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何でも大丈夫な方だけどうぞ~
恥ずかしがる彼女をなだめながら
たつみくんとTV電話を繋げる
f「たつみくん!さっき話した
俺の彼女です!」
ta「おお~あらためておめでとう!
つばきやまさん、はじめまして
たつみ ゆうだい です。」
凛々しい眉、濃い瞳
朗らかな笑顔
人の良さを思わせる
「あ…ありがとうございます
はじめまして、
つばきやま まあさ です。」
f「たつみくん!めっちゃかわいい
でしょお?」
ta「おう!かわいいね!」
-え…TVでもみてたけどかわいい
ぐらいじゃ言い表せない…
まだ少女なのに…妖艶だな…俺を見てる
あの瞳…ヤバい、はまりそう…
「ありがとうございます」
-先輩なのに真摯に対応して
くださる感じ…優しいなぁ
ta「いやあ、良かったなあ~
あのさあ、2人のお付き合いの
お祝いに今度、3人でご飯食べに
いかない?」
-おそらく、初めての彼女だよな…
f「え?良いの?いや…遠慮しとく…」
ta「どうした?」
f「たつみくんにとられたらやだ~」
ta「なにを?」
f「まあさ…のこと」
ta「ハハハ~お前、俺がそんなこと
すると思う?それに彼女にも失礼だろ」
-…まあ、道徳的にはダメだよな…
いや…でも…チャンス…ハハ…ないない
結構年下だし…流石にふっかを
泣かせるわけにはいかんだろう
f「あ…まあさ、ごめんね?たつみくんも
ごめんなさい」
隣で微笑んでくれてる俺の彼女
「たつみさん、お気遣いいただいて
ありがとうございます。ふっかさん、
フフ、気にしないで♡」
f「え~優しい~♡たつみくんも
優しいし気遣いすごいしそんなこと
しないよね!」
ta「当たり前だろ!それより会ったら
今度の稽古の話、しようよ」
-…先輩だし…一目惚れなんて、
したことないのに…しんどいな
f「ああ~そうだ!まあさ、たつみくん達も
来春の舞台に一緒に出れるんだ~演技も
ダンスもスッゴい上手いんだよ!」
「ええ!そうなの?それは素晴らしい!
たつみさん、ご出演おめでとうございます
あの…達って…固定のグループがおあり
なんですか?」
-ふっかさん、普段より弟味が
ますな…たつみさんのこと
すごく慕ってるんだろうな…
ta「…ああ!ありがとうございます!
俺達、4人グループなんだ…
名前に全員「ゆう」が付くんだよ!
デビューはしてる笑」
-ヤバい…目が離せない…
「へえ~そうなんですか…不勉強で失礼
いたしました。陰ながら応援いた
しますね ニコ))」
ta「え…あ…ありがとう…ございます…
でもふっかが隣で、拗ねてるよ?」
-社交辞令だろうけど、うれしい
…でも推しじゃなくて…彼氏になりたい…
「え?ああ~ふっかさんごめん!」
f「…まあさ、俺よりたつみくんが
良いんだ?」
「え?アハハハハ、そうだね!たつみさん
カッコいいし、大人の魅力満載だしね♡」
f「そんな~嘘でしょ?」
-まあさ?嘘だよね?
嘘って言ってよ…
「アハハハハ、どうだろうね~
ふっかさん、いっつもいじわる
するから教えない♡」
-ふっかさん、かわいいなぁ♡
ta「じゃあ、まあさちゃん、今度2人で
会おう?連絡先、教えて♡俺…君のこと
めっちゃ大事にするから♡」
-…本気…だけどな…ハマったら
ヤバいのわかってるのに…
f「ちょい、ちょい、ちょい、たつみくん!
そんな色気全開の顔してなに言ってんの?
ダメでしょうが!もう、カッコいいなあ笑」
-え?たつみくん…本気なの?
うそお…ヤバ…いつものフニャフニャ
した優しい先輩はどうした~
「アハハハハ~ふっかさん、優しい先輩が
いてくれて幸せだね♡私、飲み物取って
くるから、どうぞ、お二人で続けてね?」
f「あ…おん…ありがとう♡
じゃあ、たつみくん始めよっか?」
-まあさ…本気にしてないよな?
たつみくんと会わせなきゃ良かった…
俺…自分が思ってるより結構嫉妬深いん
だなあ…
ta「おお!よっしゃ!始めよっ」
-ハハ、彼女の方が大人だな…
顔色も変えずちゃんと拒絶してきた…
綺麗だったなぁ…
ますます、ハマる…どうしよ…
…ふっか、ごめん…
続く