テラーノベル
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rdgtの人外パロ(gtが人外です)
nmmn、捏造
それでもいい方はどうぞ!
雨に濡れた近未来都市。廃ビルと再開発区域が混在し、ネオンの光が水たまりに揺れて映る。街の輪郭は歪み、混沌と秩序が同居していた。
rdは背後の暗がりから路地を見つめる。人外との衝突は日常化しており、都市の一角で起きる小競り合いも、戦闘に発展する可能性があった。
「奴らはまだ……気づいていない」
rdは低くつぶやき、銃を微調整する。
足音—— 鋭く、規則的に近づく。角を曲がった瞬間、rdの視界に異様な影が現れる。背丈は人間ほどだが、長い棘が着いた花の尻尾と鋭いトゲに覆われ、触手状の枝が揺れる人外——gt。
rdは咄嗟に銃を構えた。
「……お前、誰だ?」
gtは微細な振動を通して意思を伝える。
「敵ではない」
rdはその伝達に戦慄する——言葉ではない、確かな意思が伝わったのだ。
突如、空中からドローンが接近。rdは身を低くし、射撃準備をする。gtは触手を伸ばし、ドローンを地面に叩きつけて撃墜する。
「一緒に来い」
——gtの意思が伝わる。
rdはためらうが、状況は選択の余地を与えない。
廃ビルの地下通路に逃げ込む二人。暗闇の中、互いの動きを観察し合う。
rdは心の中で警戒と疑念を繰り返す。
「人外と協力できるのか…でも、死にたくないなぁ」
gtもまた、冷静にrdの動きのリズムを分析する。意思疎通は言葉ではなく、行動と感覚で行われる。
通路を進むと、追跡チームが待ち構えていた。rdは壁際に身を隠しながら弾丸をかわす。
gtは触手を自在に伸ばし、敵の銃口やドローンを制圧する。
「隙を突く!俺が前、援護頼む!」
gtはうなずき、動きを合わせる。
その後も色々な敵に遭遇し、ついに屋上にたどり着く二人。雨は止み、霧が街を覆う。逃げ場はほぼない。
ドローンの群れと人間の追跡者が迫る中、rdとgtは防衛線を構築。
rdは高台から射撃しつつ、敵の視線を誘導
gtは触手で遮蔽物を作り、敵を次々と押し返す
危険の予測と即時判断で、二人の連携は完璧に近づく。
rdは恐怖と冷静さの間で揺れ動く。
gtは人間の感情に戸惑いながらも、協力の価値を理解する
戦闘のクライマックスでは、ドローン群と追跡者を突破するため、二人は互いに信頼を完全に確立する。
戦闘後、二人は廃墟とネオンが混ざる街を見下ろす屋上に立つ。
「お前…人外なのになんでこんなに息が合うんだろうね。」
gtは微かに尻尾を揺らし、肯定する。意思疎通は言葉ではなく、行動と感覚でなされる。
街は荒れたままだが、二人の間には信頼が芽生えた。生まれて初めて互いの存在を完全に認めた瞬間だった。
二人は言葉少なに別れを告げることなく、しかし新たな道を歩む決意を胸に、砂と棘の街の中へ消えていった。
「ねぇ、gt。」
rdがそう言うとgtは尻尾をゆらゆらと揺らした。
「…あのさ、俺、この街を出て行こうと思う。」
gtは目を少し見開いてrdを見た。
「だからさ、今日で会うの最後になっちゃうね、」
「…」
「…でもいいんだ。gtとはもう色々なことをしたしもう満足したから」
「…っ」
「…あっもう時間だ。ごめんっgt、バイバイ」
rdがそう言うと後ろを向いて歩き出した。
「…っ!」
「っえ? 」
「rdっ、」
「っ、何?gt。」
「おれもいく。」
「えっなんで?」
「べつに、これからもrdといたいとかじゃないし…」
「…!そっか。」
「じゃあ行こ!」
「あ、えちょっはやっ!」
「gt」
「っなんだよ」
「ありがとう。」
「…!どういたしまして。」
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