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冨 よし、こんなものでいいか
頑張って化粧もしたし、髪も真っ直ぐにできた。
冨 後は、場所の確認と身長を誤魔化すための下駄を用意しなくては
言い忘れていたが、私の元の身長は156cmで、冨岡義勇として活動する時176cmと身長を盛っている
やり方は竹を誤魔化したい分に切って、普通に履くところと隊服から出る偽物のところを分ければ完成だ
体格は手拭いと重りをいい感じに詰め込んで誤魔化している
冨 今回は166cmだから10cm高い下駄を履くか
冨 (、出るか
道中
冨 (…こちら側のはずだが、
地図(頑張って自作した点字で描かれた地図)も持って来て、集合時間の2時間に出たはずなのに気づけば時間まで後30分をきっている
冨 (まずいな、どうしたら良いのだろうか
…まずここはどこなのだろうか?
宇 おい、冨岡の奴遅くないか?
伊 あいつ、集合場所が分からないのか?
悲 南無、、、心配だ
一方で冨岡は
冨 (人がいるな、
冨 すみません、ここってどうやって行けばいいですか?
なんだかんだ道を教えて貰っていた
不 (どっかから走ってくる音が聞こえるなぁ)
冨 すまない、またせた…
時 、、、誰?
冨 冨岡だ
柱 はぁ?!
宇 (マジで!?こいつ冨岡かよ…)
今の冨岡の姿は肩より少し下の黒髪ストレートで前髪は軽め、服装は赤色がちりばめられた黄色い着物に綺麗な赤い帯が巻かれている
不 お前、声とその仏頂面はそのままで行くつもりかァ?
冨 (…仏頂面、
、いや、ちゃんと変える
胡 女の人の声出せるんですか?
冨 …頑張る
胡 じゃあ、今出してみてくださいよ
冨 …わかった、ん”っん”ん(咳払い)、あーあー こんな感じでどうだ?(少し高めの女性の声)
宇 うぉ、マジか ガチの女声じゃん笑
すげ〜
冨 思ってないだろう、
甘 (冨岡さん、目がキラキラして本当の女の子みたいだわ!!可愛い♡)
煉 うむ!素晴らしいな!!
冨 それは良かった、
時 あの、そろそろ時間じゃないですか?
胡 もうそんな時間ですか、では、行きましょう