【B&月&ミサ】
「……おい、何やってるんだよ」
月が目を細め、やや低めの声で突っ込む。
赤いちょうちんが連なる祭りの道をミサと二人で歩いていた途中、視線の先で異様な光景が目に入ったのだ。
Bが、イチゴ味のかき氷を──スプーンを使わず、手で、直接、がしっと掴んで食べていた。
「冷たい」
平然とそう言って、もう一掴み。
かき氷は手の中で溶け、指先から紅いシロップが垂れていた。
「いや、当たり前だろ……スプーン使えよ、ほら」
屋台に設備されているスプーンを差し出すも、首を横に振った。
「Lはスプーンを使う。だから、Bは使わない」
「…………………」
は?
どゆこと?
月は一瞬、思考が止まった。
「ルエさん反抗期ってやつ?」
「んー、反抗期かも、ね。“Lと同じ”は面白くない。“Lと違う”のがいい」
「……かき氷で?自己表現してんのか?」
Bは真面目な顔で頷いた。
月が額を押さえてため息をつくと、ミサがくすくす笑った。
「でも、ルエさんが何か食べてるの初めて見たかも。っていうか、かき氷好きなんだ?」
「かき氷より、“イチゴ”が好き」
「へぇ、じゃあイチゴジャムとかも?」
「瓶で食べる」
……瓶。
「……やっぱり変な人だね」
ミサの素直すぎる言葉に、Bは満足げに笑った。
「ミサミサは、“普通”が好き?」
「ん〜、普通もいいけど……でも、個性的な人も嫌いじゃないよ?」
「じゃあ、安心した」
Bはくっくっくと喉の奥で笑った。
その笑い方は、どこか不規則で、どこか懐かしい気持ちになる。なんだ?この気持ちは。
「ところで、夜神月、ミサミサ」
「は、はい!」
勢いよく答えたミサの声が跳ねる。
月は眉をひそめたまま、軽く返した。
「ん?」
「死神はいると思うか?」
……ピタリと空気が止まった。
屋台の喧騒、遠くの太鼓の音、笑い声。
すべてが背景になって、Bの声だけが際立って聞こえた。
ミサは一瞬、目を見開いて、そして笑ってみせた。
「いるんじゃないかな。だって……“ノート”の話、本当だったなら……」
その先は言わなかった。
“記憶がない”はずの彼女が、それを言い切る理由はない。
でも、ミサはどこか確信めいた目をしていた。
月はしばらく黙っていた。
視線を上げず、手に持ったラムネを見つめたまま、月は答える。
「……いないでほしいとは、思ってる」
Bの顔に、ふわりと笑みが浮かんだ。
「かっかっかっかっ、面白い答えだね。じゃあ──今度、見つけたら死神の秘密を教えてあげる」
「秘密?なにをだよ」
「“死神は、意外と笑う”ってことを」
その言葉に、ミサは「怖〜い」と肩をすくめ、月は「何言ってんだよ」と呆れた声を出した。
Bはそんなふたりを交互に見て、まるで“何か”を確かめるように、ひとつ、長く笑った。
「くっくっく……」
その笑いの奥に、何が潜んでいるのか。
月もミサも、追いきれずにただ、その音を聞いていた。
──そして、唐突にBの声が変わった。
「……ねえ、夜神月」
「……なんだよ」
「あくまで仮定の話。もし、“人の顔を見ると名前が見える目”を持っていたとしたら──どう使う?」
月は眉をわずかに寄せた。
「名前が……見える目?」
「うん。“ただそれだけ”。でも、“それだけ”で何ができると思う?」
「…………」
ふいに、Bの視線が強くなる。
まるで、その瞳に“何か”が宿ったようだった。
月は一度、言葉を呑んで──それから静かに答えた。
「……人を守るために使うよ。たとえば、誰かが襲われそうになったとき……名前が分かれば、警察に証言できる」
ミサがふわっと笑った。
「月ってば……やっぱり正義の味方だよね」
