
夕紀は、瞬間的に天を庇う。脇腹に猛烈な痛みが走るが、気にせず立ち上がる。
「夕紀!大丈夫か、?」
「、ん」
夕紀は顔を縦に振り、軽く頷く。
敵である、無駄野無人含め皇后崎迅達もその場にたどり着く。
「はぁ、戦闘かな···??」
「戦う、?」
「四季···」
無駄野は優しげな声で、囁くように呼ぶ。
夕紀はその声に反応し、凝視する。
夕紀に、無駄野の声が届いた。あの声は、危険な状況の時にいつも傍で聞いた声だったから···
「ぅ、ぁぁああ””””!!」
四季は叫声を上げ、頭を腕の中で抱えた。
「夕紀、!」
四季の意識は消灯し、闇へと閉ざされる。
「うッ」
「おい、起きろ」
「ぅ、あ?」
四季は真っ白な空間へと、また来ていた。
そして、同じようにそこには赤髪の鬼がいた。
「大丈夫かのぅ?」
「うる、さぁ”い」
「酷いのぅ、その痛み···消してやろうか?」
「!」
「げ、ぜぇッるのか”ぁ?」
「あぁ、ほら」
「こっちへ来い」
四季は、重たい身体を引きずり近寄る。
「ほら、直したぞ」
「、!」
(パッと、痛みが消えた??)
「これで、信用したろう?」
「、」
四季は、顔を背ける。
「お前に、見せたいものがある」
「?、」
「少しだけじゃ、安心せぇい」
「わかっ、た」
四季の視界全体は、白色の光で埋め尽くされ再び意識を落とす。
その瞬間、自分の魂(からだ)からなにか抜け落ちた気がした。
目を覚ますと、建物の中にいた。
壁から外が見え、美しい空が見えた。
「世界は、こんなにも進んでいたんだ···」
『”ムダ〜先”!』
(俺に、似た鬼??)
『なんだ、、』
(黒、さん??)
『あのなぁ、俺···料理作ったんだよ、、、』
『でも、失敗しゃちゃて······俺に料理教えてくれ!』
『、なぜ俺だ?』
『え、”ムダ先”がいいから』
その時の四季(過去)の表情、自由な笑みを浮かべていた。決して、愛想笑いじゃなく···心からの笑顔だった。
(俺て、こんな笑顔できるのか??)
『はぁ、わかった』
『着いてこい、』
『!』
『やった!』
四季(過去)は表情を光らせ、微笑む。その笑顔は、汚れなき笑顔だった。
(また、場面が変わった。)
四季の視界は反転し、違う場面へと変わる。
『なぁ、”皇后崎”!』
(なんだか、聞き覚えがある)
『なぁ、てば!』
『聞いてんのかよ、もう!』
『うるせぇ、バカは静かにすることもできねぇのか?』
『むきぃぃい!皇后崎のバカ!』
(なんだ、この男)
(無性に、イラつく?)
(、また変わった)
『四季さん、どうですかね』
『お、いいんじゃねぇ!?!!』
『そうですか、ね???』
『おう!めちゃ可愛いぜ!』
そこには、ぬいぐるみを作る2人がいた。
四季(過去)は屏風ヶ浦と協力し。青と赤、2色のぬいぐるみを縫っていた。
赤いリボンをつけた青色のゾウを作っていた。
『んー、ここ···こうするか?』
『た、確かに!いいですね』
さっきと同じように、光につつまれ···次々と知らない鬼と俺似た鬼の会話を聞いていた。
その時だった、目の前に四季(過去)が現れた。
『なぁ、お前はもう気づいてんだろ?』
「、?」
『早く、思い出せよ』
『”アイツら”のこと、じゃねぇと助からなくなんぞ』
(は、なんッ)
「あッ、ぁぁあ」
四季の脳内に大量の記憶が蘇る。辛い時、悲し時、頑張った時、嬉し時の記憶が次々と蘇り、本当の自分を思い出させる。
「ぁ、ムダ先···チャラ先に皇后崎のことなんで忘れていたんだろッ」
目から、次々に涙があふれる。止められない、雨のように流れてくる。
この涙は悲しくて泣いているんじゃない、嬉しいわけでもない。ただ、無意識に流れているのだ。
自分が、みんなとの···仲間との思い出を思い出せたことが幸せを感じたんだ。
『記憶思い出して、感涙してるとこ悪いんだけどさ』
『早く、行ってやれよ』
『一ノ瀬四季、』
彼の呆れた表情ながら優しく、四季に告げる。
「あぁ、ありがとうな!あんたのお陰で大事なことを思い出しだぜぇ!」
述べると、視界はぼやけ霧に覆われた。
(待ってろ、今戻るからな!)
