「 青 ちゃん 、赤 くん ? 」
「「 はい……っ 、 」」
紫 ~ くん に名前を呼ばれ、 ふたり同時に声が重なる。
「 まず、なんで遅れたか理由を教えて貰おうか 、 」
「 り、理由 ? 」
そう言いながら頭をかいている 彼、──────────青 ちゃん。
昨日の事は今でもはっきりと覚えている。重なった 唇 。 いちご味 の ファーストキス 。
その事が頭の中でフラッシュバックし 、 キス の事で頭がいっぱい。
「 ───くん、 …ぁ..か ..くん、 」
「 ───── 赤 くん っ !! 」
「 えっ、 ぁ、はい、 」
ぼぉっとしていたせいか、全く 紫 ~ くん の話を聞けていなかった。
すると 紫 ~ くんは心配そうに顔を覗き込みながら言った。
「 …赤 くん、 遅刻はダメだけど…無理はしちゃいけない…よ、? 」
「 ……あは、はい。 そう..します 。 」
「 うん…! それならいいんだけど…。 」
やっぱりメンバ ~ をまとめるリーダーとしてメンバ ~ の誰かがが元気がないのは、
心配なのだろう。そんな風に気遣って思いやれるのも 紫 ~ くん らしいような気もする。
「 ありがと。 紫 ~ くんっ ! …紫 ~ くんも、無理しないでね? 」
優しく微笑みながら言うと、 紫 ~ くんは目を見開き 困ったように笑った。
「 やっぱり赤 くんは分かっちゃうかぁ ~ …… w 」
「 俺はなんでもお見通しだよ。w 」
そう言って互いを見つめ合い、微笑みあった。
その時間は、心地よく 気持ちの良い 時がゆっくりと流れた。
「 ……あの、僕 空気 ? さっきからいるんだけど…… 」
しばらく微笑みあっていると、 俺の少し斜め前から聞きなれた声が発せられた。
「 あ ~ 、ごめんごめん、w 赤 くんと笑ってて忘れてたわ w 」
「 紫 ~ くん、忘れるなんて酷いよぉ ~ … 」
「 ごめんごめん、w 」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
そう言って謎の説教は終わり、本題の会議に入る。
みんなで色んな意見を言い合い、その一つ一つの意見からさらにいい物を
みんなで考え、繋げて言った。
どうやったらリスナーさんに楽しんでもらえるか、喜んでもらえるか。
色んな方々に認めてもらえるか。
みんなの色んな思いが混じりあった意見は進むべき道に誘導してくれた。
会議をしてから数時間後、終わりを迎えようとしていたその時
突然肩を叩かれる 。
「 赤 、 ちょっといいですか、? 」
「 え ……、 」
続く…?
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