/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
ストーリーを書く
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
⚠メンバー 赤､桃､橙､紫
(赤桃メイン＋橙くん的な感じなのであまり紫さんは出番ないです)
⚠地震､津波の話
⚠東日本大震災の話が入ります
(え、もしかして生まれてなかった人とか居ます…？)
⚠苦手な方、思い出して辛くなりそうな方は見ないことをおすすめします
基本何でも良い人向けです
短めです
桃瀬side＿＿＿
先生「地震が起きたら…」
今は避難訓練の延長線、地震についての授業を受けている途中…
なんだけど､､､
赤「ｯ……､」
やっぱり紅赤の様子がおかしい…
大丈夫か…？
桃「……」ﾁﾗｯ
橙「､……」ｺｸ
橙羽も思ってるっぽい…
紅赤は元々東北の方に居た
東日本大震災…の、被災者である
ずっと避難所の生活が続いていたらしい
紅赤はよくフラッシュバックや過呼吸など…震災のことでかなり精神的にダメージを受けていた
紅赤の家は津波で流されていて、避難所の生活はかなり長引くそうだった
ずっと紅赤を被災地に居させるのは、精神的にも肉体的にもあまり良くはない
そのため、大学生で1人暮らしをしていた紅赤の親戚、紫ーくんという人の家に暮らすようになった
紅赤の両親は､､
まだ見つかってないらしい…
先生「ではー、最後に東日本大震災のついての動画を見るぞー」
紅赤「ｯ…､､」
紅赤「せｯ､､先生、俺ｯ…保健室行っても良いですか…？」
先生「だめだ、ちゃんと見ろ」
桃瀬「先生ｯ！」
先生「なんだ？」ｼﾞﾛｯ
桃瀬「ｯ…」ｲﾗｯ
先生「保健室は体調が悪い人が行く所だ、元気な人が行く所ではない」
橙羽「はｯ…？お前ｯ」
紅赤「ゃｯ…やっぱ大丈夫です…」
桃瀬「紅赤ｯ」
紅赤「大丈夫ｯ…、、」ﾆｺ
先生「本人が大丈夫と言っていますが？」
桃瀬「………」
橙羽「………」
先生「じゃあ動画流していきま〜す」
なぜか俺らは、というか特に紅赤は先生に嫌われている…
だから多少の嫌がらせは日々あったりする
でも今回は酷すぎる…
紅赤side＿＿＿
動画「東日本大震災では…」
赤「ｯ…､､､」
赤「はぁｯ…はぁｯ､､ｯ……」
苦しい…､､
あの時の揺れ…
あの時の街音…
あの時の寒さ…
あの時の不安…
あの時起こった事全部が俺を一気に支配する
気付いた時には周りなんて関係無しに、廊下に出てしゃがんでいた。
耳を塞いで…
もう何も聞きたくない…
何も鳴らないで…
そう思えば思うほど、あの時の緊急地震速報や警報の音が次々と聞こえてくる…
赤「もうｯ…やめてｯ…､､」ﾎﾟﾛｯ
ぎゅｯ…
誰かのぬくもりを感じる…
誰かに似てる…
あの時、俺を1番に守ってくれた人…
赤「お父､さんｯ…？」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
桃「ごめんな､お父さんでは無いわ…」
ほんとは知ってた…
俺の目の前にはピンク色のカーディガンが見えていた…
でも､少しだけ…
本当に少しだけ…
期待したかった…
もしかしたら、
今までのことが全部長い長い夢で、
目の前には俺の家族が居て、
俺の家が普通にあって……って､､
そんな風にならないかなって…
そんな事考えているうちに、桃瀬くんのぬくもりが離れていくような感じがした
ぎゅｯ…
赤「離れないでｯ……」
｢やだｯ…置いていかないでｯ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
お父さんみたいに…
急にどっかに消えちゃうみたいで､､
あの大きな津波にのまれちゃいそうで…
考えれば考えるほど、
あの時の大きな津波を思い出して…
怖くなって…
どうしていいか分かんなくて…
呼吸の仕方も忘れて…
赤「はｯ…ｶﾋｭｯ､､はぁｯはぁｯ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
「大丈夫､大丈夫やで…」
さっきとは違う声で…
関西弁で…
東北から、(良い意味で)離してくれる…
「ゆっくり呼吸しよな」
赤「はふｯ…すぅｯはぁ､､」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
ｻｽｻｽ…
ぎゅｯ…
俺よりもはるかに大きい2人に包まれて…
あの日以降、始めて感じた安心感…
安心出来るって凄いことで…
俺が感じる不安や恐怖を全部持ってくれてるみたい…。
やっぱり…似てる……
俺の大好きな､､､
大ｯ…好きな､､､
家族に…。
ﾋﾟﾛﾝｯ…
赤「んｯ…」
紫呉[紅赤くんのお父さんとお母さんの一部見つかったって。]
赤「ぇｯ……」ﾎﾟﾛｯ
桃「どした？」
桃瀬side＿＿＿
赤「お父さんｯ…とお母さんがｯ……」
そこから壊れたみたいに紅赤は泣き始めた…
あとから聞くには、
見つかった喜びや安心感も、もちろん感じたけど、
もう…この世界に居ないと確定された事への悲しみや、
家族が完全に居なくなってしまった事の孤独感の方が強く、
今まで早く見つかって欲しいと願っていたのに、
見つかってほしくなかった…
まだ夢で良いから嘘でもいいからこの世界にいる可能性がほしかった…
その思いが強かったらしい。
俺らに出来ることは背中をさすったり、そばにいる事だけ。
紅赤の苦しみを少しでも取ることは出来ない…
そう思ったことを覚えている。
東日本大震災から、11年経った今でも、紅赤は東北には帰れてないらしい。
コメント
37件
ワイ、2012年1月生まれだから生まれてない！
久しぶりに読んだぁ( *´꒳`*) コメント見るとみんな生まれたばかりか生まれてない時なんだね( °_° ) 俺は5歳の時だったなぁ。もう全く覚えてない😅でも停電するし余震来るし兄ちゃんは恐怖のあまり熱出すしw大変だったのは覚えてる。 親に何度も聞いたけど、俺が住んでるところも結構揺れたらしい( -᷄ω-᷅ ) 地震恐ろしいな､､､甘く見ちゃダメだ
私お母さんのお腹の中にいた
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