前回の続きです。
︎︎☁︎︎*.┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈︎︎☁︎︎*.
Sm side
…さっき起きたばっかなのに……。
Sm「どいてくんね?、重い。」
今俺はなかむに抱き着かれ泣かれ…その後にぶるーくも追加された。
Nk「嫌、はなすもんかぁ!!」
こいつら酒飲んでんの?、きりやんに助けを求めようと黄色の彼に目線を向ければ。
Kr「しょうがねぇだろ、4日ぶりに起きたんだから。」
Sm「俺そんな寝てたの?」
Br「……」
ぶるーくはこのまま寝そうだし、なかむは離してくれなさそうだし、
シャークんもこっちをずっと見てると思えば
Sh「…なぁ、スマイル、 」
Sm「何?」
Sh「お前の中にいる悪魔について教えろよ、」
Sm「…悪魔?、なんの事?」
俺は咄嗟にとぼけた、当たり前だろ、急に悪魔に触れられると思ってなかった、しかもなんで悪魔のこと知ってんだ。
Nk「スマイル、スマイルは分からないかもだけど魔法って感情が分かるんだよ、」
Sm「だからってなんで…」
Sh「…お前の中から悪魔が出てきたんだよ。」
Sm「……何時。」
Sh「…きんときが暴走してそれを止めるためにスマイルが来て、暴走止めて、俺がスマイルの袖にがっついてスマイルが部屋から出てこうとした時。」
あまりにも具体的過ぎてたじろいでしまった、…全く覚えがない。
Sm「知らねぇな。」
Kr「ここにいる全員が見てんだよ、何で隠すの?、そんな信用ない??」
違う、そうじゃない。
Kr「ね?、だから信じt」Sm「お前らに何がわかんだよ。」Kr「……。」
Sm「生まれつき魔力もあって、魔法も使えるお前らに何がわかんだよ。」
お前らにはこの気持ちわかんないだろ…。
命が要らないくらいに魔法を求めるこの気持ちが。
Br「…僕は分かるよ。」
Sm「…は?、」
Br「僕も元々魔法だけ使えなかったから。」
何言ってんだコイツ。
Br side
あーあ、言っちゃった。
このことは墓場まで持ってくつもりだったのに。
Sm「何言って…。」
Br「僕さ、魔力はあるんだけど魔法が元々使えなかったんだよね。」
スマイルよりはマシな人生だけど、
Br「僕の話最後まで聞いてくれる?。」
皆、黙っててごめんね。
僕は一呼吸おいて喋り出した。
Br「僕もね、堕天使が中にいるんだ〜、ベルゼブブって言う堕天使。 」
ベルゼブブは七つの大罪の一つ【暴食】を司る悪魔。
地獄においてサタン【憤怒】に次いで罪深く、強大なもの。権力と邪悪さでサタンに次ぐと言われ、実力ではサタンを凌ぐとも言われる魔王である。
Sm「ベルゼブブ…暴食の悪魔か…?」
Br「そうそう、まぁ、悪魔も堕天使も同じか、…小さい頃から魔法に憧れて本があったから触ったら中に入られた、最初は違和感なんだけど徐々に違和感が無くなってくの、普通悪魔は血が主食だけど、ベルゼブブは暴食だったからあんまり血は好きじゃなかったみたい、だからその分食べる量が多いって訳。」
Sm「……。」
Br「ベルゼブブはサタンと一緒に悪魔になった、けど、ベルゼブブは元々は豊作の神、悪魔になってもハエから作物を守る力があるんだって、悪魔だけど天使の面影が残ってたの。 」
Sm「…だから光属性でありながら回復がないのか。」
Br「…僕が魔法をあんまり使わない理由、スマイルになら分かるでしょ?。」
Sm「代償がでかいから…?」
Br「そういうこと、スマイルみたいに吐血とかはしないけど、ずっと寝たり、無意識に魔法発動しちゃって魔力切れとかね。」
まぁ、僕はベルゼブブを裏切ったんだけどね。
Sm「ベルゼブブはマモンみたいに出てこないのか…?、」
Br「…僕ね、カシエルに頼んでベルゼブブを眠らせてもらったんだ。」
カシエルは孤独と涙を司り、「永遠の王国の統一を説く」天使だとされている。
Br「だからベルゼブブはずーっと眠ったまま、悪夢の魔法から夢魔法に変わったっけ訳、だけど1度悪魔に手を出してしまった僕は回復魔法は手に入れられなかった。」
ついでに家族も持ってかれちゃったけど、その話はまた今度すればいいや。
Br「…僕は話したよ、スマイル。」
Sm「……。」
話してくれたらいいな。
コメント
3件
やばやばまた神作品に出会っちゃった、てことでフォロー失礼しまーす