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朝、いつも通りの時間6時半頃。起床。

そう考えていたのに寝過ごしてしまった。てか7時だ。いつもは8時出勤なのだが、7時に出ないと間に合わないのだ。つまり……遅刻……。

そうなったら普通はダッシュで行くのが普通なのだが。僕の病気上、そんなことができず。

遅刻の連絡と準備を済ませ。家の門を出ようとした時。ドンッという音と共に誰かが尻もちを着いた。高く二つに結われた白い髪、血のような赤い目、白く小さい八重歯。少し大きいお……胸……。いや、それより……!!!

「すみません、お怪我は?」

切れ長の目に睨みつけられた僕はその綺麗な瞳に目を奪われてしまった。その子は、僕の手を取らずに早足にその場を去ってしまった。僕は電車の時間が迫っていることを思い出し。少し早足に電車へと向かった。少し胸が苦しいことを覚えながら、ホームへの階段を上る。しかし、途中で苦しすぎたので吸引器を活用しながらとなってしまったが。

そして場所は異人町の奥の方。異人町診療所だ。そこでは、色んな異人が日々病気を治しに訪れる。しかし、何科……とかは特にはなく。なんでも見てくれる診療所となっている。そして、今日は僕の出勤日であり。通院の日でもあったのだ。

診療所と言っても大きな施設ではないので。僕と医院長しかいないのだ。今日はその医院長に見てもらうのだが。その前に部屋に呼び出されてしまった。

「医院長、どうされました?」

と、入ってすぐ見える机に座っている……はず……の。あれ?と思って。机の方まで行くといないのだ。すると後ろから

「やぁやぁ、月光《げっこう》くん。」

と、後ろから声をかけられてしまった。僕はびっくりして咳き込み始めてしまった。医院長は、すぐに吸引器を取りだし僕の吸わせた。そう、僕「月光 夢宙《げっこう うちゅう》」は、喘息なのである。そして、喰種特有の腐っていく病気「腐敗病」も患っているため、 運動はできない。運動をすると咳き込んだり、体の腐敗が進行する。少し驚いただけでも咳が止まらないのだ。そしてその喘息で肺が破れてしまったことが多々あり、次破れるともう修復できないのだ。そして、僕にはご丁寧に「余命」という枷がついてしまった。このまま腐敗すると30歳まで生きれないのだ。そして、僕は今23歳。つまりあと7年。医院長は実の親のようなもので、医院長にはいつもお世話になっていた。吸引が終え、そのまま立ち上がると。医院長はとんでもないことを言い出した。

「うちの訳あり娘を嫁に貰ってくんない?」

意味のわからないことを言う歳にでもなったのかと耳を疑うレベルのことを言う。そもそもこの人に娘なんていたのか!?と疑いもした。

そう、医院長「雪白 舞《ゆきしろ まい》」は異人を56してきた吸血鬼なのだ。町医者をすると言い出した時。僕は、耳を疑った。あんなに血に汚れていたのに、異人を救うと言い出したのだ。最初は裏があると思ったが。異人の病気や、普通の病気を勉強し始めた時には子供ながらに強く尊敬した。そして今、僕の主治医として。医院長に憧れ僕も病気を持ちつつもここに就職した。最初言った時は強く反対されたが、最終的に押し切った。

でもまさか、そんな医院長に娘さんがいたとは。でも、僕はもう長くは生きられない。そして、その結果。

「はぁ???」という意味の分からない声が出てしまった。医院長は、涙目になりながら僕に縋り付き。

「お願いよぉ〜!!!貰ってあげてよぉ〜!!!」

とまるで娘さんのことを考えていないかのような事を言い始めた。しかし、普通ならきっと承認するだろう。しかし、僕は普通ではない。30歳まで生きれたとしてもいつどんなことが起こるかも分からない。もしかすると急に倒れるかもしれない。そう考えた時、「うん」と言えなくなったのだ。高校で告白された時、そのことを考え。返事もできないまま卒業してしまった。その結果ここまで来てしまった。母である医院長にそんなこと話したこと無かったのだ。そりゃこうなる。

「なんでんなことになるんですか!!!」

と少し強く行ってしまった。しかし、医院長は留まることを知らず。「お願いよぉ〜」などとまだお願いをする。

僕は条件を出すことにしたが。条件が多すぎて。ひとつに絞ることが難しかった。相手のことを知らなさすぎたのだ。しかし、この前。医院長は気がかりなことを言っていた。

「あの子就職できたのかしら」と。

そのあの子が娘さんとは限らないが。最初の条件にとりあえず入れ、条件を提示した。

「じゃぁ条件があります。」

と、言った時医院長は「え?」と。驚いていた。なぜ驚くのだろう。と思いながらも、自分の勘を信じ。

「その娘さんをここで働かせるのならば考えます」

と言うと。僕の勘は的中したのか。一瞬考えてはいたが、少しして。「仕方ないか」と漏らし。すんなり「わかったよ」という返事が聞けた。すると

「何の話してるのよ」

と同時に医院長の横に朝のあの子が現れた。僕が「診療時間はまだですよ」と言い切る前にその子は「お母さん」と言い切ってしまった。つまり……、この子が……。僕のお嫁さん?

どう見ても中学生前か、中学生になったばかりの子供にしか見えない。

すると、その子は。

「何見てんのよ。気持ち悪い……。」と言い放った。僕は嫌われているのだろうか……。いや、心当たりしかない……。

すると医院長は「この人があなたの旦那さんになる人よ」と。爆弾を投下してしまった。これは……。と思い。「あの条件まだ達成してませんよ?」と言いかけると。その子は、僕に向かって 「これからよろしく」と言い放った。

どちらの意味なのだろう。と考えると、医院長の後ろの医者ボード。つまり、今日の医者が貼ってあるところに。見たことない名前が貼ってあった。しかも新人の色。急に血の気が引いてくると。その子は、安楽死専門衣服を着てこちらへ歩いてくる。しかも名札は医者ボードにあった通りの名。「雪白 舞冬《ゆきしろ まふゆ》」だ。

その子は白衣のポッケに手を突っ込み、まるで長年してきたかのような風格で僕の前へ来て。

「あんたが、旦那とかありえない」と毒を吐いて通り過ぎた。

どちらにしろ、僕の発言があの子の気分を害してしまったのだ。医院長は、僕にどんまい。という目線を送りその場を去った。僕は、先に診療してもらう為。待合室へ行った。

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