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背徳の園へ ~姉と弟

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背徳の園へ ~姉と弟

11 - 決意

♥

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2025年08月03日

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――その日の夜の事。私は一人でお風呂に入っていた。



ユキちゃんは『一人で入るから……』と、一緒には入らなかった。



正直寂しい。一人で入るお風呂が――温かい筈なのに、こんなにも冷たく感じるのは、其処にユキちゃんが居ないから。



一緒に入る事が恥ずかしいだろう事は、すぐに分かった。



ユキちゃんにも思春期が到来した事は、姉としては喜ばしい限りでも、私としては悲しい限り。



それだけユキちゃんが、私の事を意識していると分かってはいても……。



「う~ん……」



私は湯船に口まで浸かりながら、モヤモヤを振り切るかのようにある決意をする。



――このままじゃ駄目……。ユキちゃんとは少しでも、よそよそしくなってはいけないよね!



何よりユキちゃんには、何時も通りでいて欲しい。



私は“ある決意”を胸に、湯船から立ち上がった。



***



――部屋で二人でくつろいでいた時の事。



ユキちゃんは漫画を読んでいた。でもそれは何処か、私を避けてるみたいな行動にも感じる。



考え過ぎかも知れないけど、やっぱりよそよそしいのだ。積極的に話し掛けてこようとはしない。



私も小説を読みながら、ユキちゃんと微妙な距離に。



決意したばかりなのに――



「ねえユキちゃん? どうして……一緒にお風呂に入ってくれなかったの?」



私は本を閉じながら、思いきって聞いてみた。



「えっ――! え……えっと……」



その質問にユキちゃんは途端にどもる。



「お姉ちゃんの事……嫌いになっちゃった?」



私は自分でも酷い事を言っていると思う。ユキちゃんの気持ちが分かっていながら、試すような物言いを。



「ちっ……違うよぉ!」



ユキちゃんは直ぐ様、心外だと反論する。



「お姉ちゃん大好きだけど……また大きくなって、お姉ちゃんに嫌われたくないんだもん……」



そう呟いてまた目尻には涙を。



うん――分かってる。でもそれを負い目に感じて欲しくない。



私は踞るユキちゃんの下へ近付き、そっと抱き寄せていた。



そして唇を交わす。



「んん……」



舌を絡めながら、私はユキちゃんの下腹部に手を伸ばした。



「――っん!」



途端に身体を震わせるユキちゃん。



やっぱり……大きくなっていた。



唇を離し、ユキちゃんのをズボン越しに擦りながら、自分の胸元へと抱き締めた。



「あぁ……お姉ちゃん……」



「ユキちゃん、これは健康なんだから恥ずかしがらないで……」



「でも……でもぉ……汚いんだもん。お姉ちゃんに嫌な思いをさせたくないんだもん」



それは昨日のユキちゃんの行動で分かっていた。



“ユキちゃんはこれを汚いものだと思っている”



「ユキちゃんに汚い所なんて無いよ?」



だから私がそれを証明してあげないと――



「ユキちゃん……ちょっとこっちに寝て」



「お姉ちゃん……?」



私はユキちゃんをベッドの方に寝かせた。



意味が分からずおどおどしながらも、言う通りに横になるユキちゃん。



それが本当に愛しくて――



「お姉ちゃんがユキちゃんは“綺麗”だって事、証明してあげるから……」



私はそっと、ユキちゃんのバジャマのズボンを下ろしていった。



「お姉ちゃんっ――駄目ぇ!」



ユキちゃんが両手で顔を覆う。



脱がしきった其処には、今にもはち切れそうにそそり立った、ユキちゃんの男性器。



「見ないでぇ……」



先端からは我慢汁まで滲み出ていた。



「大丈夫よユキちゃん……」



“苦しかったね……こんなに我慢して”



私はユキちゃんの男性器を、そっと両手で包む。



果たして上手く出来るだろうか?



勿論、朧気な知識でしか知らないし、経験なんてある訳がない。



私は意を決して、先端の液体を舌で舐めてみる。



「あぅっ――!」



途端にビクンと跳ねる、ユキちゃんの男性器に私も舌を離す。



そして舐め取ったそれを、舌中で味わってみる。



ちょっとしょっぱいけど――だけど、嫌悪感は全然無い。



寧ろこれがユキちゃんのだと思うと、愛しさが込み上げてきた。



「そこは汚いよぉ……お姉ちゃん!」



「全然汚くないよ? 綺麗だよユキちゃん……」



私は再度先端に舌を這わせ――



「うぁっ――あぁぁ……」



そしてゆっくりと、覆い被さっていくように――口内にその全てを含んでいた。




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