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太「中也…最後に君に約束をして欲しいことが…ある」
嗚呼、またあの日の夢を見ている
刃物で腹部を刺され大量に血を流し弱々しい声で俺の額に手をあてる太宰
最悪な夢だ…最愛の人が死ぬ瞬間なんて見たくねえ
なのに俺の気持ちを無視するかのように何度も何度もこの夢を見る
太「もし来世があるとしたら_________________?」
中「嗚呼、___________」
太宰は微笑んで
太「楽しいみにしているよ…中也」
俺はゆっくりと目を開け体をおこした
中「はぁ…またあの時夢かよ」
俺の名前は中原中也
俺には一般人とは異なるものをもっているそれは、
「前世の記憶」があることだ
俺は驚いた、まさか太宰の言ったとおり来世が存在し今世は、異能力も探偵社やポートマフィアもない平和な世界に生まれたことに
それと同時に喜びもあった
仲間と過ごした日々、太宰との思い出があり
そして約束を果たせることに
俺は太宰との約束を果たすため太宰を何年も探し
そしてようやく太宰と再開することができた
太宰はひどく痩せていて、昔のように身体中包帯をしていた
俺はもっと早く見つけられたと後悔しながらも
太宰に話しかけた
中「まずは自己紹介からだな俺の名前は中原中也だお前は?」
太「太宰治です」
嗚呼…俺やっと太宰に出会えたことができた
中「年はいくつだ?」
太「15歳です」
俺より4つ年下かよ
そして俺は我を忘れ太宰を抱きしめた。体温がほんのり伝わる
俺は太宰と出会えたことに心から喜んだ
しかし太宰は俺と違い前世の記憶がないように思う確信はないがもしかしたら少しずつ思いだす可能性もあるなんにせよ太宰が前世の記憶がなくても太宰のことを愛している
中也「今度は絶対幸せにするからな…太宰」
中也さんと暮らしから数ヶ月がたち
私は中也さんと出会ってから生活が一変した
広く綺麗な家、清潔な服、美味しい食事が保証され
暴力も振るわれないまるで夢みたいな生活だ
私は中也さんに出会って良かったと思うのだが……
中「太宰、口あけろ」
中也さんは一口だいに切ったハンバーグを私の口の前に近付ける私は少しむっと顔をする
太「…………………………中也さん何度も言ってるけど私一人で食べれるし子供扱いしないで」
中「別に子供扱いなんてしてねえよ、俺がただしたいだけだ」
太宰「…………………………」
中也さんはまっすぐ私の目を見て真剣な顔していた
どうやら嘘ではないがこうゆう行為は好きな人とか
恋人などの人がやるべきなのでは?と思う
中也さんは色々距離感がおかしい
お風呂や寝る時も傍についてくるため
私はどんな反応をしなければ良いのか困ってしまう
それに……
中「どうした?太宰顔が少しあかいぞ」
恥ずかしくて戸惑う私の表情を見て笑う中也さん
私は何故か苛立ちを感じなかった
むしろ積極的に話かけてくれたり傍にいてくれることに喜んでいる自分の気持ちが不思議だ
結局私はいつものように中也さんのされるがまま従ってしまった