「はぁはぁ、はぁ、げほっ」
早く、早く逃げなきゃ
見つかる前に隠れなきゃ
早く!
「っ……はぁ」
『どこかな〜?』
「っ!」
もう追いつかれた
見つかる
『あっ!見っーけ!』
「っ!……ぁ」
『勝手に逃げたらダメでしょ?』
『ほら帰るよ…』
「や、だ」
『チッ……また、おしおきされたいのかな?』
「ち、違う…!」
『じゃあ早く立てよ……。』
『ちんたらすんな。早く立て』
「ぁ、まっ…てください」
『なに?』
「あしが、いたくて」
『助けてあげても良いけど、躾がなってないみたいだから…………ね?』
「ごめんなさい!もう、しないから」
『早く帰るよ』
『おしおきもしないといけないし、躾直さないと』
そう言って笑った彼の目は×××××のような目をしていた