⚠メンバー 桃、赤、紫、橙
桃瀬→中3
紅赤→看護師
紫呉→医者
橙羽→桃の家族
⚠医療知識はちょっとあるくらいで、正確かは何とも言えません
⚠一瞬嘔吐表現あります
⚠基本何でもいい人向け
桃瀬side___
紫「今の桃瀬くんの状態は少し厳しいかもしれません…」
紫ーくんのその言葉で始まった俺の体の説明
もうこの病院には長くお世話になっている
そもそも病弱の体を持つ俺はよくここに来ていた
病気が見つかったのは、中1の夏頃。
今から2年前の出来事。
今まで抗がん剤の治療も、放射線も手術も何回もしてきた。
一度は寛解した。
でも俺の体はすぐに再発した…
再発をすると寛解する確率は一気に下がる。
そして、今は再発の治療が上手くいっていない…
それを紫ーくん、俺の主治医が説明をしている。
橙「紫呉さんはどう思いますか…?」
紫「今の桃瀬くんの状態なら治療を受けるべきだと思います」
桃「俺は受けない」
橙「桃瀬…」
赤「………」
紫「紅赤くんはどう思う?」
赤「俺は…」
赤「桃瀬くんが望まないならやらなくて良いと思います」
橙「ッ………」
赤「でも、」
赤「俺個人としてなら、受けてほしいかな」
赤「桃瀬くんには元気で生きててほしいから…」
橙「受けてみよう…?」
桃「………」
紫「受ける価値はあると思うよ」
橙「今回で終わりでもいいからさ…」
橙「もう1回受けよう…?」
桃「………」
桃「健康だから……」
橙「……?」
桃「治療受けたことないからそんな事言えんだよ!!」
(出ていこうとする)
橙「ッ……待って、、!」
桃「1回の治療がッ…」
橙「…?」
桃「1回の治療がどれだけ辛いか知ってんの…?」
橙「それは…」
桃「何にも知らないくせに勝手に決めてんじゃねぇよ…」
橙「…ッ……」
バタンッ…
紅赤side___
久しぶりに桃瀬くんの大きな声聞いたな…
橙「ッ………」
紫「………」
赤「俺は……生きててほしい。もちろんそう思ってます」
赤「でも、桃瀬が苦しんでいるところ、、たくさん見ちゃってるんですよね…」
橙「そう、ですよね…」
屋上__
赤「やっぱりここに居た」
桃「チラッ………」
赤「そんなに嫌だった?」
赤「治療勧められるの」
桃「………」(目を逸らす)
赤「嫌だったか、ごめんn…」
桃「嫌じゃない…」
赤「ん?」
桃「………」
桃「俺だって……」
桃「死にたいわけじゃない、、、」
赤「……」
桃瀬
「紅赤なら知ってるでしょ…」
「俺の性格も、、」
「俺がどの期間病院に居るのかも、、」
「俺の弱さも…」
赤「うん。知ってる」
負けず嫌いで、売られた喧嘩は売り返す、
でも人一倍優しい。
中学校には半分も行けてない
退院早めるために熱を隠そうとしたり、
明らかにしんどそうなのに平気そうな顔をしたり、
時々素直に体調不良を教えてくれる時は本当に辛そうにしてたり…
赤「それが桃瀬くん」
桃「………」
桃「っ……」
桃「ほんとはッ…」
桃「生きていきたいッ……ポロッ」
桃瀬side___
桃「生きて、、」
もっと強くなりたい
喧嘩は誰よりも強いって言われたい
もっと遊びたい
体のことなんて考えずに思うがままに遊びたい
もっと学校に行きたい
みんなみたいに学校ダルいって言いたい
桃「俺がなりたい本当の俺は…」
こういう子。
やんちゃな子。
桃「なのに、、」
病気だから、病弱だから、って
遊ぶことを制限されて、
他の子よりも穏やかに過ごさなきゃいけなくて、
桃「病気だったらッ…」
桃「なりたい自分になっちゃだめなのかなッ…ポロポロ」
赤「……サス、サス」
普通の子ならなれる自分を、
病気だから…と言われてなれなくなる
桃「致死量並みの抗がん剤を体に入れて、、」
桃「ほんとに死にそうなくらい辛くて…ポロポロ」
頑張って耐えても、
すぐ再発する…
今回耐えても、もう一回再発したら…?
今まで耐えてきた事が全て無駄になる気がして。
桃「もう…何のために治療してるのか分からなくなってくるッ……ポロポロ」
桃「ほんとはッ…ポロポロ」
桃「自分のままで生きたいッ…ポロポロ」
紅赤side___
紫「じゃあ始めていくね」
桃「コクッ…」
桃瀬くんは 治療を受ける という選択をした
もちろん、
桃「ぉ”ぇ”ッ…はぁッはぁッ……ごほッごほッ」
赤「大丈夫…大丈夫…サスサス」
辛くない訳ではない
しかも、前回の致死量並みの量よりも多い量を入れている。
1歩間違えれば本当に致死量に達してしまう
そんな治療を今回も桃瀬くんは耐え抜いた
赤「退院おめでと…!」
桃「ありがと」
桃瀬くんは中学3年生の2月の終わり頃、卒業式直前に退院していった
もちろん、病院とはこれで終わり…なんて行かなくて、
1週間に1回…
2週間に1回…
1ヶ月に1回…
桃瀬くんの体にもよるけど、通院は必ずある
でも、
「紅赤〜」
赤「!…桃瀬くんじゃん!」
桃「よっ」
赤「なんか…前より制服着崩してない?笑」
桃「かっこいいだろ」
赤「かっこいいけど…校則いいのー?」
桃「俺の学校で校則守ってる奴なんて片手で数えられるくらいだぞ?笑」
赤「そっか笑」
前よりも桃瀬くんらしい桃瀬くんが病院に来ている気がする…
赤「治療頑張ってくれてありがと…」
桃「ん?なんか言った?」
赤「んーん!何も言ってない!」
赤「じゃあ次は1ヶ月後ね!」
桃「忘れそー」
赤「ちゃんと来いよー?」
桃「覚えてたらねー」
赤「じゃまたね」
桃「はーい」
赤 ニコッ
赤「よし…仕事するか、、」
桃瀬side___
テクテク…
桃 ニコッ
友「桃瀬おせーぞ!」
桃「わりぃ笑」
桃「じゃ行こうぜ」
友「出発進行ー!」
𝐸𝑁𝐷
遅くなりました!!🙇🏻
そして相変わらずの没…になりかけた作品です………
9教科の期末テストあったんです…
お許しください…
そして!聞いてください!
今回5教科合計点、頭いい友達2人に勝ったんです!!
褒めてください(((
そこの君!ここまで読んでおいて、褒めないとはどういうつもりだ!褒めろ!
はい…すみません()
テスト終わって情緒不安定の現場からは以上です。
コメント
15件
え~っと、?好きすぎて語彙力迷子ですね() テストすごいですね!私なんかずっと底辺で…w
この連載めっちゃ好きです😭 なんでこんなに素敵なタイトルが浮かぶのか……不思議でたまりません!笑 連載ブクマ失礼します🙇🙇
投稿ありがとうございます!🙇♀️ 生きて欲しいけどその人が嫌だって言ったらその気持ちを優先した方がいいのか、、難しいですね… テストお疲れ様です!頭のいい友達に勝てるとか凄いですね✨私は得意と苦手の点数差が前回よりはマシでしたけどやばかったです…w