小さいときから期待を背負ってきた。
俺の父は厳しく。いつも家庭教師などつけ完璧にこだわった
断ろうとでもしたら怒鳴られるか怒られるかの二択。
そんな日常が嫌だった。
父の顔色伺って
演技して
完璧に
ある日。父の知り合いのところにいた。
そこはとても寒く、暖かい格好してでも冷たい風が全身を包み込む。
親同士話がおわるまでその息子のほうと会話するのが苦手だった。
けど不思議と心地よくて良かった
けど
ロシア(幼少期)「大嫌いだ」
アメリカ(幼少期)「………っ(泣)」
そいつのたったの”大嫌い”ということばで視界が突然滲んだ。
どうしてだったのかとにかく泣くことしかできなくて。
黙って泣くことしかできなかった。
早く泣き止まないととおもってるのに泣きやめない。
数年後
最近頼られることが多くなってきた。
けど他の奴等だって頑張っているから諦めなんてできない。
だから必死に頼られる存在になりたくて。
嫌われる存在にもなりたくなかった。
日本もイタリアもフランスたちもみんな頼ってくれる。
嗚呼…やっと頼られるんだと同時に息苦しさを感じた。
いつから寝てないのかわからないし
仕事が進んでないのかがわからない。
もっともっと頼られる存在になって嫌われないようにしないといけないのに…
どうしても断れない。
人に頼ってはダメだ。ちゃんとしっかりしないと。
俺は優秀で世界の警察なんだ。こんなことで傷つくのは早いのに…
だれか
だれか
だれでもいいから。
アメリカ「助けてくれよ…(泣)」
嗚呼…息苦しくて仕方がない
ロシア「…アメリカ。大丈夫なのか?」
話かけてきたのはロシアだった
アメリカ「お?俺のことが嫌いなくせに心配してくれんの?(笑)」
ロシア「お前は頼るやつがいねーもんな。だから昔から変わっていない癖だ。」
…癖そうだ。昔からこの癖は治らない
ロシア「断らずに受け入れて。下手な笑顔して。本当になにがしたい?(笑)」
コイツは毎回毎回。なんでこんなこというんだ。
ほんと…なんでか、…
アメリカ「…うるせぇな!!黙れ!俺は世界の警察なんだ!昔の俺と同じにするな!」
ロシア「珍しくキレてやんの。世界の警察だから?なんだ。お前はもう前にやめただろう。都合のいいときに使いやがって。」
アメリカ「っ」
ロシア「昔と本当に変わっていない。命令をほとんど受け入れて。下手な笑顔。プライドは高いくせに猫をかぶってよ。本当に出来損ないだな。」
あのときと同じ似たセリフ。
表情。声。トーン。セリフ。
_大嫌いだ
嗚呼…なんでコイツの言葉で…
嫌いだ大嫌いだなのに
アメリカ「…んなに…いわなくていいだろ…グス」
続き
❤️10
コメント
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4話 複雑な想い 遅れてすいません! お楽しみ❤️