「はぁ、可愛くないなぁ、わたし」
寝る準備を整え、溜息をつきながらベッドに倒れ込んだ。
何だかんだで家まで送ってくれた聖。
それなのに、わたしは可愛くない態度しかとれなかった。
強気な性格ゆえ、どうしても素直になれない。
それに、
想われているのは分かる。
けど言い方は相変わらずだし、優しい所もあるけど、元カノと比べられてたりしたら…なんて考えると不安でたまらない。
「どうしたら可愛くなれるんだろ」
答えの出ない問題を抱えながらいつの間にか眠りについていた。
翌日、いつもの様に駅で待ち合わせていたわたし達。
「今日もバイトだよな?」
「うん…聖は休みだよね?」
「ああ」
ろくに会話は弾む事なく学校に着いてしまい、そのまま別れる事になった。
(怒ってると思ってるよな、茉莉)
別に怒ってる訳じゃない。
けど、口を開くと素っ気な************
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