テラーノベル
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喫茶店の扉を開くと。
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小さな鈴が鳴った。
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店内は落ち着いた雰囲気だった。
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木の家具。
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暖かな照明。
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遅い時間だからか客も少ない。
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「素敵なお店だね」
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〇〇が辺りを見回す。
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「ああ」
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リヴァイが答える。
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窓際の席へ案内される。
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紅茶を注文し。
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ようやく一息ついた。
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歓迎会ではずっと誰かに囲まれていた。
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こうして向かい合うのは久しぶりだった。
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〇〇はふと笑う。
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「考えてみたら」
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「何だ」
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「外でデートってあんまりしてないね」
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リヴァイが少し考える。
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確かに。
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二人の時間は多い。
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だが。
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ほとんどが本部だった。
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兵士長室。
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〇〇の家。
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訓練場の帰り道。
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仕事終わりの短い時間。
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そう考えると。
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街でこうして過ごす機会は驚くほど少ない。
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「そうだな」
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「数えるくらいかも」
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「かもな」
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〇〇は少し嬉しくなる。
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なんだか普通の恋人みたいだった。
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しばらく話していると。
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店の奥に飾られた棚が目に入る。
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色々なアクセサリーが並んでいた。
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「綺麗」
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思わず立ち上がる。
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近付いて見る。
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ブレスレット。
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ネックレス。
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小さな髪飾り。
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どれも手作りらしい。
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店主が気付いて笑った。
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「全部私が作ったんですよ」
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「えっ」
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〇〇が驚く。
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「すごい……」
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目を輝かせながら見ている。
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まるで子供みたいだった。
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リヴァイは少し離れた場所からその様子を眺める。
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楽しそうだ。
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本当に。
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その中に。
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細い銀色のブレスレットがあった。
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派手ではない。
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小さな青い石が一つだけ付いている。
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「綺麗だなぁ」
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その瞬間。
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リヴァイが店主へ声を掛ける。
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「これを」
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〇〇が振り向いた。
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「え?」
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「彼女へ包んでくれるか」
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「リヴァイ?」
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店主が微笑みながら受け取る。
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数分後。
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小さな箱が渡された。
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リヴァイはそれを〇〇へ差し出す。
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「ほら」
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「え」
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「気に入ったんだろ」
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〇〇が固まる。
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数秒間。
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完全に。
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「え、でも」
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「いい」
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「でも」
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「受け取れ」
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有無を言わせない口調だった。
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けれど。
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その目は優しい。
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〇〇はゆっくり箱を受け取った。
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開ける。
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さっきのブレスレット。
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胸がいっぱいになる。
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「……嬉しい」
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小さな声。
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本当に。
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本当に嬉しかった。
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勲章でも。
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高価な宝石でもない。
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ただ。
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リヴァイが選んでくれた。
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それが嬉しい。
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「ありがとう」
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〇〇が笑う。
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そしてまた笑う。
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さらに笑う。
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全然止まらない。
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「そんなにか」
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リヴァイが呆れたように言う。
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だが。
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その顔も少し笑っていた。
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〇〇の笑顔は昔から好きだった。
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十五歳の頃から。
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そして今も。
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変わらない。
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むしろ。
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自分に向けられるその笑顔は。
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何より嬉しかった。
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「ねぇ」
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「何だ」
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「大事にする」
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「そうしろ」
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「毎日付ける」
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「好きにしろ」
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口では素っ気ない。
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だが。
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耳が少し赤い。
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〇〇は見逃さなかった。
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その後。
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二人は店を出た。
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夜風が心地良い。
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石畳を並んで歩く。
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時折。
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〇〇は左手首を見る。
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ブレスレット。
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街灯に照らされて小さく光る。
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その度に嬉しくなる。
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「ずっと見てるな」
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「だって嬉しいんだもん」
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即答だった。
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リヴァイは少しだけ笑う。
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本当に分かりやすい。
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そして。
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気付けば〇〇の家の前だった。
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「着いたね」
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「ああ」
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いつもなら。
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ここで別れることも多い。
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だが今日は違った。
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〇〇が微笑む。
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「泊まっていく?」
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リヴァイは少しだけ目を細める。
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「帰れと言われても帰らねぇ」
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「ふふっ」
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笑いながら扉を開ける。
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慣れた場所。
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慣れた空気。
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けれど。
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今日は少し特別だった。
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歓迎会。
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二人だけの二次会。
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初めて買ってもらったアクセサリー。
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どれも大切な思い出になる。
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部屋へ入った〇〇は。
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もう一度ブレスレットを見た。
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そして。
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心から幸せそうに笑う。
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その姿を見ながら。
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リヴァイは思った。
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高価な物でも。
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特別な物でもない。
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それなのに。
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こんなに喜んでくれる。
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だから。
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やっぱり。
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この笑顔を守りたい。
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十五歳の頃から変わらず。
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そう思うのだった。
#リヴァイ兵長
みゅう

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コメント
1件
みゅうさん、24話読み終えたよ〜🌸😭💕 いやもうね、喫茶店デートから始まって、リヴァイがブレスレット買ってあげるシーンが最高すぎた…!!「彼女へ包んでくれるか」って有無言わせず買う兵長、かっこよすぎん??あと〇〇ちゃんが何度も笑っちゃうところ、あの「全然止まらない」感じがすごく伝わってきてこっちまで幸せになったよ🥺💖 最後「帰れと言われても帰らねぇ」には思わず「わあ〜〜!!」って叫んじゃった(笑) 耳赤いリヴァイも可愛いし、ずっとこの雰囲気読んでたい…!次の話も楽しみにしてるね⋆♡