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「嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」
泣きじゃくり土下座で懇願する彼に冷たく、時間は刻々と時を刻み続けた。そして、その時間が来てしまった。
『今から始まるのは処刑。僕ら3人で行われる最終ゲームが始まる前に、この子達を処刑しなくてはならないのだよ。悪く思わないでね?』
ARIAはそう言い終わると加奈子ちゃんをギロチン台の前に立たせる。
そんな……こんな幼い子供を殺すなど残酷過ぎる…。
でも、彼女も同じ尊い命を殺した。傍からしたら当然の罰なのだろう。私には納得が行かなかった。
『加奈子さん、最後に言い残すことはありますか?』
Aliceが聞くと、加奈子ちゃんは口を開いた。
「めいさん……私の事は忘れてね。そして私の分まで幸せになって。」
涙でどうなっているのかは見えない。ただ分かるのは、骨の切れる痛々しい音と、滲んで見えにくい加奈子ちゃんの歪んだ頭部が転がっている事。
それが終わると今度は栄太の番だった。栄太は首吊り台の前に立たされていた。
栄太は何を言っているのか分からない悲痛な叫びと、恐怖の涙で力が入らない。
床が割れ穴が空く。ぽっかり空いた黒い穴は冷たく風を飲み込む。
「ゔぅ゛……ぐるじぃ…母ざんぅ……たずげっ…………。
」
そこで彼は息絶えた。私はもう見ないように目を逸らした。
『さぁ、最後の裁判の時間だねぇ。どうだった?』
Aliceは私に尋ねる。
「もう、私という精神が崩れて無くなってしまいそう……。狂ってしまいそう。自我を保てるだけでも頑張っているのよ。」
『そうか。』
ARIAは頷き、こう話した。
『今始まるのは簡単な三択の選択肢の中から選ぶものさ。』
『私達はある質問をするからぁ、貴方は今から言う三択の中から選んでねぇ。』
そう言うとモニターが目の前に現れる。
<質問>
『1番は、ここから出て元の世界に戻る。』
『2番はぁ、ここでみんなと一緒に死ぬぅ。』
『3番は……。』
ピッ…ピッ…ピッ…
一定に流れる電子音が聞こえる。目を覚ますと白い天井、白いカーテン、清潔そうな白いシーツの白いベッド。体を起こすと頭が朦朧とする。ここ何処だろう…?点滴の刺さった腕を見て分かった。
(病院?)
ドサッ
(?)
「め、目覚めたんですね!!意識は正常ですか?すぐ先生を呼びますね!」
明るい声の看護婦…。やはり病院か、だが何故ここに…なぜ私は…あれ…私……?
「大丈夫ですか?貴方、1ヶ月も昏睡状態だったんですよ。……ん?大丈夫ですか?」
「……て……?」
「……?はい?なんて言いましたか?すみません、もう一度言って頂けますか?」
私は涙を流しながらこういった。