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夕日と共に輝く白銀。
不思議な色の瞳。
華奢な身体。
その全てに魅了された。
「太宰さん!聞いてますか!?」
「あぁ、すまないどうしたんだい?」
「もぉ〜!」
頬をプクッと膨らませ「ちゃんと聞いてください!」と発する。
その仕草が愛おしくてつい抱き着いてしまう。
「わっ、だ、太宰、さん?」
「あっ……すまない……」
本日二度目の謝罪。
「えっと……いいんですけど……」
「一寸、暑いです」
「……照れているのかい?」
「っ!照れてません!!」
「早く行きますよ!!」
「ふふっ、そうだね」
照れているというのがバレたくないらしく
急いで顔を隠した。
愛しい。
「敦君〜」
「なんですか?」
「一寸抱き締めさせて?」
「えぇ……?」
「どうしてもやらないといけないですか……?」
「うん!」
「そんな元気に云われましても……」
「やんないと仕事しなーい」
「……一寸だけですよ……?」
「わーい!」
「んじゃ遠慮なく!」
勢いよく敦に抱き着く。
勢いが強過ぎたのか椅子から落ちる。
「いっ……たぁ……」
「ごめん!ごめん!」
「いえ……」
「大丈夫?怪我してない?」
「大丈夫です」
「良かったぁ……」
「……でも動けないです……」
「太宰さんが乗っかってるので……」
「あら…………」
「あら……じゃないですよ……」
「早くどいて下さい……」
「否って云ったら?」
「力ずくでどかします」
「そこは照れてくれよぉ〜……」