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それでもいい方はどーぞ
次の日。
ピピピッという音が聞こえ、ぼくは重いまぶたを開けた。カーテンを開け、窓の外を見れば、まだ外は薄暗いが、時計を見ればもう7時であることは確かだ。
ぼくはベットから立ち上がり、クローゼットを開けた。いつものあの服は怒られそうだし、最近買ったあの服にしよ………
(これに上着着てるっていう感じby作者)
こういうのがいいんだよね~。なんかカジュアルな感じでさー。あ、もうそろそろ家を出なきゃいけない時刻。朝めし抜き!!代わりにウィダーかカロリーメイト買って食べよ!!!
カット
無事学校に着いたのはいいけど………どうしよう、幼女が来たって思われてないだろうか。早速職員室n
「「「キャー!生徒会様よーー!!」」」
無数の女子が騒ぎ出し、校門の前でゾロゾロと集まった。あぁ、イケメンキャラのご登場ですかい。にしても朝っぱらからうるさいなぁ。ぼくがその場を立ち去ろうとした時、校内から何かしらの委員会の人が複数人出てきて、校門に向かってレッドカーペットを敷いた。
いやもうアニメでよくある王様がご登場する時のアレなんよw
まぁでもぼくはそういうのは興味がない性格なので、職員室に向かった。
…………
コンコンとドアを叩き、「失礼します」と言って職員室に入る。これが中学からの習性というかクセである。
先生は皆にっこりしていて、とても優しそうな人ばかりである。 ………でも、ぼくをやたらと恨みがあるかのように睨みつけているおばちゃん先生もいた。怖いなー。
すると、優しそうな男の先生がぼくに話しかけた。
「君が海野さんかな?」
「は、はい……」
担任っぽいな。でも優しそうなのでOKです。
「私はあなたの担任の福原といいます。教室まで案内するからついて来て。」
すげぇ優しい先生だー!まるで中学の頃の国語の先生みたいな先生だった。なんか仲良くなれそう(?)
…………
担任には、外で待ってろと言われたので、外で待ってる。暇だから一昨日投稿した曲の伸びでも見yめっちゃ伸びてるぅぅぅぅぅぅ!?
『んじゃ、入って来てー!!』
おっと!!ついに呼び出しですかい。
ぼくはこっそりと扉を開け、そそくさと入った。
「名前、書いてくれる?」
アニメでよくある名前書けーってやつね。ぼくはまだ使って数日しか経ってなさそうなチョークを使って、大きく名前を書いた。あとついでに自己紹介もしとこ。
「海野芽郁です。京都から越して来たんで関西弁ですけど、まぁイカよろしく~(汗)」
すると、皆はクスクスと笑っていた。(いい意味やで)
…………
休み時間。
すごいなぁ、やっぱ転校生って質問攻めばっかだぁ。
てか修司とクラス離れたやんなんで?え?あのおばちゃん先生が変えたの?とりあえず1つ1つ質問答えy
「芽郁いますかーー!!」
あっ……救世主登場。嬉し。
「キャーー!!チーノ様ーー!」
あまりにもうるさい女子の黄色い歓声にぼくは耳を塞いでしまった。昔から騒音が苦手だからこそ、こういうのは嫌になってしまう。
ワーキャー言ってた女子たちは、皆修司のとこに集まった。すると、さっきまでニッコニコだった修司とは打って変わって、冷たい軽蔑な眼差しを女子たちに向けた。一人の女子が修司の体に触ろうとした時、パチンっと手を振り払った音が鳴り響き、ついでに舌打ちも聞こえた。
「あのさぁ、俺、芽郁っていういとこと喋りたくてここおるんやけど。俺らがおったらワーキャーするとかすげぇキモいねんけど。」
すると一斉に皆黙り込んで、その場を退いた。修司はぼくを見つけると、さっきのニッコニコした笑顔でぶんぶんと手を振った。ぼくは周りに人がいすぎて震えと冷や汗が止まらなくなりそうなので、急いで修司のとこへ行って、ワイシャツの裾を引っ張った。
(幼少期の草○寧々ちゃんみたいな)
「お?どした?」
とりあえず察してください我が従兄弟よ………
「学校案内するわ。ここおるのも嫌やろ?」
やっと察してくれた………。とりあえず怖いけど大人しくついて行こ………
…………
