:今更ですが過去改変バチバチに入ってます:
:なんでもかんでも先に言え!って話ですよね。:
:そしてこのマーク(:←これ)で閉じてあるものは主が話してるものです!:
:じゃあ、どうぞ!:
「…待て。春千夜、いつ起きた?植物状態なら軽く半年かかるはず…。」
俺は今更気づく。
だって、普通一日で気づくのに…。
俺は今、ココくんと電話中。
その時に、ふと気になって聞いたのだ。
『あー…やっぱ気づくか…。』
向こうから声が漏れる。
『もう言います?総長。』
『…?』
『…!』
…向こうで二人が言い合っているのが聞こえる。
…数分後、やっとココくんが話してくれた。
『あの話…嘘だったんだ。』
あの植物の話が…嘘?
俺は戸惑う。
「なんで…嘘なんて吐いたの…?」
俺は半ば絶望した声で聞く。
すると、予想外の答えが返ってきた。
『お前を…ボスを傷つけたくなかったんだ。だって、ボスのせいで疾患になったとか言ったら…って思っちまって。』
俺ははっとする。
確かに、あんな姿目の前にされたら、そう思うのも仕方がない。
だから、俺は言った。
「気遣ってくれたのは嬉しいけど、」
「もう嘘は吐かないで。ココくんも苦しくなるだけだから。」
自然に手に力が入る。
俺も泣いているのを自覚していた。
『…ありがとうございます、じゃあ、今日はこれで。』
そう言って、ココくんは無言で電話を切った。
俺も涙を拭う。
そして、両親の部屋へと向かった。
みんなでおやつを食べるために、俺は両親の部屋へと向かった。
そして、あの新聞のことを両親に話したのだ。
「七小虐殺?知ってる知ってる、あれホントひどい話よねー。」
母さんが快活な笑顔でそう話す。
「…もちろん知っている。なんでそのことを聞いた?」
父さんが俺とお揃いの青い双眸をこちらに向けて俺に問う。
俺は意を決して言った。
「…その事件の記事を見たんだ、病院で、偶然。」
母さんは、ありゃまと声に出す。
「それはあんたが小学4年の話よ?だから6年前ね。」
俺は、希望がある、と思って母さんたちに聞いた。
「それってどんな事件だったの!?」
両親は見合って、ため息を吐いた。
「お前も知りたがりだな。その性格はどこから来てるんだか。」
「いいわよー、教えてあげる☆」
「…この類はレイアが強い。だから聞くといい。」
俺は少しの希望を抱いた。
「じゃあ、私の部屋でね、おいで!」
そう、母さんが手招きする。
両親の部屋を出る前、父さんに引き留められた。
「…明日の抗争、下見くらいに行ってこい。いざとなったら参加しろ。それ以外は手を出すな。」
俺は、うれしさで暗い気持ちが一気に晴れた。
「ありがと!」
自然と出た、感謝だった。
場所は変わって母さんの部屋。
「ま、おいで。」
そう言って、母さんは母さんの隣の席をポンポンと叩いた。
俺は促されるままに隣に座った。
「じゃあ、教える前にいくつか確認ね。本当のことをちゃんと言ってちょうだい。」
そう言って、俺の両目をじっと見つめてきた。
「大丈夫、父さんには言わないわ。」
そう言って、母さんは俺に笑って見せる。
「じゃあ、聞くわ。」
「うん。」
…母さんには、言ってもいい気がした。
「なんで、そのことを知ったの?そして、なんでそのことを知ろうとしてるの?」
俺は、ためらわず答えた。
「隔離病棟の張り紙で。そして、その張り紙を見た時に、マイキーから少し違和感を感じたから。」
母さんは、うんうんとうなずきながら黙って聞いていた。
「じゃあ、あと1個だけ。」
「タケミチの、その子に対しての願いは何?」
俺は詰まった。
確かに、俺のしていることは矛盾だらけだ。
過去を知りたいわけじゃなくて、俺はあの暗く曇ったあの眼を殺したいのだ。
俺は拳をぐっと握った。
母さんは、少し笑って俺に話す。
「やっぱり。人って、目的と願いがあってないときがあるの。そういう時は、真っ先に気づいてあげなきゃいけないの。これで分かったでしょう?これからはそれを自覚すること。」
…言い返せない。
俺は何をやってたんだろう、と疑問も募った。
「…じゃあ、俺は聞けない…ってこと?」
「そうは言ってないわよ?」
母さんはきょとんとした顔で言う。
俺は少し戸惑った。
しかし、そんな俺を無視して、母さんは話す。
「いいわよ、今回は特別に話してあげる…。」
:ここからみっち以外の誰かの視点です:
「ったくよー…。話して良かったのかよ。あいつが精神病の類こじらせたって。」
そう呆れた声で電話の主に返す。
『うん。覚悟はできてたから。』
向こうから、落ち着いた高い声が返ってきた。
『だけど、バレたんだよね…あのこと。』
「おいおい、まずくないか?それ。」
もう、驚き以外何も出ない。
あのことは、あいつの第二人格が出てきたといっても過言じゃない事件だった。
『いいよ、どうせいつかバレるんだし。』
あいつはそう平然と返すが、この抗争はただ事じゃなくなることは確かだった。
「…気ぃつけろよ?」
『分かってる。もう、うるさいなぁ。』
「うざがりてぇのはこっちだガキが。」
…ちょっと口が悪かったが、それは仕方がない。
このことは、勝ち負けより、何人死ぬかとかの方が重要な気がしてならなかった。
マイキー殺害まで あと 23日
抗争まで あと 0日
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