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七色に輝く街。ここはレインボーシティ。啓次郎は本日二回目。
門の前に居る警備員になんとか許可をもらって城内に入ることができた。地下室に行き先程トップがいた部屋の扉をドンドン!とノックした。
「すいません!永島です!」
すると、部屋の中からバン!という銃声が聞こえてきた。
「はっ…!?」啓次郎は部屋のドアノブを握り押してみた。すると、鍵はかかっておらず、入ることができた。
啓次郎の瞳には衝撃の光景が映っていた。
ギザギザとした仮面を着用し、ジャンパーの下の黄色いパーカーのフードを深く被り特徴が掴めない。しかし、袖をまくっており両腕が見える。右腕には火傷の痕。彼の右手には黒い拳銃が握られていた。そしてその先には同じ格好をし、ギザギザの仮面。しかし、フードは浅く被られていて髪色が見える。金髪だ。彼の胸の近くから血が流れていて体は床に横たわっていた。彼の体の近くには血が広がっていった。そして、拳銃を持った男の後ろで尻餅をついて衝撃を受けているトップの姿があった。
「はあ…?ちっ…雪彦ぉ!」啓次郎はそう声を荒げながら持っていたリボルバーで正面を撃った。正面には雪彦がいた。
「うおっ…」弾は雪彦の目の前を通過した。
「人は殺すな!雪彦!」啓次郎はそう大声で放った。
「あなたには関係ないです。永島さん」
「俺にだって関係ある!お前は俺に、エントの情報を”伝えた”んだろ?助けてほしいから。内部にしかわからない情報を俺に伝えた。すっかり裏切り者だな」
すると、雪彦の後ろにいたトップが大量の汗をかいてこういった。
「人殺し…人殺しだあ!!!!」
雪彦に指を指してそう叫ぶ。すると雪彦は仮面を外した。
「リーダーについて話します」そう雪彦が言った。