※nmmn注意
出てこない人もいます
苦手な人は回れ右です!
なんでもOKな人だけ進んでください!
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「……そうですか。それは仕方ないですね」
スマホ越しにそう言いながら私は愛想笑いを浮かべた。
『本当にごめん!今度埋め合わせするから!』
スマホから謝罪の声が響く中、大丈夫ですと一言放ち通話終了ボタンを押した。
スマホの電源を切ると私は小さくため息を漏らしてしまった。
今日はえとさんと一緒に映画を見る予定だったけど家族絡みの急用ができてしまったらしい。
あーあ。やることないなぁ。
今日の天気は雨だ。まあまあ強く降っている。
外に出る訳には行きませんよね…。
そうだ!こういう時こそゲームをしましょう!ゲームをして気分転換です!
では早速たっつんさん達を呼ばなくては…
…………………… 。
そういえばたっつんさん達買い物に行ってるんだっけ。
ていうか私以外のリアルシェアハウスメンバー全員総出でしたね。忘れてた。
1人でやってもいいけど…でも今は誰かと一緒にやりたいなぁ。
悩んでキッチンをウロウロしていたらクッキーの型が目にとまった。
これだ!お菓子作りなら1人でも気分転換になりますね
「何クッキーにしようかな…」
腕を組んで一生懸命考える
「プレーンとココア味を作って…私の髪飾りのクッキーは作りたいですね。型抜きしたやつはアイシングクッキーにしましょうか。」
私は早速クッキー作りに取り掛かった。
〜〜〜〜〜〜♪
誰もいないしんとした部屋に私の鼻歌が響く
型抜きをしている時私はふと手を止めて窓の外を見た。
一面曇り空で所々水溜まりもあり、家の窓も曇り始めている。
「まだ止みそうにないな…」
ぽつんと呟いてまた型抜きの作業に戻った。
出来た。
我ながら中々いいのでは…!
「オーブンに入れないと…」
型抜きをした生地とそのままの生地、私の髪飾りクッキーなどをオーブンに入れてスタートボタンを押す。
ゴ~~~~~~~
オーブンの音がよく聞こえる
「んー、疲れたぁ…」
軽く背伸びをしてリビングのソファにダイブする。
はぁ〜。
またため息を漏らしてしまった。
私はクッションを抱きながら仰向けになり、天井をぼーっと見つめた。
部屋からはオーブンの音と外の雨音が聞こえる。
オーブンから離れているので雨音の方が音はでかい。
私はそっと雨音に耳をすました。
不定期なリズムでパラパラと鳴る雨音は落ち込んだ私のことを笑っているかのようだ。
私は雨が好きじゃない。
湿気でジメジメするし、洗濯物も乾かない。
何より気分が滅入ってしまう。
それに外に出たい時に限って雨って降る。
今日だってそう。
電話を終えた頃に雨が強まっていて、今日の天気は私の感情を表しているかのようだ。
あまり気分が乗らない中しんと静まり返った部屋にオーブンの出来上がった音が鳴った。
私は勢い良く飛び起きるとオーブンの方へ早歩きで向かった。
ミトンをはめてオーブンを開けるとジメジメとした部屋中にクッキーの甘い香りが一気に広がった。
この匂いを嗅ぐと気分が上がる。
私は手際良く出来上がったクッキーとまだ焼いていないクッキーを入れ替えてもう一度スタートボタンを押した。
「待ってる間にアイシングしましょう!」
~~~~~~♪
私はすっかりご機嫌だった。
【40分後】
「こうしてっと……できた!!」
アイシングも上手くいき気分は上々だ。
すると、ちょうどそこにオーブンの出来上がった音と家のドアが開く音が同時になった。
【ガチャ】
「おかえりなさい」
「ただいま」
「だぁぁ〜疲れたぁ」
「じゃんけん負けて大荷物やったもんなw」
「お疲れさまです。」
「のあさん、これどこに置けばいい?」
「あ、そっちの方に置いといて下さい。」
「了解」
「のあさん何作ってるの?」
じゃぱぱさんが私の横に身を乗り出して見ている。
「クッキーです!丁度出来上がったんですよ。みんなで食べましょ!」
「マジで!」
「食べたい!」
みんなが私の作ったクッキーに次々手を伸ばす。
『美味ぁ!』
みんなが口を揃えて私のクッキーを褒めてくれた。
少し照れくさいけどとても嬉しい。
「そういえば皆さん雨大丈夫でしたか?」
「マジで大変やったわ」
「車で来といて良かったね」
「だな」
「俺結構濡れちゃったよ〜」
「雨やだなぁ」
「えぇ〜?俺は好き」
「ーーーー!」
「ーーーーーーー?」
みんなの会話を私は笑顔で見つめていた。
何故でしょう?
みんなといるとこんな悪い天気でも心地いい。
あぁ…私、この時間と生活が
「好きだなぁ…」
「のあさん、今なんて?」
おっと。呟くつもりが声に出てしまいました。
「何でもないですよ〜」
さっきまで雑音でしかなかった雨音も綺麗に聴こえ、雨水も綺麗に透き通っている。
まあでも晴れが1番ですけどね。
【20分後】
「見て!晴れてるよ!」
「本当だ!」
窓を見ると日の光が雲の隙間から刺していて徐々に広がっていた。
「眩しっ」
「そんなに?」
「あ、そうそう」
「今日のお風呂掃除当番誰ですか?」
「今日ってゆあんくんじゃね?」
「ゲッ!マジでぇ?」
「つべこべ言わずにやる!」
「はぁい」
『wwww』
何気ない会話がこんなにも楽しい。
きっとみんなも同じ気持ちだろう。
この生活がずっと続くといいな。
そう思いながらさっきのジメジメとしてブルーだった自分の気持ちをすっかり忘れてみんなと笑いあった。
窓の外には綺麗な虹がかかっていた。
こんにちは(」・ω・)
今回ついにノベルデビューしました!いぇーい!
理由としては私のリア友である“栞君”に今日なう(2023/05/07)会いまして、ノベルのやり方教えて貰ったんですよ!一応今日の4時頃に投稿したんですけど保存し忘れで途中だったんですよ。あの絶望感は忘れない…(多分)それはそうと、栞君の書くノベルってマジで凄いんすよ!リスペクト。世界観とかほんとに凄い。栞君が出した小説の中に「krpt詰め」っていうのがあるんですけど、1話の表現の仕方がマジでヤバイんです!「すごい」と「ヤバイ」しか言えなくなります。マジで。大袈裟じゃないです。一瞬で射抜かれました。栞君は私もフォローしてるので是非チェックして見てください!栞君の書く小説めっさ好きです!大ファンです!( ^o^)<うわぁぁあ! はい。落ち着きます。えっと、この小説にのあさんが雨が好きじゃないという設定が出てきたんですけど、あくまで設定なので本人とは関係ないということをお忘れなく。ノベル初めてなので変な所もあると思うんですけど目をつぶってやってください。今後もこういうの書きたくなったら書こうとおもいます!
それじゃあ、バイバイ!ˊᵕˋ)੭”
コメント
14件
話作るの上手すぎません⁈ノベル、お疲れ様です👍
かやのさん本当に初めてノベル書きましたか!? 上手すぎます! 最高でした! これからもノベル小説頑張ってください!