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【 消 え て い て も 君 を 想 う よ . 】
「 ｣ 都 野 託 哉 ＿ ﾂ ﾉ ﾀ ｸ ﾔ 🚹
『 』 成 瀬 陽 葵 ＿ ﾅ ﾙ ｾ ﾋ ﾏ ﾘ 🚺
感動専門
猫夏のストコン 🐈⬛🎬
⚠︎︎ 空白厨 ⚠︎︎
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
俺 が 小 学 生 の 時 だ っ た 。
骨 折 し た た め 、 入 院 を し て い た 。
病 室 で は 、 色 ん な 子 供 達 が 居 た 。
そ の 中 、 大 人 し い 少 女 が 居 た 。
｢ ね ぇ ？ 皆 と 遊 ば な い の ？ 」
『 う ん 。 遊 べ な い 。 』
「 な ん で ぇ ？ 」
『 私 は 、 遊 ん じ ゃ 、 ダ メ な の 。 』
「 ？ そ れ っ て 、 不 理 屈 じ ゃ ー ん 」
『 笑 、 確 か に 笑 』
「 じ ゃ あ 、 俺 と 遊 ぼ ー よ 。 」
『 だ か ら 、 ダ メ っ て … (( 』
「 違 う の !! 動 か な い 遊 び !! 」
『 ？？？ 』
「 ふ ふ っ 、 待 っ て て ね 。 」
そ う 言 い 、 遊 び 道 具 を 探 す 。
「 あっ た 〜 !!! 」
『 何 そ れ ？ 』
「 … は ぁ ！？ 」
『 』(( ビ ク ｯ
「 知 ら な い の ！？ 」
『 … う ん 。 』
「 と っ て も 楽 し い ん だ ぞ ！？ 」
と 言 い 、 折 り 紙 を 出 し た 。
「 教 え て や る よ !! 見 と け !!! 」
『 う 、 う ん 。 』
「 ほ ら よ !! 折 り 鶴 !!! 」
『 わ ぁ … !!! 綺 麗 … !! 』
「 へ っ へ ん ！ 」
あ れ か ら 数 週 間 後 …
俺 は 、 退 院 す る こ と に な っ た 。
「 俺 、 退 院 す る こ と に な っ た !! 」
『 よ か っ た ね ！ 』
「 ま ぁ 、 退 院 し て も 、
遊 び に 行 く し !!! 」
『 え ？ い い の ？ 』
「 嗚 呼 !!! 」
『 ふ ふ っ 、 嬉 し い 。 』
『 あ 、 そ う だ 。 待 っ て て 。 』
「 ？ 何 だ ？ 」
『 は い 、 ど う ぞ 。 』
渡 さ れ た の は …
6 本 の ガ ー ベ ラ ＿ 。
「 お お ！？ 綺 麗 だ な !!! 」
『 う ん 。 意 味 も あ る の 。 』
『 調 べ て 見 て ね 。 』
「 お う !!! 」
「 … え 。 ⸝⸝⸝ 」
6 本 の ガ ー ベ ラ は …
【 貴 方 に 夢 中 で す 。 】
そ こ か ら 、 俺 は
あ の 少 女 の こ と が 好 き に な っ た 。
あ れ か ら 3 年 後 ……
今 で も 、 こ の 病 院 で
こ の 病 室 に 居 る 少 女 と 会 う 。
「 陽 葵 〜 ！ 来 た ぞ 〜 !!! 」
『 あ ！ た く ち ゃ ん !!! 』
「 今 日 は 、 陽 葵 の 好 き な 花 !!! 」
『 わ ー い !! 』
「 な ん で そ ん な に 集 め て い る ？ 」
『 大 切 な 人 に あ げ る た め 。 』
「 ふ ー ん 。 友 達 い た ん だ 。 」
『 う ん 。 あ る 意 味 そ う だ ね 。 』
俺 達 は 、 今 、 両 思 い 中 だ 。
な の に 、 付 き 合 わ な い の ？
っ て か ？
そ れ は 、 俺 に 秘 密 だ っ て さ 。
「 も う 帰 る ね 。 ま た ね ！ 」
『 う ん 。 ま た ね 』
『 こ の 時 間 が 1 秒 で も 長 く 』
『 続 き ま す よ う に 。 』
『 大 好 き だ よ 。 』
「 陽 葵 〜 !! 今 日 も 来 た ぞ !!! 」
『 笑 、 よ く 飽 き な い ね 。 』
「 は ぁ ？ だ っ て 、 好 き だ か ら ！ 」
『 そうだね 笑 』
高 校 に な っ て も 、 ず っ と 遊 び に
行 っ た 。
春 の あ る 日 、
何 時 も 通 り 遊 び に 行 く と ＿＿＿ …
「 陽 葵 〜 っ !!! … は ？ 」
『 ご ほ っ げ ほ っ が は っ …… 』
し ん ど そ う に 苦 し む 陽 葵 が
目 の 前 に 居 た 。
「 だ 、 な 、 ナ ー ス コ ー ル … ！ 」
陽 葵 は 、 手 術 室 へ 運 ば れ た 。
ﾋﾟｰ
出 て き た 医 師 は 、 深 刻 な 顔 。
「 っ … ひ っ … 陽 葵 は っ … ｯ ！？ 」
医 師 か ら の 一 言 を
俺 は 、 首 を 絞 ら れ た よ う な
シ ョ ッ ク を 受 け 、 号 泣 し た こ と を
今 で も 覚 え て い る 。
看 護 師 が 、 俺 か ら へ
と 、 陽 葵 の 遺 言 を 渡 さ れ た 。
『 都 野 託 哉
こ の 手 紙 を 見 た と 言 う こ と は 、
私 は こ の 世 に は
も う 居 な い で し ょ う 。
勝 手 に い っ て ご め ん な さ い 。
初 め て 出 会 っ た の は 、
同 じ 病 室 で し た ね 笑
私 は 、 身 体 も ほ と ん ど 動 け ず
寝 た き り だ っ た 。
で も 、 貴 方 と 出 会 っ て か ら
私 の 人 生 は ガ ラ っ と 変 わ っ た の 。
大 袈 裟 す ぎ る だ ろ う け ど …
変 わ っ た の は 事 実 。
た く ち ゃ ん の お 陰 な の 。
あ り が と う 。
貴 方 の お 陰 で 、
動 け な く て も で き る 遊 び を
初 め て 知 っ た 。
出 会 う 前 は 、
外 の 景 色 ば っ か り 見 て て
つ ま ら な か っ た 。
だ か ら 、 と て も 嬉 し か っ た の 。
心 か ら あ り が と う と 想 う よ 。
そ れ と 、 大 好 き で す 愛 し て ま す 。
私 の 分 ま で 生 き て ね 。
君 に 託 し た よ 笑
最 後 に 、 こ の ガ ー ベ ラ が 、
11 本 あ り ま す よ ね 。
そ の 意 味 は 、
実 は … ＿＿＿＿ 。
成 瀬 陽 葵 』
「 う っ …… うぅ … 、」 （ 泣
「 俺 も 、 … だ 、 よ … 」
『 貴 方 は 私 の 最 愛 の 人 で す 。 』
【 ＥＮＤ 】
