テラーノベル
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「目を逸らすな。私は君のものだ。……触れたいと思わなかったか?」
掌ごしに、思っていた以上に柔らかく滑らかな皮膚の感触が伝わる。
その温もりが愛しくて、私は目を潤ませながら頷いていた。
「……触りたかったです。……大陸の頂点に立つ敬うべき皇帝陛下なのに、……私はあなたに欲を感じてしまいました」
まるで、教会の懺悔室にいるかのようだ。
押し隠してきた欲望を口にすると、罪悪感と共にトロリとした愉悦を覚える。
――あぁ、望みを口にするって、とても気持ちいい事なんだわ。
「それでいい。もっと君の欲望を教えてくれ」
彼は満足げに笑うと、私の手の甲に口づけた。
そのあと手を解放し、デコルテ全体に優しいキスの雨を降らせる。
柔らかく温かな唇が押しつけられるたび、私は切ない吐息を漏らす。
やがて彼は両脇から集めるように乳房を寄せ、先端で色づいた突起を見つめたあと、フッと息を吹きかけてから順番にキスをした。
「ひぅ……っ、ん、あ……っ」
私は何をされても鋭敏に感じてしまい、まるでアルフォンス様の掌から催淫の術でも滲み出ているかのようだ。
彼は私の乳首をチュパチュパと吸い立てつつ、両手でドレスをペチコートごとたくし上げ、脚を開かせた。
ねっとりとした手つきで脛から膝、太腿を撫でられると、ドキドキして堪らない。
普段ドレスで隠されている部分だからこそ、羞恥が掻き立てられる。
アルフォンス様はドロワーズの腰紐を解くとスルリと脱がし、太腿を妖しい手つきで撫でながら、乳首を甘噛みしてきた。
「あぁんっ、ん……っ」
私が高い声を漏らしたあと、彼は興奮を抑えた声で断りを入れてきた。
「触るぞ」
低い声で告げたあと、アルフォンス様は私の秘所に指を滑らせてきた。
「ん……っ」
そこはすでに興奮してしとどに濡れ、彼に触れられるとピチャリと淫猥な音を立てた。
アルフォンス様は何度か指をヌルヌルと往復させ、陰唇の形を確認するように愛撫してくる。
同時にこれ以上なく勃起した乳首を舐められて甘噛みされ、私はビクビクッと体を波打たせた。
「指、入れるぞ」
彼はそう告げたあと、蜜孔に指をゆっくり挿し入れてきた。
「はぁあ……っ」
生まれて初めて秘所に異物を含んだ私は、慣れない感覚に声を上げる。
キスをされてからずっとお腹の奥を疼かせていたので、体はその感触を待ちわびていたみたいだった。
――これがほしかった。
太くて長い指が膣内に入り込み、指の腹で膣壁を撫でられる。
彼は指を回して蜜孔を拡張し、さらに溢れてきた愛蜜のぬめりを利用して、ヌップヌップと音を立てて指を前後し始めた。
「あぁ……っ、あっ、んぁああ……っ」
私は肌に汗を浮かべ、無意識にアルフォンス様の手首を掴みながら喘ぐ。
温かな舌に乳首を舐められ、時にじゅうっと音を立てて吸われ、胸の刺激だけでも一杯一杯だというのに、蜜洞を暴く指の動きに翻弄され、脳内で何かが爆ぜてしまいそうだ。
「こうすると気持ちいいか?」
アルフォンス様は自身の濡れた唇を舐め、私を見上げてニヤリを笑うと、親指で淫芽をぐっと潰してきた。
「っんあぁあああぁっ!」
まったく意識していなかった場所に触れられた瞬間、パチパチッと目の前で何かが瞬き、全身に凄まじい悦楽が駆け抜けていった。
私は体を力ませて強すぎる淫悦に身を委ね、ガクガクと痙攣する。
「触れられただけで達ったか」
彼が嬉しそうに言ったので、私は「いく……?」とオウム返しに尋ねる。
「房事の授業で習わなかったか? 男性も女性も、強い快楽を得ると絶頂すると」
「ああ……」
言われて思いだしたけれど、今の感覚が絶頂だとは分からなかった。
「私、上手く達けましたか?」
「とても上手だった」
ボーッとしながら尋ねると、アルフォンス様は愛しげに目を細めて答えた。
状況に呑まれて現実を忘れていたけれど、房事の授業と言われ、私は男性が興奮したらどうなるかを思いだしていた。
「……アルフォンス様は……、その、……勃起されていないのですか?」
習った言葉を口にすると、彼はサッと頬を染めて「んっ、んンッ」と咳払いをした。
「している。……が、あまりそういう事を言わないほうがいい。歯止めが利かなくなる」
彼の言っている事が分からない私は、絶頂後の余韻に浸りながら目を瞬かせた。
「俺が興奮している証を見せてあげよう」
アルフォンス様はそう言うと、トラウザーズの前をくつろがせ、その間から天を衝かんばかりにそそり立った屹立を出した。
「え……」
光量抑えめの灯りに照らされたソレは、なんだかとても禍々しいものに見えてしまった。
(授業で見せてもらった図とまったく違う……)
房事の授業で見たのは人体の断面図で、陰茎は下向きになっていたし、こんなに大きくなかった。
(……これを、女性の体の中に入れるの? 今、指を入れられていた場所に?)
絶頂してポーッとしてたけれど、私は少しずつフツフツと汗を浮かべ、凶悪と言っていい男性器を凝視する。
「……あまり見られると恥ずかしいのだが……」
アルフォンス様は照れくさそうに言う。
彼が少し身じろぎすると、大きな陰茎もたわむように揺れた。
「……ど、どうしたら良いのでしょう。……わ、私……。気持ち良くしていただいたから、お返しをすべきですか? ですが、それを入れてしまうと婚前交渉になりますよね?」
私はすっかり混乱し、目の前にそそり立つ肉棒に話しかける。
するとアルフォンス様は小さく笑い、私の頭を優しく撫でた。
「今君を抱くつもりはない。ただ、想いを確かめ合いたかっただけだ」
「けど、そうしたらアルフォンス様は、気持ち良くなれないのではありませんか?」
一方的に良くしてもらうのは申し訳ない。
そう思って言うと、彼はニヤリと笑って私の両脚を抱えた。
そして太腿の間に屹立を挟むと、ゆっくり腰を動かし、愛液の粘度を利用してヌルヌルと性器を擦りつけてくる。
「ん……っ、あぁっ!?」
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