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『BLACK cat school』〜スクールライフは恋と波乱!?〜
14時間目 恥じらいを捨てて
『続いての競技は個人種目、パン食い競走です。出場する選手は準備をお願いします。』
『あ、次私だ。』
『行ってらっしゃいっす。かわいい姿楽しみにしてるっすよ。』
『パン食い競走に可愛いも何もないでしょ…。』
私はハチマキを巻き直し、ミサキ達と一緒にパン食い競走へ向かった。
『お昼の前にパン食い競走とか最高〜お腹空いてたからちょうど良かった。』
(え、そこ?)
『パン食い競走を始めます。選手の皆さん、準備をお願いします。』
『え、私またアンカーなの?』
『だってこの中で一番足速いの華だから。』
『えぇ……。』
(なんか既視感を感じる。嫌な予感が……っ。)
『パン食い競走は手を使ってはいけません。
口でパンをくわえ、次の選手に着くまでに食べきってください。アンカーの人はゴールに着くまでに食べきってください。では、よーい、どんっ!』
パンッ!
『ミサキー!頑張れー!』
『はぁ、はぁ……!チョココロネだー!私の大好物!』
もぐっ!
『もぐもぐ( “´༥`” )』
(幸せなそうな顔してるな……。)
ミサキはチョココロネ、サツキはあんぱん、
アイラはクリームパンを食べた。
『よし、私の番だ。』
アイラは私にタッチする。
『ところで、華さんのパン食い競走のパンって……』
『ああ、見てればわかるよ。ユーハンちゃん。』
『はぁ、はぁ……!あ、あれがわたしの……えっ!?』
つる下げられたのは大きいクロワッサン。
『いやなんの嫌がらせ!?ゴールまでに食べ切れるわけないじゃん!』
『バターたっぷりのクロワッサンだ。ろのが用意した出来たてだ。』
『あれを食べながら走る華さんか……。絶対かわいいですね。』
※ユーハンは正常な思考が停止しています。
『可愛い華さんを見られるなんてラッキー!』
※テディも同様です。
『く……っ。またみんなの誰かの仕業か…っ。このままやられっぱなしなんて…っ。』
私はもぐもぐとクロワッサンを食べながらゴールへ向かった。
『前半終了です。これより1時間のお昼休憩とします。生徒の皆さん、先生の方しっかりと休憩をしてください。』
『ふぅ……疲れた…。華、一緒にお昼…』
『あ。ごめんね。私ちょっとみんなにお話しなきゃいけないんだ。』
『お話って?』
『……大事なお話だよ。( ^∀^)ニコォ…』
この後みんなを呼び出した。
『仮装リレーに懲りずまたやったね?』
『あ、いや、パン食い競走はロノ君です。』
『あ、ちょ、ベリアンさん!』
『へぇ、ロノが?』
『パ、パンを大きくしたのは俺です。でも、せっかくなら美味しいパンを食べて欲しくて…それに、お昼前なのでお腹すいてたかなって……』
『…た、たしかに美味しかったよ。バターが濃厚で…』
(そんな顔されたら何も言えない…。)
『もうこれ以上ないよね?』
『あぁ。華さんにはこれ以上何も仕掛けていない。』
(『華』にはだけどな。この後控える競技には細工してあるけど。)
『まぁまぁ。せっかくのお昼なんだし。ロノが作ってくれたお弁当食べようぜ〜。』
私達は調理室で準備されていた。
お弁当を食べる。
『これを全部ロノが……?』
『はい!サンドウィッチにおにぎり…唐揚げにとんかつ、美味しいもの沢山作りましたよ!デザートにはフルーツもありますから。』
『美味しそう…!ありがとう。ロノ。』
『はい!華さんが喜ぶならこれくらいいくらでも作りますよ!』
『ふふ、ありがとう。そしたら食べよっか。』
『いただきまーす!』
私達は調理室で一緒にお弁当を食べる。
(体育祭もあと少しで終わりか……。
それが終われば私は――。)
数分後――
『ご馳走様でした。』
『…華さん。』
『ベリアン?どうしたの?』
『体育祭の最後の借り物競走。これだけ最後に仕掛けをしています。』
『え、ベリアンさん!?』
『言ってしまっていいのか……?』
『仕掛けてるって…?』
『お題はご想像の通りです。我々は必ず貴方を選びます。』
ドクンッ!
胸が高鳴った。
『なので…そこで1人決めてください。』
『!!』
『私が…みんなの中から1人……。』
(…そっか。決めなきゃ、いけないんだよね…。でも、でも…っ。)
私はきゅっと胸を締め付けた。
『…みんな…気持ちが変わることは、ないの?』
『…。』
みんなは少し間を空けて頷いた。
『……そう。分かった。ちゃんと、決める。』
キーンコーンカーンコーン……
『後半の体育祭まで残り10分です。生徒の皆さん、校庭に集まってください。』
『始まるな。後半戦。』
『華さん。俺達は最後まで……闘います。』
『うん…分かった。』
それぞれ覚悟を決め……後半戦へ向かう。
次回
15時間目 全力で挑む