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【tn side】
tn「……ってな訳らしいで」
そう俺は総統、グルッペンに報告する。
gr「そうか、よくなってるならいいんだゾ」
グルッペンはそう言って微笑んだ。
気付いた人はいるだろう、そう、ショッピくんの話や。
ぺ神から聞いた。
無事、自分の気持ちも感じ始めた、と。
shp「トントン様……」
ショッピくんが総統室の前で俺を呼ぶ。
tn「どうしたんや?」
shp「ぁ、あの、えっと……」
ショッピくんは緊張しているようで、あまりこちらを見ない。
shp「…チーノ様も…鬱様も、いないので……」
「ここに…ぃさせて……」
今日は鬱もチーノも任務でいない。
出来るだけ早く帰ってくるとは言っていたが、きっと一人で不安なんだろう。
tn「ええよ、中入り?」
ショッピくんはおずおずと部屋の中に入る。
gr「ショッピ!こっちに来るんだゾ!!」
グルさんがニコニコしながらショッピくんを呼ぶ。
ショッピくんはおどおどしながらグルさんのところへ行く。
gr「ここの生活は苦しくないか?」
グルさんはおどおどとするショッピくんに対して聞く。
shp「コクッ」
ショッピくんは静かにうなずく。
苦しくないのなら良かった。
rbr「トントン、書類持ってきたで」
ショッピくんと話していると、ロボロが来た。
tn「ん、ありがとな」
rbr「…ショッピくん、」
shp「…?」
rbr「あんま、話した事なかったよな、ロボロです。気軽に呼んでな」
どうやらロボロとショッピくんはあまり面識がなかったらしい。
shp「ロボロ…様、」
ショッピくんは緊張しているようだ。
でもロボロは気にせず話していく。
rbr「そんなかしこまらんでええよ、仲良くしてな?」
shp「コクコク」
そんなやり取りを見ているとチーノたちが帰ってきた。
ci「ショッピ、ただいま~!!!」
チーノの元気な声にショッピくんが反応する。
shp「チーノ様…!!」
ショッピくんはそう言って、チーノのそばに行く。
様は外せないもののチーノに好感を抱いているようだ。
ci「遅くなってごめんな、?」
shp「大丈夫です…!」
ci「今日は散歩せずに部屋でのんびりしよ?」
チーノはそう言いながらショッピくんの手をひいて部屋を出る。
ut「ほんま見てるだけで癒しやなぁ…」
大先生が俺の隣でそう呟く。
tn「…ここにきて一か月たつけど、あんま心開かんのはやっぱなんか気になるとこがあるんやろうな、」
gr「そうだな…まぁしかし少しずつ調子よくなっているだけで俺は嬉しいゾ!!」
バシバシとグルさんが俺の背中をたたく。
このままショッピくんが嫌な思いをせずにおれたらえんやが…
ていうかもっと心開くきっかけがあればええんやが…
きっと、完全にショッピくんの心が開かれるのはまだまだ先の話だろう…