Bはふたりの答えを聞いても、しばらく無言だった。
その無言が、逆に不穏な静けさを引き寄せる。
そして、小さく息を吐いた。
「……人を殺すために使わないのか?」
月の足が、ほんのわずかに止まった。
「…………」
「たとえば、夜神月の大切な人を殺した相手がいたとして。顔は分かってるけど、名前だけが分からない。でも、死神のノートはある──そういう時、“その目”があったら、どうする?」
月はしばらく黙っていた。
ミサもボーッと前だけを見ている。
その問いは、単なる想像の遊びじゃなかった。
まるで、本当に試されているような圧があった。
月は小さく息を吸い──そして、まっすぐにBを見た。
「──殺さないよ。そんな目があっても」
Bの赤い目が、一瞬、月の表情を探るように揺れた。
「復讐は、意味がない。“正義”のために、人が人を裁くべきじゃない……僕は、それを一度……」
ふと、言葉が止まる。
「“一度、間違えた気がする”」
そんな曖昧な記憶が、胸の奥に残っていた。けれど、思い出せない。
思い出せないからこそ、言葉だけが、先に進む。
「たとえどんな力があっても、それを“正しく使える人間”じゃなければ、意味がない」
Bは目を細めて、にやぁっと笑った。
「正しく使える人間……?じゃあ、正しく使えなかった人間は──人間ではない、と?……ミサミサはどう思う? 」
唐突に振られたその問いに、ミサはわずかに目を見開いた。
月の隣で黙って聞いていただけだったはずなのに、Bの赤い目は、まるで最初から彼女に向いていたように感じられた。
「……それって……」
手に持っていたラムネの瓶が、かすかに揺れる。
言葉を探すようにして、ミサは小さく口を開いた。
「……正しく使えなかった人が、人間じゃないなんて……そんなの、違うと思う」
「違う?」
「うん。……だって、人間って、間違えるものなんでしょ?」
Bの笑顔が、ほんの一瞬だけ、薄くなる。
「誰だって、最初から“正しさ”なんて分からないし、正しいと思ってたことが、あとで間違いだったってこともある」
ミサの言葉は、どこか自分に言い聞かせるような響きだった。
「……でも、それでも“人間であること”を否定しちゃダメ。間違えた人が、もう一度やり直そうとしてる時に、“あなたはもう人間じゃない”なんて言われたら……」
そこでふと、言葉が止まった。
手が、かすかに震えている。
「それって……救われるはずの人を、突き落とすことになるかもしれないよ」
沈黙が落ちた。
Bは静かにミサを見つめて──そして、ふっと笑った。
「……やさしいね、ミサミサは」
「ううん……。ミサは、“ミサが人間である”ってこと、信じてるから」
月が何か言いかけたが、言葉にならなかった。
Bはそんな二人を見て、ほんの少しだけ目を細めた。
「そう。なら──Bがもし、間違えたら。その時も、“人間だ”って言ってくれるのかな」
「……言うよ。だって、ルエさんも笑えてるじゃない」
「それが、“人間っぽく見える”理由?」
「うん。あと──イチゴのかき氷、手で食べるとことかも」
「……くっくっく。うん、Bは人間、人間だ。でも──“人間じゃない”って、誰が決めるんだろうね」
「え?」
「……Bはずっと、“誰か”の真似ばかりしてきた気がする。Lの真似、犯罪者の真似、笑い方の真似──でも、それでも“人間”って呼ばれる資格があるのなら……」
ひと呼吸置いて、唇に小さな笑みを浮かべる。
「──いっそ、キラに裁かれたいくらいだ」
Bは、冗談とも本音ともつかない声でそう呟いた。
指先の赤いシロップはもう、氷の残骸ごと溶け落ちていた。
そのときだった。
