この小説は一切ご本人様に関係ありません。リクエスト、もちぃ様からでございます。
⚠魔主役⚠
悪魔と書いて人と読みます。
わんく
c「お―いお前ら―!また新しい依頼が―…」
ガチャッ、そう大きな音を立てて師団室の扉を開ける。するといつもはワイワイと物煩い後輩達の声がしなかった、その代わりにガラン…とした空っぽの狭い師団室が目の前に広がる。
俺はガオナァ・チーノ、この学校の生徒。授業も終わりいつもの様に師団に来た訳やが……、あいにく他の師団メンバーは居らん様やった。
c「え―……誰も居らんのかよ…。この依頼面倒そうやから押し付けようとしたんに……。」
そう俺は呟けば、大きな窓の前にドンッ、と置かれた大きな椅子と机に近付く。依頼内容の詳細等が書かれた一枚の紙を机の上に置く。すると不意に視界の片隅には、紫の色をした見慣れたジャンパーがあった。
c「……ショッピのか、これ…。」
何気なくぎゅ、と彼のジャンパーを鷲掴みし、自分の顔の前まで持ってくる。ジャンパーの首元辺りには、モフモフとした白い綿の様なものが着いていた。見る限り、この上着は冬用と言っても過言ではなかった。
同学年のイロニー・ショッピ、まぁ昔ながらの友悪魔みたいなモン。いつも俺をこき使って、面倒事を押し付けて、ほんで終いには俺を虚仮にして笑うんやで?ほんま性格終わっとる。
c「しょっぴ……の…ジャンパー…。」
一年後期から今の今までず―っと同じのジャンパー。こんな古汚いジャンパーよぉ着れるわぁ、何が良くてずっと着とるんかな。もしかしてアイツ、何かの魔術を掛けて…?こんなジャンパーひとつに?ンな訳…。
俺は眼の前にあるショッピのジャンパーを自分の顔面にくっ付ける。鼻を澄まし、少しショッピのジャンパーの匂いを嗅ぐ。…特に魔術の様な匂いはない…、ていうかいつものショッピの匂い…。
c「……って、何を嗅いでんねんっ!俺は…」
s「ほ―んま、悪魔のモン勝手に取って……何しとるん?」
c「ッうぇ!?ッあ、いや…っこれは…その…っ」
後ろからする声に俺は驚いて肩を跳ねつかせる。勢い良く俺は後ろを振り向けば、珍しく黒い半袖を着たショッピが突っ立て此方を見詰めていた。俺は焦って手に持っていたジャンパーを自分の背に回す。
どんどんと距離を詰めて来るショッピに俺はあたふたと弁明する為の言葉を必死に考える。目は泳ぐわ、変な汗は出るわ、で混乱気味やった。
s「俺の上着嗅いで、何?お前ワイのこと好きなん?笑」
c「ッン”なわけ…!かっ、返す返す!お前のジャンバー返すから!じりじり寄って…っ」
s「はぁ?ワイの匂い好きなんやろ?ほなお前が満足するまで匂い嗅げよ、ワイの目の前で。」
c「はぁ”?!別にお前の匂いなんか…っ」
好き、大好き。お前の事も、お前の匂いも全部好き。なんて、言ったらドン引かれるから今までずッ…と黙ってきた。ずっと、ずっとずっとず―――ッと!!!ずっと黙ってた、お前に一目惚れしたこと、お前にゾッコンなこと全部。
もう今になって思うねん、もう開き直ろかなって。苦しいねん我慢ばっかしで、もう打ち明けたいよ。お前へのホンマの気持ち。
s「…なに、そのモノ言いたげな顔。」
