テラーノベル
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わらぐつの中の神様
杉みき子
一
「こんな不格好なわらぐつ、だれが履くもんか。」
雪の日の朝、小学生のマサえは、おばあちゃんの手作りのわらぐつを見て、思わず不満をこぼしました。
クラスのみんなは、赤や青のきれいなゴム長靴を履いているのに、自分だけ古いデザインのわらぐつを履かされるのが、恥ずかしくてたまらなかったのです。
それを見たおばあちゃんは、怒るでもなく、懐かしそうに目を細めて言いました。
「マサえ、わらぐつを馬鹿にしちゃいけないよ。わらぐつの中にはね、ちゃんと神様が宿っているんだから。」
「えっ、神様?」
マサえが驚いて聞き返すと、おばあちゃんは囲炉裏(いろり)のそばで、昔の話を静かに語り始めました。
一段落 終わり
霜月リラ@低浮上
37
naf
25
引退時。くわしくは作品へ
20
コメント
1件
おお、第100話おめでとうございます!しかも「わらぐつの中の神様」、名作ですね。子ども心に刺さるあの不格好さへの恥ずかしさと、おばあちゃんの温かい語り口の対比が優しい。わらぐつに神様が宿るって考え、すごく日本的で好きです。続きが気になる〜!次の段落も楽しみにしてます🔥