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りり
つな大福
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渡会雲雀side
次の日、玄関で風楽を待って
2人で俺の家に帰る。
風楽がこの家に来るのは2ヶ月ぶりで。
なんか少しだけ緊張するけど⋯。
「⋯座って」
お茶を出しながら、
促せばちょこんと座ってくれて。
目の前に座る風楽に
「⋯こっち向いて、風楽」
そういえば、俺の方を見てくれて。
「俺も、風楽に話さなきゃいけないことが
ある」
ドキドキと鳴る心臓がうるさい。
少し深めに深呼吸をして目の前の風楽に話す。
「⋯俺も、色彩消失病だよ」
そう伝える。
「俺は、この世界が白と黒にしか見えない」
なんて言えば風楽は、凄い驚いてて。
「⋯でも最近は、
もうその白でさえ無くなってきてる」
怖いんだよ。
風楽。
黒しか見えない世界になるのが。
「⋯俺さ、風楽のこと
結構前から好きなんだよね。
なのに、この病気のせいで諦めてて」
「⋯ひば⋯」
好き。そういった時風楽が
何かを言おうとしたけど
言わられる前に次の言葉を発して。
「色見えないのにさ、もしね?
付き合えたら風楽が苦しむって思ってたし。
運命の人じゃない限り俺は死ぬからね」
でも。
もう、諦めたくないんだよね。
ねぇ、風楽。
色。
色は、生きてく上で必要な物じゃん?
赤色。
黄色。
青色。
緑色。
それが俺には見えない。
どんな色なのかも分からない。
全ての世界が、白黒で。
この白黒の世界を変えられるのは、
たった1人。
そして、風楽の世界を帰られるのも1人。
それは、俺にも誰かなんて分からない。
運命の人と出会うと色分かるようになる。
それをじてたし、今でも借じてる。
どれだけ女の子を好きになっても、
色は戻ることはなくて。
諦めかけてた時に、出逢ったのが風楽で。
どんどん好きになっていって。
もしかしたら。
もしかしたら、
風楽が運命の人だったりとか考えちゃって。
ねえ、風楽。
助けてよ。
こんな俺を。
だから、言ってよ。
好きだ。って。
「なぁ、風楽。俺は風楽が好き。
もちろん恋愛的な意味で。⋯風楽は?」
「⋯おれ⋯は」
一言発したかと思えば下を向くから
何事かと思えば
「⋯俺⋯も⋯好き。
ひばのことが⋯大好き⋯」
なんて涙を流しながら言ってきて。
「⋯風楽、言って?」
「⋯ふっ⋯かさん、大好きです。
好きです。運命の人じゃなくたって
好き⋯だから死ぬまで⋯
俺と一緒にいてくれませんか」
そう、風楽は顔を染めてして
涙を流しながら言ってくれる。
⋯染めて⋯
「「…⋯え」」
俺が違和感を感じたのと同時に、
風楽も声を出していて。
家を見渡せば
テレビも、机も、冷蔵庫も、
全部、全部の色がハッキリと見えて。
「⋯色が⋯分かる⋯」
なんて震える声で言えば
「俺も⋯見えます、ひば⋯!」
なんて風楽は、一気に元気を取り戻していて。
「⋯ひば。もう1回、
ちゃんと言わせてください」
そう俺の目の前に立って。
「好きです、ひば。
俺と⋯付き合ってください」
なんて言ってくれる。
俺の望んでいた世界が、
今俺の目の前にはあって。
絶対無理だと思ってた、
運命の人が今、目の前にいて。
黒と白にしか見えない、俺と。
紫系の色が黒に見える、キミ。
絶対に変わることのないと思ってた。
コメント
4件
最終回までお疲れ様でした!終わり方が毎度素敵で楽しみにしてます‼︎次回作も頑張ってください😆
わ〜!!とーっても本当に素敵な作品でした!!*ˊᗜˋ*同時に色が見えるようになるのあまりにもエモすぎて好きです😚🫶🏻ありがとうございましたー!!🎶