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2人が結ばれて良かった〜💚💙 めめの橋渡しもナイスでした。 阿部ちゃん性欲モンスターなのは、自分の中の解釈にもあるのでめっちゃ共感してしまいました笑
サイコー!!!!
(∩ω∩〃)
💙翔太side
家で、ふとんに包まっている。
今日はオフ。
目は覚めているが、起き上がるのもおっくうだ。
携帯が震える。
LINEのメッセージが来ている。
送り主は阿部亮平。
中を見ずに携帯を遠くへ放り投げた。
また寝る。
ぴんぽん
今度はインターフォンが鳴った。
無視する。
何度か鳴った。
無視する。
辺りが暗くなっている。
トイレに起きた。
済ませて、飛んでいった携帯を拾う。
時刻は午後8時。
LINEを開く。
阿部からのメッセージの一番下。
💚「外で待ってます」
💙は?
時間は6時間前。
電話を掛ける。
💚やっと繋がった
💙どこ?
💚翔太のマンションのエントランス
💙…いつから?
💚んと、LINEした時間から
部屋を飛び出す。
阿部が俺を見て笑った。
💚頭ボサボサ。パジャマだし。
💙……うるさい
💚上がってもいい?
💙来い
阿部の腕を掴む。
部屋に入った。
泣きそうだ。
阿部をよく見ようと、顔を上げようとしたら、ふいに抱きしめられた。
💙阿部……
💚ごめん
俺ってちょろい男だ。
あんなに怒ってたのに、もうあっさり許してる。
阿部と離れてたことだけが辛かったんだとわかる。
こうしてそばにいれば、それだけで幸せで、言葉なんていらなかった。
ただ寂しかった。
それだけ。
そしてその寂しさは悔しいけどこいつにしか埋められない。
💚翔太のこと、好きでおかしくなりそうだったんだ
阿部が静かに言った。
💙もう落ち着いたのかよ
💚うん。今日は翔太に話を聞いてもらいに来た
💙……
💚話しても、いい?
💙わかるように話せ
阿部はにっこり頷いた。
💚俺ね、すごく大事な友達がいて…
そして穏やかに自分のことを話し始めた。
阿部の話を聞いて、俺は泣いた。
阿部の目も少し赤くなっていた。
阿部はよそ見をしたわけでも、俺に愛想を尽かしたわけでもなくて。
それが単純に嬉しかった。
ただ俺のことが好きなんだと、好きで好きでどうしようもないのだと繰り返し言った。
💚翔太は、俺のこと好き?
💙わかってるだろ
💚ちゃんと聞きたい
いつもの意地悪な目じゃない。
最後の審判を待つような、熱っぽい目。
胸の動悸が激しくなる。
阿部のこんなに男らしい目を見るのは初めてだったから。
身体の芯が熱くなる。
きっと顔も火照っている。
💙言葉にするのは苦手だすごく
💚わかってる。でも、言ってほしい
💙…き
💚翔太、ちゃんと言って?
💙すき
阿部にその言葉が届いたか届かなかったの瞬間。
息が止まるほど強く抱きしめられた。
💙くる…し…いっ
腕をとんとん、と叩く。
阿部がはっとして離れる。
阿部が懇願するように言った。
💚ねえもう俺我慢できない
💙………
💚愛しても、いい?
💙恥ずかしい…けど、いいよ
💚可愛い…
💙……うれ…しい
💚もう我慢できない
💙我慢しないで?
💚もうだめだ……翔太…っ
阿部の手が性急に俺の身体をまさぐる。
くすぐったい…。
ぞわっとするような感触に耐えていると、阿部の手がやがて俺の胸の突起を探しあてた。
💙あっ…
指の先で弄ばれる感触に思わず声が出る。
目を閉じてしばらく指の感触を感じていると、阿部の舌がその片側を舐め始めた。
💙あっ、あっ……
💚敏感だね
💙言うな…恥ずかしいから…っ、あっ
💚可愛い
愛撫の合間に、何度も口付けをされる。
気持ちいい。
愛してる。
色んな感情が俺の中で湧き上がる。
下半身に、阿部の熱を感じた。
💚しょうた…
💙うん、来て……
阿部の手が俺のものに触れる。
さっきから持ち上がって、先端が濡れている。
くちゅ、くちゅ、といやらしい音を立てて、阿部が俺の先端を可愛がる。
💙や、きもち…いい…っ
💚もっと気持ちよくさせてあげるね?