c「…何もないって、…ぁあ…ほら…上着…。」
s「もうええって、」
c「は…?ン”むッ、!?!?」
自分の唇に生暖かい感触がじんわりと広がってゆく、それと同時にショッピの腕が自分の腰に回りホールドされる。目の前にショッピの顔が近距離やった。
口付け、?は?あのショッピが?そんな訳…、夢か?これは…。俺はいきなりの事で抵抗する事すら頭にはなかった。そうこう考えていればそっ…と唇を離れさせ、俺の方を見詰めてくるショッピ。
c「……っな”、何しとんねんお前…ッ!きすなんかしやがって…ッ」
s「好きや、チーノ。」
c「ッは…、?」
何言うてんの?こいつ、そんな真っ直ぐな眼で見られても…。俺、どうしたらええん?お前の為に断ったらええの?それとも何、罰ゲームでもされとんの?状況が訳分からん、は?え、何?何が起こっとるん?これ。
そう思っていれば、ショッピは再び俺に口付けをしようと接近する。だが俺はそれを拒否した、…怖かった。
c「ま…待って…ッ、キ…きすはええから…。好きなのも分かった…っ」
s「…じゃあ、ワイと付き合ってくれるん?」
c「っそれは…、でも……少なからずキスは…ちゃうやん…。」
s「……なら、無理矢理にでもお前をモノにする。」
c「っへ、?ッぁ、や…ッ”!」
ショッピは俺の丸眼鏡を取れば再び口付けをして制服を脱がそうとしてくる。俺はそれを必死に阻止しようと暴れるも、ショッピはどうってことなさそうやった。
俺はショッピにどんどん衣服を脱がされて行く。その光景がよく分からなくて、怖くて、恥ずかしくて、可笑しくて、 訳が分からんかった。
数時間後
c「ッあ”、♡//ォ”おッ♡♡///っや、ぁ”ッ//」ビュルルルルッッ…
s「ふは…笑、またイッたん?」
パチュンッパチュンッパチュンッパチュンッパチュンッ
訳も分からず服脱がされて、半裸にされて、上半身机に固定されとるし。なにこれ、何が起こっとるん?自分の意思とは関係なくちんこから精子出るし、何?これ。
俺のケツにショッピのちんこ入って異物感凄いんに何でこんな精子出るん?え?俺のちんこ壊れてもうた?
c「お”、っ?!♡////ぉぐゥ”ッ////変、なッ?//あ、ァ”ッ♡♡///」ビクビクッ
s「気持ちええやろ?チーノ」
パチュンッパチュンッパチュンッパチュンッパチュンッ
c「ぎもち”ッ、//よくなァ”ッ!?♡///」ビュルルルルッ…
気持ち良くないんに、気持ち良くないんに、何で出てしまうんや。違う、違う、俺が望んでたんはコーユーんじゃない。もっと純粋な、普通な、そーゆー事がしたかっただけなんに。
こんなんやない、違う。俺がショッピに、片想いしとる奴に抱かれる訳がぁ……。俺が…俺が、ショッピとの恋愛をリードしていく筈なんに…俺が抱く予定やったんに……。何で抱かれて…
c「ォ”あ”、ッッッ!?!?♡♡♡♡//////」ビュルルルルッッ…ビュルルッ…
s「なに考え事しとんねん、俺に集中しろや”ッ」
バヂュンッバチュンッバチュンッバチュンッバチュンッ
あかん、もう何も考えられへん。無理や、ショッピもなんか怒っとうし。ていうか、片想いしとる相手にやっと振り向いて貰えたんやぞ?俺今ソイツに抱かれとんのやぞ?