「んで、ここが音楽室。んで、その隣が生徒会室。」
ピアノの音とか騒がしくて業務に集中できないだろうね………。けどさぁ、雰囲気が色々ヤバそうなんよ。なんか禍々しいというか………もう看板から黒いオーラが漂っているんよ。
「でさー1つ言いたいことあってん」
怖い怖い。嫌な予感しかしない。どうせ我々だの学園モノの夢小説でよくある「グルッペンが生徒会に入れって誘う」奴やん。
「俺が所属しとる生徒会入らへん?」
……………やっぱりか。でもまぁとりあえず行ってみるだけ行ってみよ。
「………放課後行く。」
すると修司はトランポリンでも使ってるのかというぐらいマンメンミ(満面の笑み)で跳ね上がった。
でも、ぼくは見逃さなかった。バイクのヘルメット被った奴が壁にもたれかかってぼくらの会話を盗み聞きしとることを。
………
放課後だよー
「ふわぁ~~。」
座学って眠いなぁ。まぁ昼だからってのもあるからだろう。あ、修司に生徒会行くーって言っちゃったし、行かんと。
…………
「失礼しますー。」
多少棒読みがあってもいい。失礼だけど。生徒会室は、案外静かだった。役員は必死にパソコンを使って資料をしていたり、部屋の隅で寝袋使って寝てたり。
役員は○的暴行をしないやろか…………。あのトラウマがフラッシュバックして吐くし……。
にしても………「芽郁、○ヴァに乗れ」と言われそうな雰囲気。っていうか意識してるでしょ!!
「君が、海野芽郁だな?」
もう何がどうだかわからないがとりあえず理解不能すぎるからドン引きしている。どうせ入れって言うのはわかってんねん!!!ぼく中学の頃から生徒会を○キブリでも見るかのような目で見てたからね!!
「俺はここの現校長兼生徒会長のグルッペン・フューラーだ。君のそのドン引きしている表情…………気に入った!!!」
おぉ、お気に召したようで。……ってん?校長兼生徒会長?huh?
「我が生徒会に入らないか?」
やっぱり言った。資料手伝うぐらいならまだマシな方だけど、実際に入るのはちょっと………ってなった。
「まぁ、資料手伝うぐらいならいいですよ。けど、実際には入りませんから。」
ときっぱりと断った。はぁ……とため息をつくと、グルッペンの後ろから役員が出てきた。
「なら早速やってもらおうか。」
ドサッと置かれたのは、ザッと数えて数百枚の資料。まぁでも中学の頃生徒会に入ってた(強制的に)から、資料の片付けの仕方は山ほど覚えている。ま、やるか。
30分後………
やっと終わった。正直腕が○カ○カ★ナイ○フィー○ー踊った後ぐらいに痛い。(アレガチで踊ったら右腕痛くなる)
ぼくは早急にさっき渡してきた人に資料全てを渡した。
「すごいなぁ!しかも完璧やん!」
あまり褒め慣れてないから、ついそっぽを向いた。いい加減慣れろ。
「俺、副会長の赤羽輝っていうねん。よろしくなぁ、芽郁ちゃん。」
女にちゃん付けは………ええ人やな。誰しもそういうわけじゃないけど。あ、この優しい声はトントンだな。
「ふわぁ~~。眠……」
おいおい盗み聞きしとった奴が起きたぞ………って全速力でこっち来とるやんこっわ。
「お嬢ちゃん、何歳!?どこ住み!?修司といたけど彼女なん!?てかL○NEやってる!?」
この幼女に対しての圧は………ショッピか。あの畳屋の奴が頭をよぎったよ。
「ちょっと待て。まず自己紹介せぇ。てかこの子はチーノ彼女ちゃう、従兄妹や」
やっぱし輝さん強いなぁ、副会長っていう立場からなのかな?
「お嬢ちゃん、お名前は?」
嬢ちゃん呼びやめろキモいな。そういやGMOD実況でクソ猫って呼ばれてたような………よし、クソ猫でいっか。
自己紹介棒読みちゃん使お。
『海野芽郁デスー』
「ワイはタバコくれ太郎」
『嘘ツケ』
「………紫雲翔や。」
タバコくれ太郎は絶望スケイプの最終回で見たから知ってんだよ!!
「とりあえず自己紹介したし、L○NEちょうdいった」
ベチンッと輝さんがクソ猫の頭を叩いていた。
「とりあえずもう今日はあれで終わりやし、芽郁ちゃんは帰ってええよ。」
「ありがとうございます。」
ペコリと扉の前で一礼をし、生徒会室を出た。
まぁ暇だし屋上行くことにしよ。