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翌日。
めておらの家。
朝から兄たちは、どこか落ち着かない様子だった。
心音 「今日は全員で行動するよ。」
ロゼ 「らぴすは絶対に一人にしないこと。」
らいと 「撮影中も俺たちの近くにおること。」
みかさ 「移動するときも声をかけてね!。」
メルト 「今日は俺がらぴすの荷物持つ、」
らぴす 「そこまでしなくても……。」
五人 「する。」
らぴす 「うぅ……。」
少し困ったように笑うらぴす。
でも、その笑顔の裏には不安が残っていた。
動画撮影を終え、帰ろうとした時だった。
??? 「また会えたね。」
その声に、らぴすの肩がびくっと震えた。
らぴす 「……!」
昨日会った人物が、少し離れた場所に立っていた。
心音はすぐにらぴすの前へ出る。
心音 「またお前か。」
??? 「警戒しなくてもいいのに。」
ロゼ 「らぴちゃんが嫌がってる。」
??? 「嫌がってる?」
その人物はらぴすを見つめた。
??? 「昔は、あんなに笑ってたのにね。」
らぴす 「……。」
らいと 「それ以上近づくな。」
みかさ 「話があるなら俺たちを通してくれる?。」
メルト 「らぴすは話したくないって、」
??? 「……。」
その人物は少し笑う。
??? 「君たちは本当に何も知らない。」
心音 「だから何。」
??? 「らぴすは昔、自分からみんなを遠ざけたんだよ。」
らぴす 「……違うツ!」
思わず大きな声が出た。
全員がらぴすを見る。
らぴす 「違う……。」
らぴすの目には涙が浮かんでいた。
心音 「らぴす。」
らぴす 「違うの……。」
言葉が続かない。
苦しそうに息をするらぴす。
心音はすぐに背中をさすった。
心音 「無理に話さなくていいよ。」
??? 「本当のことを言っただけだけど?」
ロゼ 「もう帰ってくれないかな。」
??? 「……。」
しばらく沈黙が流れる。
そして、その人物は小さく息をついた。
??? 「今日は帰るよ。」
??? 「でも、また来る。」
そう言い残して立ち去っていった。
その場に静けさが戻る。
らぴすは足の力が抜け、その場に座り込んだ。
メルト 「らぴす!」
みかさ 「大丈夫?」
らいと 「水!」
ロゼ 「深呼吸しよ。」
心音はらぴすの前にしゃがみ、優しく手を握る。
心音 「もういない。」
らぴす 「……うん。」
心音 「俺たちがいる。」
らぴす 「……。」
心音 「守るから。」
その一言に、らぴすはゆっくりと顔を上げた。
らぴす 「……しおにぃ。」
心音 「何があっても、お前を一人にはしない。」
ロゼ 「俺たち六人で『めておら』だから。」
らいと 「一人欠けるなんてありえないけんね。」
みかさ 「だから安心して!。」
メルト 「ずっと一緒、」
らぴすは涙を拭きながら、小さく笑った。
らぴす 「……ありがとう。」
でも、その日の夜。
らぴすは一人、自分の部屋で昔の写真を見つめていた。
そこには、小さな頃のらぴすと数人の子どもたちが写っている。
らぴす 「……あの日のこと。」
「いつか、ちゃんと話さなきゃ。」
そう呟くらぴすの瞳には、決意が宿り始めていた。
――続く。
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コメント
5件

読んだよ〜〜!!😭💕 第20話、めっちゃエモかった…!! 「守るから」って心音の一言、心臓ギュッてなったし、5人全員がらぴすを囲んで守る空気が尊すぎて泣ける…!!😢💖 最後の「ちゃんと話さなきゃ」って決意も、次が気になりすぎる展開だよ〜!!続きめっちゃ楽しみにしてるよ!!🌸✨