阿部は躊躇なく俺のものを口に含む。
腰がびくっとなる。
もう蕩けそうだ。
温かい阿部の体温が、阿部の口を通して、直接伝わる。
💙あべ、あべ、あべ
💚名前で読んで?
💙んっ……りょうへ…い
じゅる、じゅる。
わざと音を立てるように吸うので、恥ずかしい。
でもとてつもなく気持ちがいい。
💙も…っ、でる……
それを聞いた阿部の愛撫がさらに早くなる。
我慢できない。
💙あっ、あっ、あっ……
💚…ふふっ。いっぱい出たね。
💙言うな……恥ずかしいって……
両手で顔を覆うと、阿部がその手を掴んで開こうとする。
💚かわいい顔見せてよ?
💙もう……っ
ゆっくりと手をどかす。
阿部が口付ける。
💚好き
告白とともに、阿部の手が、俺の後ろに回る。
怖い。
不安げな俺の耳元で、阿部が囁く。
💚ゆっくりするから、翔太をちょうだい?
💙そんな言い方されたら、断れない…
耳たぶを優しく噛まれる。
吐息がかかる。
ものすごくどきどきする。
💚いや?
💙怖いけど……嫌じゃ…ない
阿部は満足したように頷くと、どこからかローションを取り出した。
💙つめた……
💚力抜いて
俺の後ろにたっぷりとローションを塗り付ける。
恐る恐る見ると、阿部のものにも入念に塗っている。
嬉しい。
阿部をやっと受け入れることができる。
この人が愛しい。
だから、多少の痛みには耐えられる。
💙亮平、来て…早く
💚俺を殺す気?もう、本当にたまらないんだけど、俺。死にそう。
阿部は笑って覆い被さってきた。
💚足、開いて
💙ん……
阿部の指が俺に入ってくる。
💙…んっ
💚痛い?
💙いた…く…ない
💚少しずつ、増やすよ?
頷く。
まだ、大丈夫だ。
変な感じはするけど、まだ…。
くちゅくちゅ…
粘膜がかき混ぜられる音がする。
恥ずかしい。
でも、興奮する。
また俺も勃ってきた。
ローションを追加しながら、阿部の愛撫は続く。
💚3本入った
💙やん、言わないで…
💚いくよ
💙ん……
阿部の手が優しく俺の頭を撫でた。
下半身に熱が集中する。
少しずつ、大きなものが入ってくるのを感じた。
💙さけ…る…
💚翔太
💙亮平…
💚ごめん。もう、止められない
💙来て……
痛い。
涙が出る。
阿部を受け入れられた悦びと、肉体の痛みと。
唇を噛んで必死に耐えていると、突然身体が痺れるのを感じた。
💙あっ!!!!
💚はあ、はあ、はあ
💙そこ…あっ、あっ、あっ…
💚ここ?
阿部が気づいて、そこを重点的に突いた。
なんだ、これ…
わからないけど、変な感じがする。
💙あっ、あっ
💚可愛い、すごく興奮する…
何度も何度も出し入れして、だんだんと腰の速度が上がったと思うと、阿部は切なそうな顔で言った。
💚このまま、いっていい?
💙きもち…いい?
💚やばい。本当に俺死んじゃうかも…
💙ばか
💚あっ、あっ、あっ
💙はあ…っ
💚いく!!!!!
阿部は俺の中でいった。
強く抱きしめてくれて、しばらく繋がったまま。
そしてやがて名残惜しそうに俺から離れた。
💙ねえ、俺、今、むちゃくちゃ幸せ
💚それは俺のセリフ
阿部がキスしてくる。
あまりにもキスしてくるので、一晩で唇が腫れそうだ。
そう抗議すると、ますますキスされた。
恥ずかしいけど、嬉しい。
二人ともまだ裸のまま。
ベッドに向かい合わせで横になっている。
💚翔太
💙ん?
💚俺、毎回えっちしたい
💙は?
💚我慢できない
💙いや、まだそんなに慣れてるわけじゃないから毎回はちょっと…
💚したいしたいしたいしたい
💙ガキかよ…って、あっ!!!
急に距離を詰められて、力いっぱい抱きしめられる。
💙苦しいって!!!
💚………もっかいしたくなった
💙いやさすがにそれは…あっ…んっ!
そうして俺はまた押し倒された。
阿部はとんでもない性欲モンスターだった。
次の日の俺の腰よ、さようなら。
少し…いやかなり不安。
でもこれからもずっとずっと、二人で愛し合えますように。
おわり。