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2 - 第2話 会議

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2022年11月30日

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「  ん… 、んぅ…… ? 」



窓から差し込む朝の光で目が覚める。



重い体を頑張って動かして寝返りをうち、手探りでスマホを探した。



「 今…、10時…半 かぁ… 。 」



ロック画面を開くと 日付と時刻、



そして数件のLINEメッセージが映し出された。



『  赤 、 今どこですかー ! 』


『  もう外出てるんですか? 』


『  もう9時です !! 遅刻ですよ!! 』




…などと、丁寧に5分おきに発信されているメッセージ。



もちろん相手主は 黄 ちゃん 。



最年少でありながらも、メンバ ~ の中ではしっかり者。



頼れる相方でもある 黄 ちゃん 。




「  はぁ、行かなきゃっ、…遅れる..  」




重たい足を必死にベットから下ろし、タンスを開く。



中は、服が整理整頓されておらず ぐちゃぐちゃのまま入れてある。



「  そろそろ本気出そ…… 」



そう言って適当に服をあさり、着替え 台所へ向かった。




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈





朝食後、直ぐに歯磨きをして靴を履く。



思い切ってドアを開けると太陽は窓から差し込む光とは程遠く、



明るく、暑い。



この暑さだけで目玉焼き100個は作れるんじゃないかってくらい。



「  急がないと、… 」



早歩きで紫 ~ くん の家へ向かう。



今日は、すとぷり の今後の活動などの会議をするらしい。



自分で言うのもなんだか、結構最近では子供の影響で親もファンになる、



というケースも少なくなく、幅広い世代の方から応援して貰っている。



ライブなどのイベントも増えてきて…ものすごく誇らしいと思えるようになった。



「 つ、 着いた、… 」



そんな事を考えていると、目的地に到着する。



夏だからか、窓は網戸で全開になっており メンバ ~ の声は外まで丸聞こえ。



伝えてやらないと…。




ガチャ…




「 おっは ~ 」



「  …おっは ~ 、じゃねぇよ。おい。  」



「  あっ、はは…ごめんごめん、 w 」



ふざけて登場すると、 桃 くんが すかさずツッコミを入れてくる。



そんな姿に ナイスツッコミ 、と心の中で呟きながら、



桃 くん の横に腰掛けた。



「  で、赤 くん ? 今日遅れた理由は ? 」



「  な 、 紫 ~ くん っ、 …それ、聞いちゃう? 」



すとぷりのリーダー、─────紫 ~ くんは、優しい瞳で問いかけてくる。



「  紫 ~ くん 、聞いても無駄だろ。 どうせ 寝坊だって w 」



「  桃  おまえっ、…!!  」



挑発的な態度を取る 桃 に今にも掴みかかりそうな体制になる。



「  まぁまぁ、 赤 くん、俺は信じてるから。

赤 くんが寝坊なんてするはず…ないよね? 」



ぎくっ、



「  ……  。 」




「  ……赤 くん ? 」



「  ……赤 くん、 ちょっとあっちで話そうか。 」



あぁ、終わった…  と思いながら大人しく 紫 ~ くんの元へ大人しくついて行く。



後ろからは どんまい、 自業自得ですね 、 おつぷりぃ ~ 、



などの数々の言葉が飛んでくる。



「  お前らっっ、!! 」



ガチャ..



怒鳴ろうとしたその時、



「  遅れてすいませんしたぁっっ!! 」



そう言って俺の言葉は遮られた。




続く…?

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