「──じゃあ、僕が裁いてあげるよ」
月の声は低く、はっきりとBの言葉に重なった。
ミサが思わず振り向く。
「ら、月……?」
けれど月の目はまっすぐ、Bの瞳だけを見つめていた。
「力があっても使わないって言ったのは本心だ。でも──もし、お前が悪意をもって誰かを傷つけたなら。その時は……僕が裁く。ちゃんと、自分の意志で」
言葉に熱はない。けれど、その静けさこそが、月の覚悟を物語っていた。
Bは一瞬、何も言わずに月を見ていた。
目を細めるわけでも、笑うわけでもなく、ただ──観察者のような顔で。
だが次の瞬間、唇がゆっくりと持ち上がった。
「くっくっく……いいね、それ。まるで──“L”みたいだ」
「なっ!違う」
月は、静かに首を振る。
「Lがしないなら、僕がやる。それだけだ」
ミサが、口元にそっと手を当てて、黙って二人の間を見守っていた。
「ありがとう、夜神月。いつか本当に裁いて──救ってくれ」
Bの言葉は冗談のようでいて、どこか“遺言”めいていた。
その一言に、月は息を呑む。
何かを返そうとして、言葉が喉の奥で詰まった。
──裁くとは何か。救うとは何か。
その答えを持っているはずだったのに、Bの前では不思議と曖昧になる。
沈黙のあと──Bがふいに口を開いた。
「……キラ、悪は、憎いか?」
唐突な問いに、月のまなざしが動いた。
Bの声は静かだった。
それでも、ひどく重たく響いた。
Bの声が静かに落ちる。
赤い光が花火に染まりながら、ふたりの顔を淡く照らしていた。
沈黙の中、月がゆっくりと答えた。
「……憎くはない。──怖いだけだ」
Bが目を細める。
「怖い?」
「ああ。悪っていうのは……たぶん、自分の中にもあるものだから。誰だって、自分が正しいと思ってやる。間違った行為ですら、“正義だ”って信じてることがある。それが……怖いんだ」
その言葉には、自分自身への恐れが滲んでいた。
Bは何も言わず、目を伏せたまま、ただその答えを受け取った。
──そして、隣にいたミサが口を開いた。
「……ミサは、悪は憎いって思うよ。だって──大切な人を傷つけたのが“悪”なんだもん。ミサは絶対に許せないもん」
そう言ってから、ミサはほんの少し視線を落とした。
「そうか。ミサミサ“も”、か」
「……もってどういう意味?ルエさんも悪に傷つけられたの?」
「……まあ。父親が暴漢に殺された、かな」
「………………」
月は言葉が出てこなかった。
隣にいるミサが指をいじりながら言った。
「そっか……ルエさんも、大変だったんだね。ミサはね、家に強盗が押し入ってきて、家族みんな……」
ミサの瞳が潤んだ。
その瞳にどれだけの恐怖を見てきたのか、僕には計り知れなかった。
「……でも、もし月がキラだったとしても、ミサは月の味方をすると思う。どんな理由があったって、何をしてたって。だって……好きな人を信じられなくなったら、ミサはもう、ミサじゃなくなっちゃうから」
その声は笑っていたけど、どこか震えていた。
ミサの小さな手が、そっと月の袖を握る。
「……誰に何を言われても、ミサが信じてる“正しさ”は、月の隣にいること。──それだけで、充分なんだよ」
その言葉に、月は何も言えなかった。
「幸せものだな。キラは悪なのに、そうやって言ってくれる人がいるのは……」
それは、誰に向けた言葉だったのだろうか。
月か。B自身か。
「………………」
ミサは言葉に詰まり、月もただ黙って、Bを見ていた。
Bの目は笑っていたけれど、その奥にあったものは、笑っていなかった。
全てを見透かすような目の奥で、何かが沈んでいる。
それはきっと、誰にも言えなかった“渇き”のようなものだった。
