テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
るる
1,080
七星そら
2,259
雛
796
ご本人様と関係なし
※注意事項
・無断転載❌
・ルールを守って
・自己満です
・ご都合設定
・急展開、ご都合展開
・BL表現あり
・緑赤
・花吐き病
・パロ表現あり
・キャラ崩壊してたらごめんなさい
・パクリ❌
・誤字、脱字あったらすみません
・初心者です。
以上が無理な方は🔙推奨になります
【人物紹介】
《暇なつ》
・高校2年生 / らんの弟
・設定:生徒会長のすちとは接点がないまま、遠くから片思いをしている。ある日、恋の病である「花吐き病」を発症してしまう。
《すち》
・高校3年生 / 生徒会長・らんの友人
・設定:暇なつの1学年上の先輩。現在、生徒会長を務めている。らんとは親友。
暇なつとはこれまで全くと言っていいほど面識がない。
《らん》
・高校3年生 / すちの友人・暇なつの兄
・設定:すちとは親友。で、世話焼きな暇なつの兄。
【本編】
_____
side.暇なつ
時間軸:高校一年生の時の回想
(この時すちは高校2年生で、生徒会役員)
「おーい、暇なつ! 今日の放課後、買い食い行こうぜ!」
「……あ? 俺はいいよ、めんどい」
「冷たっ! 相変わらずだな、お前は!」
ガヤガヤと賑やかな放課後の教室。クラスメイトの男子が肩を組んで笑いかけてくるのを、俺――暇なつは適当にあしらいながら、窓の外へとぼんやり視線を向けた。今の俺の頭の中は別のことでいっぱいいっぱいだった。
視線の先にあったのは、中庭を挟んだ反対側にある生徒会室の窓。 そこから、ふわりと風に揺れる緑色の髪がちらりと見えた気がして、俺の心臓が跳ねる。
――すちさん、だ。
遠くて顔までははっきり見えないけれど、あの髪をもつ人は、この学校にはすちさんだけだ。すぐにすちさんだと分かってしまう自分に、嫌気がさす。 全校生徒の前に立つ生徒会役員のすちさんは、いつだって穏やかで、誰に話しかけられても丁寧で柔らかい笑顔を返している。全校の誰もが、あの人の優しい人柄を知っている。
_____
だけど、俺は_好きになってしまった。生徒会の仕事で忙しそうに書類を抱えて歩く姿、すれ違いざまに他の生徒に優しく会釈している姿も、俺の目にはいつだって焼き付いている。一目惚れ、と言うやつだろうか。柄にもないことをした自分に、また嫌気がさす。
でも、、嫌でも、止められないのが恋心だから、困ったものだ。すちさんから見た俺なんて、数いる生徒のひとりに過ぎない。
(なんなら、認識もされてない可能性も…)
「…」
(話したことも、まともに名前を呼ばれたことも、ないのに……)
自分でもバカだなと思う。 接点すらない相手に、いつの間にかこんなにも心を奪われていて、気づけば胸の奥がキュッと締め付けられるような痛みに変わっていた。
「おーい、暇なつ? 聞いてるか?」
「……聞いてねぇよ。先に行っとけって」
「なんだよ、上の空だなー。最近ため息多くね?」
友人から怪訝な顔をされたけれど、慌てて「なんでもねぇよ!」と強めに突っぱねてごまかす。
誰にも気づかれたくない。 この募る想いが、苦しみに変わるなんて、このときの俺はまだ知る由もなかった__。
コメント
1件
るるさん、第1話読了しました〜! 暇なつくんの、遠くからすちさんを見つめるだけで胸がきゅってなる感じ、すごくリアルで切なかったです…。まだ面識すらなくて、認識もされてないかもしれない片思いの苦しさがじんわり伝わってきました。花吐き病の設定、重いけど惹かれます。これからどんな形で二人が繋がっていくのか、すごく気になります。丁寧な描写で世界観にすっと入れたし、続きが楽しみ。ありがとうございます!🤍🥀