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第二話 倒れた少女
注意&お願い
・無断転載、自作発言等はしないでください。
・オリキャラ沢山登場します。
・花音総愛され?かもです。
・メタ発言があるかもしれません。
・一話一話の長さがバラバラです。
上記が大丈夫であればどうぞ…!
《Mr.ブラック視点》
*秘密基地にて
10分くらいたったでしょうか。黒音さんがなかなか帰って来ません。
あおば「嫌な予感がする。」
Mr.ブラック「嫌な予感とは?」
あおば「黒音は多分どれくらいまっても来ないだろうな。」
黒白「…じゃあ花音に殺された?」
Mr.バナナ「死んではないんじゃないか?」
あおば「その通り、死んではない。気配あるしな。」
Mr.ブラック「じゃあどこへ…」
花音?「ギャァァァァァァァアアア!!!」
全員「!?」
私たちが考え込んでいると、花音らしき人の叫び声が聞こえてきました。
あおば「…花音だ」
あおばさんはそう呟き、立ち上がる。
あおば「俺みてくるよ」
黒白「まて、お前が居なくなったら俺は?」
あおば「大丈夫だろ?花音”は”大丈夫。俺の勘だ」
黒白「……信じとく。」
そう言ってあおばさんは秘密基地を出ていきました。
《あおば視点》
*すまないスクール付近にて
俺は勢いで飛び出してきた。
取り敢えず、聞こえたほうへと走っていった。
近くにいたすまない先生の目を盗みながらうろちょろしていると、花音が倒れているのが見えた。
はじめは罠かなにかと思い込んでいたが、周りにはなにもなく、ただただつらそうな花音がいるだけだ。
そんなの見過ごせないだろ?
そんなことを考えて花音のところへ向かい、お姫様抱っこで抱えた。
花音「んぅ…(泣」
近くでみると花音は何故か苦しそうに泣いていた。
あおば「大丈夫か?」
体が熱い。もしかしたら熱があるんじゃないか?
花音のほうに気がいきすぎて周りが見えていなかった。
…だから、後ろからの足音にも気づかなかった。
??「ねぇ」
あおば「はっはい!?」
俺は驚き、後ろに振り向く。
そこには花音の別人格「真面目花音」がいた。そいつは通称「真面目ちゃん」とよばれている。
真面目ちゃん「ふーちゃんを返してくれません?」
大人びいた声でそう言われる。
あおば「あー…無理だ」
俺はそう答える。この後どうなるか分かっているからだ。
真面目ちゃん「あおば先輩…」
なんとも言えない顔でこっちを見ている。
真面目ちゃんはちょっと不気味な笑みを浮かべていたため、俺は怖くなり走り出した。
花音「あお…に…い…」
走っている最中、花音が唐突に喋りだした。
あおば「ん?」
花音「あし…は、止めない…で…」
苦しそうに話す。
花音「逃げ……て…!!!」
花音がそう言うということは、後ろはとんだ地獄絵図になっているんだろうな、と思いながら足を止めずに逃げた。
しばらくすると、足音も聞こえなくなった。
花音は意識が無いのか、話しかけても反応はなかった。
誰にもみられていないか周りを注意深く確認してから、秘密基地へと戻った。
*秘密基地にて
あおば「ただいま!」
そう言って花音を抱えてもどってきた俺に、黒白が近ずく。
黒白「…花音は?」
そう言って黒白は花音の手に触れるが、何かを感じたのか、すぐに濡れた冷たいタオルを花音のおでこに乗っける。
黒白「こっちに寝かせろ」
命令なのは少し気にくわないが、俺がずっと抱えているわけにも行かないので、黒白が用意してくれた敷き布団の上に乗っける。
あおば「花音はどういう状況だ?」
黒白「軽い熱中症だ。それと、よく分からないが意識がない。多分熱中症とは全く関係ないと思われる。」
俺が聞くと即答した。
黒白は手際よく花音の首もとに氷水のはいったペットボトルをおいたり、おでこのタオルを変えたりしている。
Mr.ブラック「そういえば、黒音さんは?」
あおば「花音を抱えて逃げるのに夢中で、探せなかった。」
黒白「ほとんど振り出しだな。」
黒白が真面目な声でそういった。
《花音の人格達・すまない先生視点》
*少し遡り、すまないスクール付近にて
ブラかの「黒音捕獲成功(笑)」
すまない先生「案外よわいんだね(笑)」
真面目ちゃん「先生、あおば先輩の捕獲は失敗です。」
すまない先生「えぇ…?君たち総出だったのに?」
殺意「んだからいったろ、殺すのが早いって (笑)」
※殺意(悪意)花音とは、殺す・苦しませることしか頭にない。元々の花音が頭良いぶん、ズル賢い。
善意「…」
※善意花音とは、善意しかない花音のこと。誰かの幸せの為なら難なく自分を犠牲にする。
うらかの「えぇ?(笑)まだ善ちゃんフリーズしてる(笑)」
すまない先生「さすがに善意には無理があったね(笑)」
真面目ちゃん「でも、彼らがどこにかくれてるかくらいは把握出来ましたよ♪早く袋叩きにいきましょ?♪」
すまない先生「前回は即殺されたからね、作戦を少し練ろう。」
《Mr.ブラック視点》
*秘密基地にて
しばらく考えましたが思い浮かばないと思い、どこかに出掛けることになりました。
あおば「…うーん…マシンのコモプレワールド?ここにち?ここまち?ここふる?バイブス?ここうら?ココスキ?」
Mr.銀さん「おぃぃい!?どれだけあるんだよぉぉ!?」
あおば「7個?」
Mr.赤ちゃん「世界って”個”で数えるんだな!」
Mr.銀さん「そこ学ばなくていいと思うぞ 」
あおば「それともとある研究所?懐かしの研究所?暗酷王国?心優海?幸心砂漠?迷心森?興心山?愛喜山?怒絆山?闇廊下か?」
黒白「あとは古い家とかな。きりがない。」
あおば「あとは…」
Mr.銀さん「ストップ!!呪文みたいだな!!」
Mr.バナナ「なんでそんなに覚えているんだ?」
あおば「げっちゃんによって頭のなかにドカーン…って」
Mr.ブルー「怖…」
Mr.ブラック「取り敢えずは…」
ドカーン!!!
私がそう言ったとたん、すごい音が響きました。
全員「え?」
真面目ちゃん「ふふふ、普通にありましたね、秘密基地…♪」
振り返ると、さっきの花音の姿が。
あおば「…お前らここに駆け込め!!!」
あおばさんがそう言ってどこかへの次元の狭間?的なものを作りました。
私たちはそれに駆け込みました。