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久しぶりです!
テストがあって色々忙しかったんですけど書けるようになったので書きます!!
テストの結果、、自己ベスト更新!
てことで気分もいいので書きます!
⚠注意⚠
下手注意
レインの過去があります!
全て妄想です!
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俺は甘え方を知らなかった。
まだ両親がいた時も、俺はほとんど甘えなかった。フィンが産まれてからは甘える事すらできなくなった。両親はフィンに付きっきりであまり俺と遊べなくなったけど俺はどうも思わなかった。
フィンがある程度成長した頃、両親が他界した。
─あぁ、俺は多分、甘えた事なんてなかったんだな。
親戚の家をたらい回しにされてた時も、甘えるなんてできなかった。逆に甘やかしていたな。フィンのことを。
フィンは親がいない分、俺に沢山甘えてきた。「兄様遊ぼ!」とか「兄様これなぁに?」など、沢山甘えてきて、沢山甘やかした。
俺はと言うとフィンを甘やかしてばかりで自分は甘えるなど眼中にもなかった。
俺は兄だ。弟を甘やかすなど当たり前の事じゃないのか?それも、親がいないのであれば尚更。
─眩しっ、
電気の明かりで目が覚めた。
夢だったのか…
甘える…まぁ俺には縁のない話だな。
目が完全に冷めるとあることに気づいた。
─汗かいてる…
気づかなかった。汗をかいていて少し気分が悪い。
朝シャワーを浴びて支度をする。どうやらマックスが先に起きていたようで、もう支度がすんでいた。
「ぁ、レイン。支度終わった?」
「まだ。」
軽く返事をして支度を済ませる。いつも着ているローブに腕を通し、服を軽く整え、鞄を持ち、部屋のドアを開ける。
教室に着いていつも座っている椅子へ座りる。
授業が始まるが夢のことが頭の中に残っまたまま授業を受けた。が、いつもより集中できなかった。授業の内容なんてほとんど入っておらず、先生が何が言っている程度だった。
頭の中には甘えるフィンと、甘やかしている俺の姿がはっきりと映し出されていた。
─疲れた。
まだ授業が始まったばかりなのにどっと疲れたような気がした。ペンを走らせる速度も遅くなり、ついにはペンは動かなくなり一点をずっと見つめていた。
「…ン、…イン、…レイン。」
マックスが俺の事をずっと呼んでいた。
授業が終わった。
授業の内容はほとんど覚えていない。
「レイン。授業終わったよ。」
「ぁ、あぁ。」
その後の授業も集中なんてできる訳もなく、ぼーっとしたまま終わった。
今日は仕事はなく、このまま自分の寮へ帰る。やる事なんてないし、昨日は特に課題もない、暇な日だ。
そうだ。天気もいいし散歩に行こう。
散歩に行けば心のモヤも晴れるだろう。
「レイン。」
後ろから聞き覚えのある声がした。
振り返るとマックスがいた。
「なんだ。 」
名前を呼んだだけなのか、マックスは何も言わずに隣に並んで歩いた。そのまま部屋まで帰った。
部屋の中にあるソファーにボフッ、と座り、口を開いた
「レイン今日変。何?悩み事?」
部屋に入って開口一番に聞かれた。急に聞かれてびっくりした…だけど、流石マックス、勘が鋭い。
まぁ言える訳もなく
「別に」
と、塩っぽい返しをした。
言える訳ねぇだろ。「甘えてみたい」とか、中等部から一緒だから言えないこともないが、いや無理だ。言いたくねぇ。男相手に。
「なんでも言って。今の俺ならなんでも受け止められる気がする。」
そんな事言うなよ。余計言いずらくなるだろ。
いくら優しいとは言え「甘えてみたい」ったら引くだろ。誰でも。
マックスと机を挟んだ向かいに座る。
「本当に何も怒らないし、何も言わないか?」
安全確認のために聞く。
「うん。何も言わない。絶対言わない。」
安全確認完了。覚悟して聞けよ。
「……あ、……い」
多分声が小さすぎて何も聞こてない。
その証拠にマックスが「なんて?」って顔してる。
「ぁ…まえ……たい」
言葉が途切れ途切れになる。いや、恥を捨てろ。ここまで来たら恥を捨てろ。
こういうのは柄じゃねぇからいいたくねぇよ。だけどここまで来たら言うしかねぇだろ。
「甘えたい……」
表情もあまり変わらず、ただ手に机起き顔を突っ伏す。そのまま深くため息をつく。
続いてマックスもため息をついた。
「はぁぁぁ…」
最悪だ。誰かこのまま殺してくれ。いっそ自分にパルチザンしたい。
だけど、その気持ちをグッとこらえて、マックスを見る、
そのマックスは普段絶対にしない顔をしていた。多分普段の俺の顔より険しい顔をしていた。
「レインねぇ…」
なんか急に怖くなってきた。何それるか分からない。いや、今ならいい。なんでも受け入れる。だから誰か俺を甘やかしてくれ…
ぽんっ、
急に頭が暖かく感じた。
ぁ、俺頭触られてる。
「え、」
「いや、「え、」じゃないでしょ、」
いや確かにそうだ。甘えたいって言ったのは俺出し、
そのまま頭を撫でられ続けられるまま、ボケぇ〜っとした。
「………なんか言うことないの」
頭を撫でられたまま、何も言わなかったのかマックスが急に聞いたきた。
今更言うこと…?いや、こんなこと言っていいのか?
「…ぁりがと…」
どう反応したらいいか分からないからとりあえずお礼を言う。
いや絶対にありがとうっていう場面じゃない。もうちょっとなんか色っぽい返事するべきなんじゃないか…?
「なんだよ「ありがと」って、」
苦笑いするマックスをちらっと見て、また目線をそらす。
「もぉぉぉ!うちのレインは可愛いんだあらあぁ!甘えたいなら正直に言ってよぉ!いつでも甘やかすし!」
なんか急に言い出すと思ったらなんだこいつ。
さっきまでの色ムーブをぶち壊すかのように抱きついてきた。
これ、立場逆じゃないか?普通は俺が抱きつくんじゃないか?と内心疑問に思いながら抱きつくマックスを見る。
「もぉぉぉレインってば本当に!」
「分かったから離れてくれ。」
甘えたいとは言ったがここまでじゃねぇ。普通に頭撫でてくれるとか、そんくらいで良かったんだが。
そのままずっと抱きついてくマックスを無理やり剥がし、ソファーへ避難する。
あぁ、やっと避難できた。
マックスも隣に座ってきた。そのまままた、ポンっと頭に手を置いた。
ぐっ、と力を入れられたと思えば、マックスの肩に頭が乗っていた。
「全く。最初から甘えたいっていえば良かったのに」
さっきの騒がしいやつはどこへやら急に大人しくなったと思えば、甘やかしてくれる。
反対側の右側の肩をぽんぽんっと、優しく叩かれながら安心しかのように寝た。
甘えたい時は甘える。今日俺はそれを教わった。授業の内容はほとんど飛んでるけど唯一覚えてること「甘えたい時は甘えよう」そのことだけははっきり覚えた。
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
終わり雑だけど!!
そんじゃばいばい!!