「夕紀!、」
天が、そう声を荒げ呼びかける。
四季だった者は、身体の骨をバキバキと歪め、紺色の大狼へと豹変した。
視界の半分を埋めつくす程の巨体。
あの無駄野無人でさえ、大狼からすれば豆粒のように見えた。
あの無駄野無人でさへ、大狼からしたら豆粒ぐらいの大きさに思えた。
「ガァルル、グルゥルゥゥ」
『低く唸る四季は、いや、本当に四季なのであろうか?』とその場の全員が疑問を抱いた。
獣のように、唸り、爪を立て、睨みつけてくる 。
「まるで、理性が飛んだ···はッ」
その時、天の発言にその場を全員が気付かされる。
『今のこの姿こそ、四季の本来の姿じゃないのか?』と、疑問を抱いた。
「くッ、」
無駄野無人や、皇后崎迅達に四季の恐ろしい牙が向く。
「ぐ、ぁッ」
「無駄野、!」
「来るな、俺でも手をやく相手だッ」
「お前らは、逃げろ」
無駄野無人、鬼の中でも最強な男。
その男が隙を突かれ、肋に食らいつかれてしまったのだ。
生徒を守るためとは言え、致命的な攻撃をみすみすと食らってしまった。
「早く、行け!」
「ッ、誰か呼んでくる!」
皇后崎達は、無駄野に背を向け、走り去っていった。
「それで、いい」
表情を緩ませ、送り出す。
無駄野は自分の肋に食いつく、四季の頭を撫で始める。
「四季、」
さらに血が滲み、地面へと垂れ始める。
「傷つけるわけが、ないだろッ?」
「お前は、俺の…」
そう口にする瞬間、鋭い鉤爪が割り込む。四季の首をガシッと掴み、蹴り飛ばす。
「お前らと、協力するのは死んでも嫌だったけど···」
「暴走した夕紀を止めるには、俺だけじゃ無理だ」
「いやだけど、ここは一緒に夕紀を抑え込むよ」
天が表情を歪め、不機嫌な状態で提案をする。
「はぁ、ッ」
「やっぱ、めちゃ強ッ」
無駄野の傷は少しづつ回復しているが、ほとんど瀕死状態だ。
天も同様に回復はしていないが、空を舞···紙一重で致命傷は避けている。
「四季、ッ」
「夕紀、!ッ」
2人がそう叫ぶと、大狼の周りから眩い程の光が放たれる。
「「くッッ」」
「花魁坂!こっちだッ···」
皇后崎と花魁坂の2人は、四季のいる山へと登っていく。他の同級生はいざと言う時のために残ってもらっている。
「はぁ、はぁッッッッ」
「確か、ここッ」
皇后崎が目にしたのは、大量の血の池だった。鬼は普通よりも、血の量が多い。だが、これは明らかに異常だ。
「くそ、遅かったかッ」
「ダノッチ、四季くん···生きてて!ッ」
血の池のさらに奥へ進むと、そこには気絶した2人がいた。
「ダノッチ!」
「四季、!ッ」
花魁坂と皇后崎の2人が慌てて近寄ると、無駄野の体には無数の噛みつき跡や引っ掻きあとが残っており、今すぐにでも治療が必要な状態だった。
四季の体に、外傷は見られないが···肌の色が悪い。
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はい、皆さんお疲れ様です
次回で最終です。
なんか、ストーリーで出てきた謎の部分とか気になる部分があったら次回答えます。
質問とかあったら、コメントに書いてください。
コメント
8件
四季くん記憶思い出して良かったです! 目が覚めて狼の姿で闘ってるのは、まだ完全には記憶が戻ってないとかですか〜? 次回楽しみです✨️

四季くんが自分の記憶見るとき、皇后崎くん見た瞬間なんかムカつくって思ってて笑っちゃった!! 今回もめっちゃ面白かった!! 最終話も楽しみにしてるッッ✨✨