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ハルナ「…」
同級生A「次って科学じゃない?」
同級生B「うん、そうだよ。」
ハルナ「科学…?」
同級生A「ハルナ、参加しないよね。」
ハルナ「うん。参加しない。」
同級生B「てか、どうして参加しないの?」
ハルナ「あぁ…昔のトラウマで…2歳の頃
フッ化水素を飲まされかけたんだよね。」
同級生B「何それ酷い!」
ハルナ「そうかな?」
同級生B「ちょっと、保健室行こうよ!」
ハルナ「いや、大丈夫だよ。」
同級生A「ほら行くよ!」
グイッ…!
ハルナ「…?!」
バッシャァァァン!!
ハルナ「痛い!!」
同級生A「やっぱ塩酸じゃダメだね。」
同級生B「フッ化水素だね。」
ハルナ「痛い…痛いよ…」
ライカ「お前らハルナに何してんだ!!」
ハルナ「助けて!」
同級生A「返してほしいなら
塩酸飲んでよ。」
ライカ「そんなの…無理だ…」
ハルナ「私は良いから逃げて!!」
ライカ「無理だ!たった一人の妹を
失いたくない!」
ハルナ「早く逃げて!!」
ライカ「俺はハルナが大事だ…でも妹の
成長を見守れないお兄ちゃんがいるか!」
先生「何してんだお前ら!!」
先生「ハルナを離せ!!」
ライカ「先生!!ハルナを!!」
先生「このっ!!」
ハルナ「心はどしゃ降りのままで良いよ。」
ライカ「妹の成長を見守るこそ兄だ。」