💛
呼んでも来ない。
なんだろ、どうしたのかな?
「さ、さくま?」
(……携帯触ってる、急ぎの連絡?)
(ちぇ、もっと待てると思ったんだけどなぁ。まぁしょうがないか。)「あ、照ごめーん!忘れてた!」
「え、忘れ、って、え?この状態で?」
「ごめぇん。…でも俺萎えちゃった。続きはまた今度ね!用事出来たから行くわ!」
「え、え、え、今?」
「いい子で待ってるんだよ」
「う、うん、、。」
手を合わせ、下から上目遣いでごめぇんと謝る佐久間。気持ちがこもってない事なんて明白なのに。しょうがないかと無理矢理納得させたいのに、こういう事言ったらダメだって分かってるのに、でも、どうしても、
「あのさ、俺の事、嫌いになった?」
「え?なに?照は嫌いになったの?」
「いや、俺はs」
「それ、聞いてくるってことは好きじゃないんでしょ?」
目から光が消えて睨みつけるような顔になり後ろを向く佐久間。
咄嗟に(しまった)と思ったがもう遅い。
慌てて追いかけ縋るように愛を伝える。
「ご!ごめん!!!違う!好きだよ!俺、佐久間が好き!大好き!」
🩷
咄嗟に後ろを向いたからバレてないと思う。
縋って大好きだと叫ぶ照の声を聞くだけで、笑いが込み上げてくる。
素直で重いところだーいすき。どんどん虐めたくなるんだよねぇ。
コメント
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え?? さっくん、浮気とかじゃなくて 意地悪してかわいいところが 見たいってこと?? 続き気になりますー🩷💛