テラーノベル
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視点:須藤亜樹 11月16日
とりあえずこれからの目標は決まった。その目標とは、そう、あのクソ野郎を殺す事だ。理由は単純だ。ずっと僕がずっと前から憎んでいたから、そして、それがついに爆発したから。
さて、殺すと決まったからにはどう殺すかだが、そうだな…なるべく足がつかないほうがいいな…
ナイフで殺害?いや、すぐにばれる。出来るだけクソ野郎の血を撒き散らさないように殺したいな、
だとすると、絞殺が一番いいか。となるとホームセンターでロープを買おう。いつ、殺そうか…
そうだ、せっかくなら1ヶ月後のクリスマスに殺そう!血塗られたクリスマスの始まりだよ!!最っ高の舞台だよ! はは、はは!ははははははははは!
視点:愛染優里 11月25日
亜樹がの隠し事を怪しみ始めてから2週間近く経った。結局未だ隠し事が何なのかわからない。
そうだ!これを口実にするようだけど、もういっそここで告白して、、もし、、付き合えたら、教えてもらえないだろうか?そうだ!そうしよう!
そう考えたのが今日の朝。そして今は亜樹と下校している最中だ。幸い周りに人はいない。
やるなら今だ!そう思っていたら先に亜樹が口を開いた。
「あの、さ、優里。僕と付き合ってくれないか?」
いきなりのことで虚をつかれる。
「え?」
「あぁ、嫌ならいいんだ。これは僕の、、決意表明みたいなものだから。嫌なら突っぱねてくれ。」
「そ、そんな事ないよ!というか…私も今日告白、しようと、思ってたし//」
「本当か!?」
「うん。ほんと」
亜樹も驚いているようだった。やっぱり亜樹は何をしてもかっこいいし、可愛いなぁ、そんなことを思いながら、私は返事をした。
「これからよろしくね!亜樹!」
視点:須藤亜樹 11月26日
昨日から晴れて僕と優里は付き合うことになった。本当はここでフラれて関係を切ろうと思ってたんだけどな…。まぁいい。付き合ってしまったのならクソ野郎を殺すまで楽しむこととしよう、優里との恋人生活を。だが前々から好きでいてくれた優里を悲しませるのも気が引けるな。どうしたものか、、そんなことを考えていると既に家の前にいた。クソ野郎はまだ帰ってきていないだろうと思いドアを開けると、そこには忌むべき存在が、殺すべき存在が立っていた。
いきなりのことで体が硬直する。
(あぁ、いざ目の前にすると何もできなくなるのだな、)
そんな事を思いながら呆然と立ち尽くす。
すると、やはりというべきか拳が飛んできた。今回はよほどイライラしているのか、普段は殴ってこない顔を殴ってきた。顔に燃えるような熱さが溢れ出てくる。しかも殴られた衝撃で口が切れたのか、口の中が血の味で染まる。
「…」
もはやここまでキレているとこいつは無言で暴力を浴びせてくる。
続けて顔面を往復ビンタされ、腹も5発ほど蹴られる。あまりの痛さにうずくまり吐瀉物を口から出していたら、追い討ちのように背中を踏んでくる。
(あぁ、くそ、結局何もできねぇじゃねぇか…)
そう頭の中で悪態をつく。だが、頭で悪態をついたってこいつが暴力を止めるわけじゃない。そしてそのまま胸ぐらを掴まれ脇腹、腹、顔、腕の順に何回も殴られる。
(明日、優里とデートする予定だったんだけどな…)
そんな今殴られているとは思えないような考え事をする。
だがまだ、暴力は続く。そしてクソ野郎はどこから取り出したのか、刃渡り6センチほどのナイフを取り出す。そしてそれを僕の右腕に刺す。
「あぁぁあああぁぁあああ!!!」
僕は痛みのあまり咆哮する。
だが、やっと暴力は終わり、クソ野郎は家を出ていく。
僕はたどたどしい足取りで外へ出る。そして持っていたスマホで緊急電話をかける。そして現状を伝え、救急車のサイレンが聞こえたところで、僕は意識を失った。
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