bl短編集

「早くしてー？」

「今やってるって！ 」

「もお腹（はら）減りまくりだよー？？」

「外出てコンクリでも食ってろ」

「えーんひどいカタツムリ扱いしないで」

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「外さっむ…………………………………………」

「テンション上がんね………………………………」

「やっぱ断然夏だよなぁ」

「でも想像するより暑い日々が来る」

「教室エアコンねーしなー」

「どの道終わり」

「お前、唇の色無くね？」

「手冷たいんだよ俺に触るな」

「昔っから寒がりだよなほんと」

「道民なのに………、沖縄移住しようかな」

「駄目」

「言われなくても行かねえよ馬鹿が」

「溶けて消滅するもんな」

「なあこれもう雪降る？いつ雪合戦できる？」

「知らねー……、そもそも積もんなきゃだし」

「その時期になったら青白いんだろなお前」

「いいよな、お前みたいな湯たんぽ人間は」

「任せろ、 いつでもあっためてやるよ。月間プランは五千円。」

「そんなに価値無いだろ。値下げしろ」

「恋人サービスで五割引！」

「無料じゃねんだ……」

「当たり前。貰える奴から貰う。年間プランもあるよ？」

「一年間湯たんぽ要らないだろ」

「ええ？ぬくぬくしながら寝れるのに」

「そんなんこれからずっと出来るだろ」

「えっ…………………」

「……は？何」

「プロポーズすか？今の」

「あぁ？……………………………………あ」

「えぇ〜〜〜〜〜〜やだ無意識じゃん！」

「めんどー……………」

「そっかそっかあ、俺とずっと一緒がいいのか」

「やだもう…」

「……嬉しーよ、俺。…大好き。幸せにする。 」

「おまっ……………、何でそんな恥ずい台詞（セリフ）言えんだよ…」

「あついね、顔…」

「……誰のせいだ」