黒く、真っ暗でもなく、その明るい日に………。
誰かにいじめられること。それはまだ嬉しいことだ。
誰かに忘れられること。それは少し悲しいけれど、まだ痛みを感じられる。
本当に辛いのは、やりたいことがなかった人間が、命に代えてもやりたいことを見つけた時に、その本人の成長遅延やその本人の意識を殺ぐようにそれとなく妨害されることだ。そしてそれを誰も分かってはくれないこと。
そうして、嫌になって諦める。
でも、中には、その本人のことを分かってないくせに諦めるなと応援してくるやつがいる。
もう、遅い。
俺と同じ時期に同じ事を始めたやつはテレビやYouTubeに出て、先に発表している。
もう、俺がやらなくても、みんながやったせいで終わってるんだよ。
愛というものを断ってくれた応援ならいい。まだ、反動で頑張れる。しかし、愛を断ちきれない、甘やかしたような表現で応援されるのは、もはや自分との闘いから行わなければならない。
何も知らない奴が、甘えた態度で天下など取れるはずもない。
だから、嫌になって辞めて、次の生き甲斐を探す。
2年後……
僕は命を捧げる程愛したような気がする、お嬢様という同級生がいた。いわゆる、男女の友情は成り立つか?という問題を実際にやった。
往復数千のメールで、彼女はこんな僕のことを分かってくれたのだ。
でも、恋人同士ではない。あくまでも、ただのクラスメイト。一切の行為もしてはいけない約束だった。
こんなにも、身近に、自分のことを分かってくれている他人がいて、どうして触ることすら畏れ多いのだろう…?
彼女が告白させるように仕向けた僕ではない彼氏さんに責められる彼女が、制服を来たまま、蚊の鳴くような声で、渇ききった喉を潤すようにおもくあえぐ姿を見た。
神だった。
わたしは、勃起すら赦されなかったのだ…。
イエス=キリストを深く信奉するシスターのように、慈愛を持ってそっと見守る………。
それが、僕がしなくてはならなかったことだった。
3ヶ月間、全力で尽くしたが、日に日に彼女の意識は僕から遠退いていくだけだった。ただの囮。ただのダシ。けど、僕のことを分かってくれているだけに、酷い扱いはされなかった。
そのギャップが異常に僕を苦しめた。
辛い、キツい、厳しい……
そんなことばは出なかった。
くるしい…
ただそれだけだった。
結局、ぼくは彼女のストーカーみたいになっただけだった。また、その彼氏さんとも関係がまずくなったみたいで別れたらしく、大学で同じ学部の奴と付き合ったらしい。でも、今は投稿が増えていないようだから、別れたのかも。
彼女は彼女なりに幸せを掴んだらいい。
できれば、結婚式に参加させてもらって、拍手できたら、それが一番嬉しい。
はははははは
それから、僕は某ウイルスのことも相まって、引きこもり生活を送ることになった。
その引きこもりの最中にハマったゲームで一番上のランクを目指した。
そうして、真なる天にて無を見て地獄を知る………。
地獄とは、越えてはいけないもの。
越えてもいいけれど、越えるにはたくさんの屍や勇気が要る。そうまでして地獄は越えるべきものか?
もうひとつ、運命というものがある。
運命とは、流れの中で起こるもの。そうして、先を知っていれば、多少抗える。しかし、これは地獄だ。
抗うことは地獄を越えること。
地獄を越えたらまた次の地獄がやってくる。
越えれば越えるほど、ハードルが上がっていくだけ。
けれども、きっと、いつか誰かは越してしまうのだろう。それは自然の摂理だ……。
ぼくは、ただ単に同級生とイチャイチャしたいだけなのだ。
それでしあわせだし、もういい。
でも、そんなことはありもしない。
だから、僕は、哲学を辞めれない。
答えを出せていないから、ということもある。
誰々がこう言いました、は哲学じゃない。それは国語のおべんきょうだ。しね。
…………ほら、もうぼくのこと、わかんないでしょう??
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