「……ルエは?」
ふいに、月が口を開いた。
「ルエは、自分の隣に誰がいたら、“正しい”って思える?」
その問いに、Bは一瞬だけ目を細め──
「……『正義』かな」
言ってから、かき氷のカップをぽいとゴミ箱に放り込んだ。
「だったら、僕が隣にいてあげる」
Bの動きが、ふっと止まる。
「僕は──悪だけど、正義を信じてる。今のルエが……自分の正しさを誰かに問うしかないくらいに、迷っているのなら──“間違わないように”隣に立てばいい。きっと、Lもそうする」
Bは振り返らない。
けれど、その背中から、何かがゆっくりほどけていくように感じられた。
「くっくっ……なにそれ──ほんと、夜神月は“正義の味方”ごっこが似合うね」
「違う。もうごっこじゃない。僕は、過去を知らないからこそ……今の選択を、本気で選べる」
その声に、Bはようやく肩越しに振り向いた。振り向いたというより、首だけを動かしてこちらを向いた。
その目が、少しだけやわらかく揺れていた。
「……じゃあ、“間違ったら”頼むね、“キラ”」
「その時は、迷わず裁くよ。“人間として”」
ふたりの間に、何かが静かに結ばれるような空気があった。
「やはり、夜神月、お前はLに近いものを感じる……羨ましいほどに、焦がれるほどに……だからLは勝てなかったのか」
ミサが何か言いかけて、口をつぐむ。
Bはゆっくりと、指先を自分の胸元へと当てた。
「ここが、違ったか……」
指先が触れたその胸の奥に、何があるのかはわからない。
けれど、そこにはたしかに“熱”のようなものが宿っているようだった。
「なんだよ、今日はやけにテンション低いじゃないか」
月が片目でチラリとBを見ると、いつも変わらぬ顔なのに、どこか瞳の奥は寂しそうだ。
「……いや……。今日が8月22日なのが、どうしても……」
「なんかあるのか?」
Bは一瞬だけ黙り、夜空を見上げる。
そして、ぽつりと呟いた。
「──命日だ」
「……誰の?」
月が問う。声は低く、まるで踏み込んではいけない場所に足を踏み入れるようだった。
Bは、答えなかった。
ただ、自分の胸元にそっと手を当てた。
「誰だったかな」
口元がうっすらと笑う。けれど、それは笑ってはいなかった。
「今日はやけに熱い。……熱い、暑い、熱い、焦げそうだ」
呟きは、まるで焼きついた事件の残像のように。
「……熱くて耐えられない。だからかき氷を食べていたのに……もう、熱くて溶けた」
溶けたのは氷か、それとも自分か。
それすらも曖昧なまま、Bの指先には、もう何も残っていなかった。
「口の中、まだ甘いのに、目の奥は焼けるように痛い。甘さも冷たさも、もう追いつかないんだ……この熱に」
そんなBの前に、ひゅ、と冷えた瓶が額に当てられた。
「……?」
月だった。
自分が飲みかけていたラムネを、無言でBに差し出している。
「ほら、冷たいだろ。お前、さっきのかき氷……食べる前に溶かしてたじゃないか」
「……くっく、熱くて溶けたんだ」
そう言いながら、Bは受け取った瓶を見つめた。
中のビー玉が、光に透けて揺れている。
「──ラムネなんて、何年ぶりだろう」
そう呟いて、Bは瓶を傾けた。
喉を鳴らして、一口。
「ああ……冷たい……」
その言葉は、どこか安堵のようで、涙の代わりのようでもあった。
「熱い日はやっぱりラムネだよね!」
ミサが無邪気に笑って言うと、Bは目を細めてうなずく。
「ああ。そうだね。より一層の美味しく感じる」
月は少しだけ微笑んだ。
そんなBの横顔を見つめながら、そっと言葉を落とした。
「寂しいなら──僕達が、隣に居てあげるよ」
