TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
シェアするシェアする
報告する

三体の紫獣人が牙を向いて、私を威嚇する。


だが、そんなもので怯える時期はとうの昔に過ぎた。


私は素早く相手のレベルをチェックする。


左からLV50,55,58……アルレアが相手をしている個体よりもさらに強かった。


どうやらこちらが本命らしい。


人間にはレベルの概念は存在しないが、王国騎士たちが対処できるモンスターのレベルはLV50が限界だと言われている。


集団で戦って、ようやく倒せるという意味なので、その点では一人でLV40と渡り合うアルレアは間違いなく強い。


けれどこの数と強さは手に負えないだろう。



――だから、私が働く番だ。



私は戦闘を開始した。


スキル『背後奪取』を発動。次の瞬間には、LV50の紫獣人の背後に瞬間的に移動していた。


短距離の空間跳躍を可能にするスキルだ。

そのままスキル技『獣殺しビーストスレイヤー』を発動し、背中を大きく斬りつけた。


「ウガァァァァ!!??」


紫獣人の絶叫。私がつけた切り傷は自然に発火し、獣人の身体を焼いていく。


その動揺と混乱の隙にとどめをさした。


獣系にだけ効くスキル技だが、限定的すぎて、採用している冒険者は見たことがない。


しかし使ってみれば、ちゃんとした効果を発揮してくれる良いスキルだ。


残りの紫獣人二体がタイミングを合わせて襲ってくる。が、二体とも私が触れる前に攻撃が止まった。


魔法スキル『透明障壁』は、私の周りに見えない壁を一定時間作る。


私はゆっくりと近づいていって、紫獣人たちを見つめる。紫獣人たちは本能的に恐怖を顔に浮かべていたけれど、ここで見逃してあげることはできない。


スキル『次斬撃威力10倍』を発動。発動後、最初の斬撃の威力を10倍にする効果だ。


私は剣を強く握り、横に一閃。


二体を同時に斬り倒す。


そうして、三体の紫獣人は一瞬のうちに片付いた。

おしとやかな令嬢ですが、実は私だけ無限にスキルを取得できるので、裏では最強冒険者として暗躍しています

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

4

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