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【shp side】


sn「はい、手当て終わったよ。」

「大きな怪我がなくて良かった」


shp「…ありがとう、ございます」



お礼を言うと、しんぺい神様は俺の頭を撫でた。


sn「だいぶ喋れるようになったね、良かった良かった」



shp「……良かった、んですか?」


sn「もちろん!少しずつ心開いてくれている証拠だって俺は思ってるよ」


しんぺい神様はそう言いながら医療用具を片付けていく。


shp「……しんぺい神様、」


sn「どうしたの?」


shp「俺って、感情を持ってよろしいのですか、?」


sn「え、?」


しんぺい神様は一瞬驚いた顔をしたが、すぐに微笑んだ。


sn「良いに決まってるじゃん!何も悪い事なんてないよ」


shp「……さっき、シャオロン様に出会った時に、、俺の事心配してくれるシャオロン様を見て、嬉しい…って思ったんです。」

「…これは感情ですか?」


sn「うん、まぎれもない感情だよ、少しずつ感情もわかっているようで良かった」


チーノ呼ぶねと言って俺としんぺい神様の会話は終わる。







ci「ショッピ~~!!!!!大丈夫か!?」



shp「チーノ様…」


チーノ様は俺を見るなり、勢いよく抱き着きに来る。


ci「良かったぁ!!!ほんまに無事でよかった…!!!」



俺が一般兵に襲われた事を聞いてものすごく心配していたらしい。

こんな人がご主人様ってほんとに俺は幸せだな、と思う。



ci「これから一人で歩かせるの怖いな……あいつらはしばいとくけど……」



sn「そうだね、何されるか分かんないよね」


ci「できるだけ俺がショッピのそばにおるからな、?一人で行動する時はめっちゃ気をつけるんやで?」


shp「分かりました、」


ci「ショッピくんってここで安静にしとかなあかん?」


チーノ様がしんぺい神様に問う。


sn「ううん、大丈夫、傷深いわけでもないしね」


しんぺい神様がそう言うと、チーノ様の目は輝いた。



ci「ショッピ!!!一緒に散歩しよ!!」


shp「分かりました、」


俺はチーノ様に着いていこうとする。

でもチーノ様は動かない。



shp「…?」



ci「今日はショッピの行きたいとこに行こーよ!!」


shp「え…?」



行きたい…ところ、?

別に行きたいところなんて…何も………あ、



shp「……………ぁの…」


ci「うん」


shp「…じょうかまち……というところへ、、行きたいです」



ci「うん!!今から行こう!!!」



チーノ様は笑顔でそう言ってくれた。


shp「…!!嬉しい、です」


ci「…!!!」



チーノ様としんぺい神様が目を見開く。


shp「…?」


ci「ショッピが……笑った!!!!」


sn「あー写真撮っておけば良かったぁぁ……」

「めっちゃ綺麗な笑顔だったのにぃ……」



どうやら俺は笑ったらしい。

自覚はないが、笑えた事に自分でも嬉しいと感じる。


少しずつ、俺は感情を取り戻せてる、気がする……

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