テラーノベル
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青桃🎲 BL 他メンバー登場
バットエンド(設定変更するかも)
桃 ……ねぇ、俺のこと好き ?
青 …ぁ、?
桃 、ごめん。なんでもない
そう言って今日も誤魔化す
どうせ、俺のことなんて何も考えてない
桃 また来ちゃった、
? あ!ないちゃんやん!
? また来てくれたん?うれしーな!
桃 …白、
白 ニコーッ
これだけで満たされてしまうなんて。
俺はとっても単純だ。
だから嫌われたとか、そんなこと耳にも入らない。いや入れたくないが正しい。
どうせ俺は最初からココロとカラダの隙間を埋めるためだけに
白 桃ちゃん?
いや、もういいや。
桃 寒いね、中入ってもいいかな、?
白 もちろん!入りや!
カラカラ
そこは、ミラーボールが反射してうざったらしく光が俺に纏わりつくような。
桃 くどい、w
白 うるさいなぁ w
桃 やべっ聞こえてた w
建物に入った途端、俺の心臓が一度砕けたように楽になる
ここが俺の唯一心を許せる場所。
? お、桃きたか?
桃 あ、黒さん、ニコ
桃 お久しぶりですっ
黒 おぉ、久しぶり
黒 ん、おい白、桃に酒出してやれ !
ここは裏路地のクラブの様なところ
黒さんと俺の同級生の白
黒さんはバンドをやっていて、二足の草鞋で生計を立てている。
白は親に捨てられたため、黒の下積み時代から唯一黒のファンだったという理由で引き取られたらしい
桃 やっぱ同級生がチャラいとこで働いてんの鬼気まずーw
白 やっと慣れてきたんに余計なこと言うなや!
桃 ごめんごめんw
黒 ホントはこっちの普通のバーで働かせようと思ったんやけどな?
黒 白は男ウケのいい顔してるからなw
黒 こういうとこの方がちょうどええと思ったんや
白 ちょ!初耳なんですけど!
なんてくだらない会話してるのが
俺の幸せ。
桃 やばっ!もう帰んないと!
ガタッ
桃 うぉ、フラッ
白 あぶっ、
白 大丈夫か?
桃 うん、ごめん
黒 酒飲みすぎたか?
桃 多分、w
白 気をつけて帰ってな!
黒 ほんまに!
桃 わかったわかったw
帰りたくない。
桃 …それじゃ!またくるよ!
カツッ
カコッ、
と俺のヒールが音を鳴らす。
青は俺の彼氏
俺は、青の彼女、いや、周りから見ればただの介護士だろう。
青は、記憶障害、伝音難聴を持っていて、体調もメンタルも常に不安定。
俺はそれを癒やすために生きているはず
なのに。
桃 …なんで、こうなるかなぁ、w
視界が滲む。
目頭が熱くなる。
俺はその場に倒れ込んで座ってしまった。
俺はなんのために
青は、俺をどう思っているかも 明日俺のことを覚えているかもわからないのに
もうだめだなぁ、
自然と手がアイラインに触れる
顔周りがビシャビシャになろうと、メイクが崩れようともうなんだっていい
ースマホー
まろ
大好きだったよ。│✈️
落ち着いてから夜の街を出た
ラインはまだ送信できずにいる
ちょうどいいビルを見つけた
階段が長い
屋上には鍵がかかっていたので無理やりこじ開けた
俺の存在は消えていくだけ
なら
それなら
青にだけ
覚えていてくれればそれでいい
大好きだ¦よ│✈️
送信された
もうこれで終わりにしよう
青視点
なかなか帰ってこない
そう思っていると数分前に連絡がとどいていた
桃 大好きだよ
桃、突然何があったのだろう
℡
知らない番号から電話が来た
よくわからないが出てみることにした
М あ、今すぐ_病院に来てください!
青 、?わかりました。なるべく急いで向かいます。
プツッ
そのままタクシーを呼んで病院に向かった
悪夢かと思った
頭が真っ白になった
いや、
真っ白だった頭が記憶を戻したのかもしれない
頭が痛い
眼の前にいるのが桃であることしかわからない
青 桃、?、桃!桃!
М 残念ですが、桃さんはすでに息を引き取っていますよ。
青 時が止まったように空気が重たくてつめたい
俺は記憶と引き換えに大切なものを失った
俺は体と引き換えに大切なものを取り戻した
_これで良かったんだ。
end__
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