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え?バレた?
太宰が”れな”に向けて中也と云う
え?嘘、バレた、どうしよう、どう言い訳する?なんでバレた?なんで?なんでわかった?いつ?いつ気づいた?
頭の中の整理ができない太宰から見ればフリーズしているようにしか見えていないだろう
中「えっと、なんの事でしょう?」
太「まぁそう反応するよね、最初はわかんなかったよ。まぁ声を掛けてすぐには気づかなかったって意味だけどね。元相棒を舐めないで欲しいな?どんだけ中也の事を見てきてると思ってるのさ」
中「え、あーっと…」
中原が太宰から目線を逸らす
太「まぁ別に言いふらす訳じゃあないからさ」
太宰が云う、だが中原の頭はパニック状態なにも聴こえていない。
中原が何も聴いていない事に少し腹を立てた太宰が中原の頬に手を当て自分の顔に近づける
太「良い加減猫被るの辞めな!わかってるから」
中「…どうするつもりだ」
やっと中原が素で話した事に満足し太宰が満面の笑みを浮かべる。
太「うーんとね私はこの事を言いふらすつもりは無いから安心して欲しい、それと私が君に綺麗だとか云ったりしたけどあれは嘘じゃあ無いよ」
それだけ理解して欲しいと言いたげな顔で中原を見つめる
言いふらさない、それを聴き安心した中原がほっと息を吐く
少しの間無言が続いた後中原が云う
中「あー…俺の家一旦くるか?女装してる理由が分からなかったら気分悪りぃだろ?」
それを聴いた太宰が吃驚した表情を一瞬見せた
太「え、良いのかい?」
真逆家に呼ばれるとは思っていなかった様子の太宰が中原に聴く
中「おう別に良いぜ」
何がダメなのかとでも思っているのだろう、首を傾げて答える。
太「あぁ、じゃあお邪魔するよ」
中「なぁ太宰」
太「なに?」
中「手前いつから俺だって気づいてたんだよ」
太「うーんとね」
顎に手を当て少し考えた後答える
太「中也の手を握って顔をはっきり確認した時かな」
中「そんなに早く気づいてたのかよ!?」
予想外の回答に中原が驚く
太「当たり前でしょ、…て云うか中也、その格好でその声だすの辞めてくれる?違和感が凄いから」
別に良いだろでも良いたげな表情を見せぶつぶつと文句を云い声を調整する。
「これか?」
地声よりも明らかに高くなった声で太宰に確認する。その声を聴き太宰は首を傾げやっぱりいつもの声でいい、と云ったそれに中原がぶつぶつと文句を云いながら中原の自宅まで歩いた
主「少し短かったかも、此処で切ります」