その声に、Bは小さく目を見開いた。
けれど、すぐにふっと目を伏せて、ゆっくりと息を吐く。
「……Lはそんなこと、言ってくれなかったのに……」
「あいつは言わないよ。……いや、言うんだろうけど、言わせるには時間がかかる」
「確かに、ぷぷ」
ミサが吹き出して笑うと、3人の間に自然とぬくもりが広がった。
「命日でも、今日は楽しめばいいじゃないか。その方が亡くなった誰かも報われるかもしれない」
「……っふふ、そうだね」
そう言ってBは月の顔を見る。
目に映るのは夜神月の命日──
彼はまだ知らない。
自分がどんな結末を迎えるのかも、誰の手によって、何を背負って、どこに立ち尽くすのかも。
──けれど今は、笑っている。
誰かを救うように、誰かに寄り添うように。正義の仮面を脱いで、悪を受け入れて──
──この夜が、“未来の悲劇”を、ほんの少しだけ優しく変えてくれることを信じて。
そして、ミサがぐいっとBの袖を引いた。
「ほらほら、ルエさん、いちご飴あるよ!行こ!」
「また甘いのか……」
「好きなんでしょ?イチゴ!月も行くよね?」
「もちろん」
Bは一瞬だけ迷って──やがて、肩の力を抜いて歩き出した。
「月はどれがいい?」
「僕?僕はやっぱり、『リンゴ』かな」
「ルエさんは?」
「んー、やっぱり『イチゴ』かな」
月とBは目を合わせるとクスッと笑った。
「はい!じゃああげる!」
そう言ってミサは二人にリンゴ飴とイチゴ飴を渡した。
「ミサは食べないの?」
「これ以上食べると太っちゃうからさ」
「そう?一口だけでも要らない?」
「えっ!ひ、一口!?月の?た、食べていいの?じゃ、じゃあ一口だけ」
ミサは月のリンゴ飴をおそるおそるかじり、その瞬間、頬っぺたに両手を当てて、うっとりと目を閉じた。
「……んん〜〜っ、おいし〜い……!舌にじゅわって甘さが広がって、罪悪感感じるけど美味しい」
月はふっと笑った。
「それ、褒めてるのか?」
「もちろんっ」
ミサは飴を見つめながら、ふいにくるりとBの方を見た。
「綺麗だね、リンゴ飴。……なんか、ルエさんの目みたい!」
その一言に、Bの手がほんのわずか、ぴたりと止まった。
「はい?」
「ほら、ルエさんの目、綺麗だから。ちょっと透けてて……でも、ちゃんと芯があって……優しそうなのに、なんだか全部見透かしてるような目」
「………………」
Bは飴を見た。
赤く、艶やかで、表面は冷たいのに、中は甘くて、少しだけ寂しげな味がした。
「──ぁ、変なこと言ってごめんね?」
ミサが不安げに笑ったとき──
「……いや」
Bはそっと目を伏せて、ぽつりと呟いた。
「ミサミサの目も綺麗だ」
ミサの目が、ぱちりと見開かれる。
「……えっ?」
「うん。僕も思ってた。綺麗だよ、ミサ」
「ええー!」
ミサは戸惑ったように、視線を泳がせて──やがて、ぽつんと声を漏らした。
「もう、照れるよー。でも……ありがとっ!ルエ、ちゅ」
「!」
頬にキスをされたBはふふっと笑った。
「好きになっちゃうよ」
その言葉は冗談のように軽やかで、けれど、どこか照れたような本音が混じっていた。
「ミサは月のものだから、ね?」
「……ま、まあ」
「あー!月照れてる?」
「て、照れてない!」
「いやいや、顔に出てるってば〜」
「違う、これは……あ、熱いから!」
Bはそんなふたりのやり取りを見ながら、片手でイチゴ飴をくるくると回し、くっくっくと喉の奥で笑った。
──笑い声と、甘い飴の香り。
きっと、この熱い日をずっと忘れない。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!