もっと…もっと喜ぶべきちゃうんか?もっと求めな、もっと欲しがらな…もっと…愛されな……気が済まへん…。アカン、俺もう可笑しいわ。ショッピに全部求めてまう、あぁ…可笑しなってもうたんかな、俺。
c「ッあ”、///ぁ”はっ♡//しょっぴッ//も、…//もっとぉ”…♡///」ビクビクッ…
s「ッば…?!今堕ちるんかよ”ッ…、もう出るって…ッ」
バチュンッバチュンッバチュンッバチュンッバチュンッ
出る?出るって何が?ショッピのちんこから精子出るん?ほんなら俺の中出して欲しい、どっかのネットで見てん。女の悪魔の中に精子出したら赤ちゃん出来るって、俺欲しい。
ショッピとの赤ちゃん欲しいよ、でも女って書いてあってんけど…男同士でも出来はるんかなぁ?出来んくても、俺の中でショッピの精子受け止めたいなぁ……。
c「ショッピ、っ///おりぇ”ん中らしてっ♡♡////しょぴとの赤ちゃん”ッ//欲しぃかりゃあ”ッ♡///」ビクビクッ…
s「っ…おねだり上手め…ッ、」
バチュンッバチュンッバチュンッバチュンッバチュンッ
c「えへぇ、♡♡//おねがぁ”ッぃ?///しょッぴとのッ///赤ちゃん欲しぃれすぅ”っっ♡///」ビクビクッ
s「っ…ドスケベ野郎…ッ」
バチュンッバチュンッバチュンッバチュンッバチュンッ
ドスケベでもええ、クズでもええ。気持ち悪くてもええから、俺は自分の欲望に真っ直ぐ反抗せず従う。何やって、俺は自分の為の欲望や野望になら何でもする悪魔やから。
生徒会長も言うとったやろ?俺達は悪魔、自分の野望を忘れるなって。俺は今の欲望に真っ直ぐ従う…そういうヤツやから。
s「ッく…出すぞッ……ッぅ”」
ビュクゥッッ♡♡ゴポッッ♡♡
c「ォ”おっ、ッッッッ!?!?♡♡♡♡////////」チカチカチカチカッッッ…
ショッピは俺の中に沢山の精子を一気に放出すると同時に、俺は目の前が点滅して物凄い快楽と共に意識が飛んでしまった。
これで、ショッピとの赤ちゃんが出来たかもしれへんって事よな。もう恋悪魔というより、夫婦よなぁ…♡嗚呼…最高……。
番外編(?)
やっべ…ついガチになってチーノの中に出してもうた…。まぁ、後処理してチーノ持ち帰ったらどうにかなるやろ。匂いは…まぁ…、消臭剤でなんとかなるやろ。
師団の彼奴等全員アホやし、誰も気付かんやろ。まぁ勘の鋭い奴等は…トントンさんとシャオさんと、あと―…
ギィ…
s「っ!?」
俺は音のした扉の方に身体を向かせる。すると、師団室の扉の間からひょこりと顔を覗かせる輩が一悪魔…いや二悪魔居った。俺は疲れてる目を細めて二悪魔の顔を見詰める。
r「…っす―……、ぁの―……。」
s「ぁ――……ンと……。」
そこには顔を赤くしたロボロさんとシャオさんが居った。俺とチーノとの間を一部始終見とったのか、何やら気まずそうだった。
別に二悪魔の間で起きた訳やないんに、何でそっちが恥ずかしそうにしとるん。やっぱりよぉ分からんわ、一年生共って。
s「…なんすか。」
r「いやその―……」
s「いやっ、俺達は何も見てへん!な!?ロボロ!!」
r「え”ッ?!っあ、おん!!何も見てませんッ!!!」
s「うっさ…、」
シャオさんはロボロさんの肩に腕を回してそう自分達に言い聞かせとった。途中まではこの二悪魔にも後処理を任せても…と思っていたのが消えていた。
すると二悪魔はワイが止める事なく急いで師団室を後にした。
何やったんや…結局…。
終わり。
本当最近何に対しても気力がなかったのとテラー放置しててすいません。
もちぃ様、リクエストありがとうございました。
では、次の投稿でお会いしましょう。
コメント
8件
美味しい栄養素をありがとうございます! 白米様の小説を見ることが生き甲斐です! これからも頑張ってください!
わあとっても最高っすね!! ショッピくんみたいなメンタルおれもほしい…
次待ってます!